2022年差別化部門②【こちらもバラエティに富んだ全17物件】
2022年差別化部門の続きになります。
⇒2022年差別化部門①
【銀賞】(順不同)
パークホームズ文京本駒込
ライオンズ南千住グランプレイス
バウス上中里
プラウド御茶ノ水
ヴェレーナグラン門前仲町
ブリリアシティ石神井公園アトラス
グランドメゾン溝の口の杜
ドレッセタワー武蔵小杉
【銀賞】は8物件ということで【銀賞】としてはかなり多くなってしまったのですが、多くなるだけのことはあってどれも複数の差別化要素が組み合わさった個性的な物件と言えるでしょう。数が多いので簡潔にはなりますが、全てコメントしていきます。
パークホームズ文京本駒込の最大の特長は、共用空間「硝子窓文庫(書架のあるラウンジ)」なのですが、その2層に渡る空間が外観デザインにも良い影響を与えていましたし、小ぶりながらも各階ゴミ置場を採用しているあたりもスペシャルでしたね。
ライオンズ南千住グランプレイスのポイントも2層吹抜のエントランスホールで、そのパークホームズ同様の書架やヘリンボーン貼の床材などによるデザイン性の高さも大きな差別化要素として機能していました。
上層階にはラウンジと屋上テラス、また、駅は近くはないもののジョイフル三ノ輪商店街のアーケードを経由出来るあたりも差別化ポイントになるでしょう。
バウス上中里は、上中里駅とはいえ駅徒歩2分の高台住居系地域なりの環境、低容積が生み出す豊かなランドプラン、さらに、完全アウトフレームの間取り面、そしてプラウド御茶ノ水は、起伏を逆手にとった絶妙なエントランス設計に加え、三次元的に豊かなプランニング、さらに、床快フル採用という点も大きなポイントでしたね。
ヴェレーナグラン門前仲町は、門前仲町駅では貴重な駅徒歩3分で、大横川沿いのリバーサイドという立地面に加え、ヴェレーナグランならではの存在感の高いデザインが大きな差別化要素になっていたと思います。最上階を除くと淡泊なプランも窺えはしますが、メゾネットの最上階に加え、角住戸にはヴェレーナシリーズらしいワイドなダイレクトサッシを採用するなどやはり差別化要素に事欠かない物件だったと思います。
残る3物件はいずれもスケール感のあるものです。
ブリリアシティ石神井公園アトラスに関しては、その敷地面積38,000㎡弱の総戸数844戸というスケールこそが最大の差別化要素ではあるのですが、大規模ゆえの充実した共用施設に加え、石神井川沿いの立地を生かした桜のプロムナードなどによる植栽計画(庭園邸宅をコンセプト)も大きな魅力になるでしょう。
グランドメゾン溝の口の杜は、ブリリアシティのような類まれなスケールには遠く及ばない敷地面積4,800㎡弱の総戸数123戸ながらグランドメゾンらしい”ガーデン設計”に目を奪われました。敷地中央に設けられた緑の深い四季彩の杜が最大の特長になるのですが、敷地東側のエントランス周りなど歩道沿いにも植栽を惜しみなく配置(特に東側は歩道もゆったりとしていて素晴らしい景観になっている)、さらに敷地南東部には提供公園を設けるなど、緑に力を入れるグランドメゾンでないと実現出来ないであろう特長を有した物件と言えます。
他デベロッパーだったら99%外廊下になっていたであろう配棟計画ながら内廊下を採用しているのも驚きですし、ゼッチ認定やNECの顔認証システムの採用なども差別化を高める一因になっています。
ドレッセタワー武蔵小杉は、タワマンとしては小ぶりな23階建総戸数160戸なのですが、駅徒歩3分ながら南西最前席になるポジションは大きな差別化ポイントですし、その小ぶりなスケールでも免震構造を採用、また、共用施設面での充実具合もスケール以上でしたね。中でもコミュニティスクエア「KADO-NIWA」は開放的な広場スペースで、当物件の顔となってくれることでしょう。
