クリオ葛西シーズンテラス【印象的な外観×屋外エントランスホール】3階82㎡7,294万円(坪単価296万円)
続けて、クリオ葛西シーズンテラス。
設計は巽秀喜建築設計事務所、施工はノバックです。
70~80㎡台中心、最大120㎡超まである総戸数69戸というそこそこのスケールを有した物件になります。敷地面積も2,600㎡超ありますし、前回の記事で述べたように南に左近川(親水緑道)、東に東葛西スポーツ公園が隣接する開放感の高さもそれを強調しますね。
東西に長い敷地形状を生かした左近川親水緑道向き(南向き)を中心にしたプランニングに出来ているのが大きなポイントになるのは言うまでもないのですが、それに加え、南向き住戸を緩やかな雁行設計にすることで"デザイン面との相乗効果"を図っているのが絶妙に感じる物件でもあります。
緩やかにカーブする敷地形状に沿って南面を5段階に雁行させており、その1つ1つの部分の外周を縁取ったデザイン(最上階バルコニー軒裏は木目調)を採用したことで一目で違いが分かるデザインになっていますね。
バルコニー手摺が明るめの縦格子手摺になっているあたりはやや微妙な印象ではあるものの、シックなトーンの縁取りとのギャップが”余計に際立つ”というのもあるのかもしれません(実物を見てみないと判断が難しいところかもしれません)。
敷地西側、通り沿いのエントランスは風合いある重厚な石素材をふんだんに用い、植栽も充実したクランクイン設計(プライバシーに配慮)になっているのも素晴らしい点ですね。
風除室を抜けたエントランスホールは屋根はあれど屋外スペースになりますのでいわゆるエントランスホール(?)とは何か違う気がするのですが、空間的には十分過ぎるほどの大きさがあり、大きな水盤と植栽が広がる景色はちょっとした美術館のような趣すらあるでしょう。
ランドスケープデザイナーには実績豊富ないろ葉デザインを起用しており、パッシブデザインを強調したランドプランになるようですね。もちろん外廊下になりますし、左近川親水緑道沿いの環境を生かし風抜けを意識した設計になっているのは理に適っているとは思いますね。
前回の記事で述べたように予想外のお値段設定の物件でしたし、「吹抜×内廊下」設計を採用して欲しかったという思いもなくはありませんが…。
前回のクリオ葛西シーズンテラス。
公式ホームページ

お部屋は80㎡超の3LDK、南向き中住戸です。多くを占める南向き住戸(物件内には西向きや東向きも多少あります)の中で東寄りに位置したタイプで、左近川親水緑道の向かいには3階建の戸建が連なっています。
この階では視界が抜ける感じではありませんが、日照はもちろんのこと、戸建の手前には左近川親水緑道の木々も目に入ってくる視界的にも気持ちの良いポジションでしょう。
間取りは中住戸ながら80㎡台を確保した近年の狭小トレンドからすると大きな大きな中住戸になります。
先ほどの角住戸同様にこのようなしっかりとした面積を確保しつつ3LDKに振り切っているのが不思議で仕方がないのですが、やはり”ゆとり”という点では申し分のないものです。
玄関周りは先ほどのプランほどのインパクトはありませんが、パッシブデザインの一環で窓が付いた玄関は採光・通風良好ですし、2WAYの洗面室、1620の浴室など水回りにも特徴があります。
スパンのわりにLDの開口部は大きくはないのですが、収納も豊富ですし、この面積帯なりに豊かなプランと言えるでしょう。
坪単価は296万円。当物件の平均は320万円程度になるでしょうか。
分譲中のこのエリアのバス便物件で言うと、イニシア東葛西テラス(2022年分譲/葛西駅徒歩15分/約250万円)、葛西グリーンフィールドプロジェクト(2022年分譲/葛西駅徒歩24分/約250万円)、ガーラレジデンス葛西パークブライト(2022年分譲/葛西駅徒歩19分/約260万円)、センチュリー南葛西(2022年分譲/葛西臨海公園駅徒歩16分/約245万円)という感じですので、なぜにここまで強気なお値段設定に出来るのか疑問ですらあります。
確かにデザイン面でのインパクトや高級感はありますけど、とりわけスケールのある物件ではないので目立った共用施設があるわけではないですし、メゾネットプランを除けば間取り面も特に優れているわけではないですからね…。
また、低炭素建築物認定を受けているので税制面での優遇などもありはしますが、第1期は15戸の供給ですし、やはり価格(単価、グロス共に)が立派過ぎる印象ではあるでしょうね。
設備仕様面は、ディスポーザーはありませんが食洗機、トイレ手洗いカウンターが付いているので大きな違和感はありません。
