2022年デベロッパーオブザイヤー【"BIG5"になる日もそう遠くない?】

本日の大晦日は、恒例の【デベロッパーオブザイヤー(デベロッパー部門)】からになります。

例年同様、大手デベロッパーと中小デベロッパーから1社ずつ印象に残った会社を挙げさせていただき、その中の1社をデベロッパーオブザイヤーとさせていただいております。

【大手(基本的にはメジャー7から)】
三菱地所レジデンス

【大手以外】
日鉄興和不動産

【デベロッパーオブザイヤー】
三菱地所レジデンス

今年の大手部門は、三菱地所レジデンスです。
昨年までの直近7年間のうち三井不動産が5回(他は野村不動産と三菱地所レジデンスが1回ずつ)受賞しているこの部門ですが、2022年マンション番付からもなんとなくお分かりのように今年は三井が大人しい感じであったこともあり、私の中では三菱と野村の一騎打ちの様相になりました。

そんな中で三菱地所レジデンスは、ザ・パークハウスグラン三番町26という超高額物件(デザイン面など見どころ盛りだくさん)を筆頭に、ザ・パークハウス戸越公園タワーザ・パークハウス川越タワーなどのタワー勢、そしてザ・パークハウス自由が丘フロントザ・パークハウス御苑内藤町などの希少性の高い立地の供給も目立ちましたし、他にもザ・パークハウス大宮吉敷町翠邸ザ・パークハウス代々木大山、ザ・パークハウス横浜川和町ガーデンなど粒ぞろいだったということで本年は三菱地所の受賞に相成りました。

そして、大手以外のデベロッパーとして挙げさせていただくのは、日鉄興和不動産になります。
日鉄興和不動産は同部門受賞の2020年はもちろんのこと昨年も目立っていたのですが、今年はリビオタワー羽沢横浜国大(三菱地所レジデンスとのJV)、大宮スカイ&スクエアザ・タワー(三井、丸紅とのJV)といった2件のタワマン供給(いずれも主幹事が日鉄興和不動産)に加え、グランリビオ浜田山グランリビオ表参道グランリビオ市谷砂土原などのグランリビオ勢、さらに、ザ・タワー十条(東急不動産とのJVで東急が主幹事)にも携わるなどさらに目立った1年になりました。

これらの物件の多くは年初の2022年ちょっと気になるマンションなどでも述べたように思いますし、今年の日鉄興和不動産のさらなる躍進は随分前から予想されていたことではあるのですが、リビオタワー羽沢横浜国大及び大宮スカイ&スクエアザ・タワーは大手デベロッパー顔負けの”行き届いたパフォーマンス”だったと思いますし(これらに関しては後ほどまたお目にかかりますのでここでは割愛)、正直なところデベロッパーオブザイヤーすらも日鉄興和不動産にしようかと思ったぐらいです。

番付などで上位に入った物件の”インパクト”という点ではむしろ日鉄興和不動産が上回っているぐらいに感じたのですが、三菱地所の大手(BIG4)ゆえの供給物件数や粒そろい感というところでわずかに及ばなかったという感覚になりますかね。本当に最後の最後まで悩みました…。日鉄の中の方、リビオファンの方、申し訳ありません(汗)。

ただ、昨年以前からの日鉄の傾向でもあるのですが、単にそういったタワマンなどのスケール感のある駅前再開発案件に携わるだけでなく、デザイン面などへの拘りを感じるものが年々多くなっている印象で(特にグランリビオ浜田山はため息ものでした)、もはやBIG5と言ってもいいぐらいの安定した存在感を放てるデベロッパーになってきているとすら思いますね。

この後は2022年マンション番付の上位陣の発表に移っていきます。

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