【銅賞】(順不同)
レ・ジェイドクロス千代田神保町
ベルフール志木本町
プレミスト新小岩ルネ
イニシア南浦和根岸
レーベン府中若松町DUASS
ガレリアドゥエル神田岩本町
ザ・パークハウス横浜川和町ガーデン
ザ・パークハウス川越タワー
ライオンズ中浦和フォレストフォート
【銅賞】は9物件と多いのでさらに簡潔に…(申し訳ない…)。
レ・ジェイドクロス千代田神保町は「千代田区景観まちづくり重要物件」に登録されている東方学会本館との一体開発(本館は耐震補強により存続)という稀なケースで、こちらの物件の完成後は「本館とこちらの物件がエントランスを共有する」、それだけでなんかもう特別な物件でしょう。
また、個人的にそれよりもインパクトがあったのが「いえ時間」の追求、「まどろみスタイル」を提案したプランニングで、ニーズの程度はさておき差別化という点ではかなり興味深い物件だったと思います。
1つ目から長くなってしまった…。
ベルフール志木本町は、やっぱり全戸に設けられたサンスイートルームとそれが生み出す外観デザインのガラスウォールが最大のポイントでしょう。何気に立地も珍しいのですが…。
プレミスト新小岩ルネとイニシア南浦和根岸はかなり駅距離のある物件だからこその頑張り(差別化)という印象にはなるのですが、とりわけ目立つスケールや階建でないにもかかわらず最上階に共用施設を設けているあたりが良かったですね。
レーベン府中若松町DUASSは府中市の駅距離のある立地では考えにくい重厚な外観デザインがちょっと衝撃的だった物件で、ゆとりあるエントランスアプローチや低層住宅街を望む良好な南面条件なども特徴になるでしょう。
ガレリアドゥエル神田岩本町は、小ぶりながらもデザインなどに力を入れるプロパストによる物件でその高いデザイン性に加え、2.3mのハイサッシ採用も効いていました。外観に加え共用空間のデザインもいちいち凝っていると感じますし、供給戸数は少なくともしっかりと爪痕を残すあたりは流石プロパストといったところでしょう。
残る3物件、ザ・パークハウス横浜川和町ガーデン、ザ・パークハウス川越タワー、ライオンズ中浦和フォレストフォートは「スケール+α」が受賞理由になります。
ザ・パークハウスは言わずとしれた川和町駅前約73,000㎡の土地区画整理事業の先陣を切る物件で、それだけでも十分な差別化なのですが、物件自体は総戸数183戸というほどほどのスケールながら優雅なオーバルの車寄せと2層吹抜のエントランスがそれに華を添えていましたね。
ザ・パークハウス川越タワーは、エリア最高層、川越駅のランドマークであるのはもちろんのこと、サブエントランス経由でのアプローチが大きなポイントになっていました。エレベーターの乗り換えが必要なのは手間ではあるのですが、4階部分の「ザ・コリドー」という内廊下状のアプローチは川越唐桟の柄をコラージュした窓面や間接照明により彩られた愉悦に浸れるものになっていました。
最後のライオンズ中浦和フォレストフォートは、そのスケールと都市計画道路予定地(収用の可能性があります)を生かしたエントランス内外の設計とデザインが素晴らしかったです。
豊かなエントランスアプローチにはウッドデッキを思わせる木目調のタイル、エントランスゲートには石積みのようなウォール(飾り壁)、そしてエントランスホールの先にの中庭空間の床面もエントランスアプローチと同じ木目調の仕上げとしエントランス内外の連続性(エントランスホールからはガラスを介して中庭の借景が望める)がスペシャルに感じた物件でした。
⇒2022年差別化部門①
【銀賞】(順不同)
パークホームズ文京本駒込
ライオンズ南千住グランプレイス
バウス上中里
