2022年販売部門①【ハルミフラッグやパークタワー勝どきにも負けず…】

本日からは2022年の各賞を順に発表して参ります。

ブログは2011年から始めたので既に11年以上も経っているのですが、その年の各部門の受賞物件を決めるこの企画は2013年から始めたもので、今年がついに10回目になります。

近年はとても多くの方にご覧いただくようになりそれ相応の責任やプレッシャーを感じたりもしますが、私が初心を忘れず1つ1つのマンションを楽しむことが選出にあたり最も大切なことだと思っています。これまで同様に私の独断と偏見にはなるものの、可能な限り「客観的視点」を心掛けておりますので今年も年末の余興の1つとして楽しんでいただければと思う次第です。
※当ブログの「カテゴリ」には「各賞発表」というものを設けており、そちらにはこれまでの記事が集まっています。特色豊かなマンションを多数掲載していますのでマンション好き・間取り好きの方はそこから過去を振り返っていただくと面白い発見に出会えるかもしれません。

なお、各賞は昨年同様に、
・販売部門(本日12月24日)
・管理費部門(12月25日)
・デザイン部門(12月26日)
・間取り部門(12月28日)
・差別化部門(12月27日)
・立地部門(12月29日)
・モモレジ部門(特別賞)(12月30日)
・デベロッパー部門(12月31日)
の8つになります。
※毎年同じことを言っており恐縮ですが、”客観的視点”とは言いつつもいずれも私モモレジの独断と偏見によるものです。対象は首都圏のマンションで、モモレジが深く知らないマンションはそもそも土俵にも上がれませんが、それでもお付き合いいただけたら幸いです。

さて、本日は先陣を切る販売部門です。

販売に関して言うと昨日のマンション番付の際に述べたように2022年の新築マンション市場は低調に感じることが多かったですね。
昨年途中からの価格上昇(コロナ禍突入による価格下落から反転高騰)の影響がさらに広がり、「新価格」的な物件が出てくる中で契約率が伸び悩む月が多かったのです。

昨年以前から分譲しているため受賞物件には含まれていないハルミフラッグパークタワー勝どきが高倍率でみるみる売れていく反面、それ以外の物件はそれらの煽りをくっているものも少なくなく、それらの高い契約率がなかったら契約率はどのぐらいになるだろう??という状況でもあります。

ただ、初月契約率は低めでも在庫自体は増えるどころか1年前に比べ依然として少ない状態ですので、現状においては”必要に迫られる消費者は高い高いとは感じつつも結局下がらないのでその中でも条件にあてはまるものを買わざるを得ない”というような状況が続いた1年なのかなと。

2022年の販売部門受賞物件はそういったハルミフラッグやパークタワー勝どきという存在がありながらも人気を集めた物件たちで、価格がそれなりでも売れているということですので、それだけでやはり評価に値すると言えるでしょうね。

【金賞】
ザ・ヨコハマフロントタワー
幕張ベイパークミッドスクエアタワー
大宮スカイ&スクエアザ・タワー
プラウド元住吉ガーデンズ

【銀賞】(順不同)
ヴェレーナグラン門前仲町
ブリリアシティ石神井公園アトラス
リビオタワー羽沢横浜国大
プラウドシティ武蔵浦和ステーションアリーナ
エクセレントザ・タワー
ザ・パークハウス横浜川和町ガーデン
プラウドタワー目黒マーク

【銅賞】(順不同)
ザ・パークハウス広尾
ザ・パークハウス自由が丘フロント
ザ・パークハウスアーバンス早稲田
プラウド山王二丁目
プラウド大泉学園サウスフロント
ルジェンテ上野黒門町
ヴェレーナ鎌倉深沢
プレディア横濱山手パークヴィラ
ル・サンク小田原栄町
ザ・パークハウス大宮吉敷町翠邸
エクセレントシティ北綾瀬ステーションサイド
アールブラン武蔵新城
ピアース大井仙台坂
ザ・パークハウス十条
ガレリアドゥエル神田岩本町
MJR深川住吉
猿江恩賜公園レジデンス
ドレッセタワー南町田グランベリーパーク
プラウド御茶ノ水
アトラスタワー五反田

【金賞】は4物件。
まず、ザ・ヨコハマフロントタワーは、1~4期で361戸を供給しています。販売対象外住戸を除くと424戸ですので、既に85%ほどが売れていることになります。1月のフライング(お得意様向け)販売で高層階を全て売り切るという富裕層の心をくすぐる販売手法により人気が人気を呼ぶ構図が出来上がったとはいえ、凄い人気ですね。

それ以外の3物件はザ・ヨコハマフロントタワーほどは世間を騒がせてはないものの、幕張ベイパークミッドスクエアタワーは第1期1次で154戸、大宮スカイ&スクエアザ・タワーは第1期1次で159戸(1~2期で265戸成約)、プラウド元住吉ガーデンズはそれらタワマンのようなスケールには及ばない117戸ながら1期で100戸を供給するなど、目立つ数字(インパクト)を残しており、今の市況や相場を鑑みれば立派だと思います。

お次は【銀賞】7物件です。

ヴェレーナグラン門前仲町を除いた6物件はいずれも第1期(初回)で100戸前後を供給しており(中でもブリリアシティ石神井公園アトラスは155戸と金賞物件と同等の数字ですが、あまりに大きな物件スケールを考慮し銀賞としています)、年間を通しても多く戸数を供給した物件になります。

そのブリリアシティは345戸を供給し319戸が成約、エクセレントザ・タワーは250戸成約、リビオタワーは209戸供給など総供給戸数という点でも目立つものとなっていますね。

プラウドタワー目黒マークは第1期(初回)88戸ということでそこまで目立つ数字ではないのですが(末広がり!)、専有面積の大きな超高額住戸が多い中での数字ですのでこれはこれで出色なのです。

また、ヴェレーナグラン門前仲町は流石に即日などではありませんでしたが全75戸を一括で供給したのは驚きでした。門前仲町駅徒歩3分の大横川のリバーサイドという特長ある立地ではありましたが、定借物件のわりに価格もそれなりでしたからね。
ただ、価格がそれなりでも人気を博したのは企画あってのものですし、人気があったという事実だけで評価に値する物件でしょう。

【銅賞】は次の記事でどうぞ。

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