プラウド御茶ノ水
ヴェレーナグラン門前仲町
ブリリアシティ石神井公園アトラス
グランドメゾン溝の口の杜
ドレッセタワー武蔵小杉
【銀賞】は8物件ということで【銀賞】としてはかなり多くなってしまったのですが、多くなるだけのことはあってどれも複数の差別化要素が組み合わさった個性的な物件と言えるでしょう。数が多いので簡潔にはなりますが、全てコメントしていきます。
パークホームズ文京本駒込の最大の特長は、共用空間「硝子窓文庫(書架のあるラウンジ)」なのですが、その2層に渡る空間が外観デザインにも良い影響を与えていましたし、小ぶりながらも各階ゴミ置場を採用しているあたりもスペシャルでしたね。
ライオンズ南千住グランプレイスのポイントも2層吹抜のエントランスホールで、そのパークホームズ同様の書架やヘリンボーン貼の床材などによるデザイン性の高さも大きな差別化要素として機能していました。
上層階にはラウンジと屋上テラス、また、駅は近くはないもののジョイフル三ノ輪商店街のアーケードを経由出来るあたりも差別化ポイントになるでしょう。
バウス上中里は、上中里駅とはいえ駅徒歩2分の高台住居系地域なりの環境、低容積が生み出す豊かなランドプラン、さらに、完全アウトフレームの間取り面、そしてプラウド御茶ノ水は、起伏を逆手にとった絶妙なエントランス設計に加え、三次元的に豊かなプランニング、さらに、床快フル採用という点も大きなポイントでしたね。
ヴェレーナグラン門前仲町は、門前仲町駅では貴重な駅徒歩3分で、大横川沿いのリバーサイドという立地面に加え、ヴェレーナグランならではの存在感の高いデザインが大きな差別化要素になっていたと思います。最上階を除くと淡泊なプランも窺えはしますが、メゾネットの最上階に加え、角住戸にはヴェレーナシリーズらしいワイドなダイレクトサッシを採用するなどやはり差別化要素に事欠かない物件だったと思います。
残る3物件はいずれもスケール感のあるものです。
ブリリアシティ石神井公園アトラスに関しては、その敷地面積38,000㎡弱の総戸数844戸というスケールこそが最大の差別化要素ではあるのですが、大規模ゆえの充実した共用施設に加え、石神井川沿いの立地を生かした桜のプロムナードなどによる植栽計画(庭園邸宅をコンセプト)も大きな魅力になるでしょう。
グランドメゾン溝の口の杜は、ブリリアシティのような類まれなスケールには遠く及ばない敷地面積4,800㎡弱の総戸数123戸ながらグランドメゾンらしい”ガーデン設計”に目を奪われました。敷地中央に設けられた緑の深い四季彩の杜が最大の特長になるのですが、敷地東側のエントランス周りなど歩道沿いにも植栽を惜しみなく配置(特に東側は歩道もゆったりとしていて素晴らしい景観になっている)、さらに敷地南東部には提供公園を設けるなど、緑に力を入れるグランドメゾンでないと実現出来ないであろう特長を有した物件と言えます。
他デベロッパーだったら99%外廊下になっていたであろう配棟計画ながら内廊下を採用しているのも驚きですし、ゼッチ認定やNECの顔認証システムの採用なども差別化を高める一因になっています。
ドレッセタワー武蔵小杉は、タワマンとしては小ぶりな23階建総戸数160戸なのですが、駅徒歩3分ながら南西最前席になるポジションは大きな差別化ポイントですし、その小ぶりなスケールでも免震構造を採用、また、共用施設面での充実具合もスケール以上でしたね。中でもコミュニティスクエア「KADO-NIWA」は開放的な広場スペースで、当物件の顔となってくれることでしょう。
【銅賞】(順不同)
レ・ジェイドクロス千代田神保町
ベルフール志木本町
プレミスト新小岩ルネ
イニシア南浦和根岸
レーベン府中若松町DUASS
ガレリアドゥエル神田岩本町
ザ・パークハウス横浜川和町ガーデン
ザ・パークハウス川越タワー
ライオンズ中浦和フォレストフォート
【銅賞】は9物件と多いのでさらに簡潔に…(申し訳ない…)。
レ・ジェイドクロス千代田神保町は「千代田区景観まちづくり重要物件」に登録されている東方学会本館との一体開発(本館は耐震補強により存続)という稀なケースで、こちらの物件の完成後は「本館とこちらの物件がエントランスを共有する」、それだけでなんかもう特別な物件でしょう。
また、個人的にそれよりもインパクトがあったのが「いえ時間」の追求、「まどろみスタイル」を提案したプランニングで、ニーズの程度はさておき差別化という点ではかなり興味深い物件だったと思います。
1つ目から長くなってしまった…。
ベルフール志木本町は、やっぱり全戸に設けられたサンスイートルームとそれが生み出す外観デザインのガラスウォールが最大のポイントでしょう。何気に立地も珍しいのですが…。
プレミスト新小岩ルネとイニシア南浦和根岸はかなり駅距離のある物件だからこその頑張り(差別化)という印象にはなるのですが、とりわけ目立つスケールや階建でないにもかかわらず最上階に共用施設を設けているあたりが良かったですね。
レーベン府中若松町DUASSは府中市の駅距離のある立地では考えにくい重厚な外観デザインがちょっと衝撃的だった物件で、ゆとりあるエントランスアプローチや低層住宅街を望む良好な南面条件なども特徴になるでしょう。
ガレリアドゥエル神田岩本町は、小ぶりながらもデザインなどに力を入れるプロパストによる物件でその高いデザイン性に加え、2.3mのハイサッシ採用も効いていました。外観に加え共用空間のデザインもいちいち凝っていると感じますし、供給戸数は少なくともしっかりと爪痕を残すあたりは流石プロパストといったところでしょう。
残る3物件、ザ・パークハウス横浜川和町ガーデン、ザ・パークハウス川越タワー、ライオンズ中浦和フォレストフォートは「スケール+α」が受賞理由になります。
ザ・パークハウスは言わずとしれた川和町駅前約73,000㎡の土地区画整理事業の先陣を切る物件で、それだけでも十分な差別化なのですが、物件自体は総戸数183戸というほどほどのスケールながら優雅なオーバルの車寄せと2層吹抜のエントランスがそれに華を添えていましたね。
ザ・パークハウス川越タワーは、エリア最高層、川越駅のランドマークであるのはもちろんのこと、サブエントランス経由でのアプローチが大きなポイントになっていました。エレベーターの乗り換えが必要なのは手間ではあるのですが、4階部分の「ザ・コリドー」という内廊下状のアプローチは川越唐桟の柄をコラージュした窓面や間接照明により彩られた愉悦に浸れるものになっていました。
最後のライオンズ中浦和フォレストフォートは、そのスケールと都市計画道路予定地(収用の可能性があります)を生かしたエントランス内外の設計とデザインが素晴らしかったです。
豊かなエントランスアプローチにはウッドデッキを思わせる木目調のタイル、エントランスゲートには石積みのようなウォール(飾り壁)、そしてエントランスホールの先にの中庭空間の床面もエントランスアプローチと同じ木目調の仕上げとしエントランス内外の連続性(エントランスホールからはガラスを介して中庭の借景が望める)がスペシャルに感じた物件でした。
関連記事
- 2022年間取り部門②【銀賞は個性豊か、銅賞はアウトフレーム】
- 2022年間取り部門①【金賞はどれも驚いた物件】
- 2022年差別化部門②【こちらもバラエティに富んだ全17物件】
- 2022年差別化部門①【大きなものから小さなものまで】
- 2022年デザイン部門②【こちらも各種魅力的なものを揃えております】