管理費は184円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですので悪くない水準でしょう。エントランスホールを屋外スペースにすることで冷暖房コストも抑えられているはずですが、水盤にそこそこのランニングコストがかかるでしょうしね。
駐車場は全32台で身障者用のみが平置、残りの31台が機械式になります。
設計は巽秀喜建築設計事務所、施工はノバックです。
70~80㎡台中心、最大120㎡超まである総戸数69戸というそこそこのスケールを有した物件になります。敷地面積も2,600㎡超ありますし、前回の記事で述べたように南に左近川(親水緑道)、東に東葛西スポーツ公園が隣接する開放感の高さもそれを強調しますね。
東西に長い敷地形状を生かした左近川親水緑道向き(南向き)を中心にしたプランニングに出来ているのが大きなポイントになるのは言うまでもないのですが、それに加え、南向き住戸を緩やかな雁行設計にすることで"デザイン面との相乗効果"を図っているのが絶妙に感じる物件でもあります。
緩やかにカーブする敷地形状に沿って南面を5段階に雁行させており、その1つ1つの部分の外周を縁取ったデザイン(最上階バルコニー軒裏は木目調)を採用したことで一目で違いが分かるデザインになっていますね。
バルコニー手摺が明るめの縦格子手摺になっているあたりはやや微妙な印象ではあるものの、シックなトーンの縁取りとのギャップが”余計に際立つ”というのもあるのかもしれません(実物を見てみないと判断が難しいところかもしれません)。
敷地西側、通り沿いのエントランスは風合いある重厚な石素材をふんだんに用い、植栽も充実したクランクイン設計(プライバシーに配慮)になっているのも素晴らしい点ですね。
風除室を抜けたエントランスホールは屋根はあれど屋外スペースになりますのでいわゆるエントランスホール(?)とは何か違う気がするのですが、空間的には十分過ぎるほどの大きさがあり、大きな水盤と植栽が広がる景色はちょっとした美術館のような趣すらあるでしょう。
ランドスケープデザイナーには実績豊富ないろ葉デザインを起用しており、パッシブデザインを強調したランドプランになるようですね。もちろん外廊下になりますし、左近川親水緑道沿いの環境を生かし風抜けを意識した設計になっているのは理に適っているとは思いますね。
前回の記事で述べたように予想外のお値段設定の物件でしたし、「吹抜×内廊下」設計を採用して欲しかったという思いもなくはありませんが…。
前回のクリオ葛西シーズンテラス。
公式ホームページ

お部屋は80㎡超の3LDK、南向き中住戸です。多くを占める南向き住戸(物件内には西向きや東向きも多少あります)の中で東寄りに位置したタイプで、左近川親水緑道の向かいには3階建の戸建が連なっています。
この階では視界が抜ける感じではありませんが、日照はもちろんのこと、戸建の手前には左近川親水緑道の木々も目に入ってくる視界的にも気持ちの良いポジションでしょう。
間取りは中住戸ながら80㎡台を確保した近年の狭小トレンドからすると大きな大きな中住戸になります。
先ほどの角住戸同様にこのようなしっかりとした面積を確保しつつ3LDKに振り切っているのが不思議で仕方がないのですが、やはり”ゆとり”という点では申し分のないものです。
玄関周りは先ほどのプランほどのインパクトはありませんが、パッシブデザインの一環で窓が付いた玄関は採光・通風良好ですし、2WAYの洗面室、1620の浴室など水回りにも特徴があります。
スパンのわりにLDの開口部は大きくはないのですが、収納も豊富ですし、この面積帯なりに豊かなプランと言えるでしょう。
坪単価は296万円。当物件の平均は320万円程度になるでしょうか。
分譲中のこのエリアのバス便物件で言うと、イニシア東葛西テラス(2022年分譲/葛西駅徒歩15分/約250万円)、葛西グリーンフィールドプロジェクト(2022年分譲/葛西駅徒歩24分/約250万円)、ガーラレジデンス葛西パークブライト(2022年分譲/葛西駅徒歩19分/約260万円)、センチュリー南葛西(2022年分譲/葛西臨海公園駅徒歩16分/約245万円)という感じですので、なぜにここまで強気なお値段設定に出来るのか疑問ですらあります。
確かにデザイン面でのインパクトや高級感はありますけど、とりわけスケールのある物件ではないので目立った共用施設があるわけではないですし、メゾネットプランを除けば間取り面も特に優れているわけではないですからね…。
また、低炭素建築物認定を受けているので税制面での優遇などもありはしますが、第1期は15戸の供給ですし、やはり価格(単価、グロス共に)が立派過ぎる印象ではあるでしょうね。
設備仕様面は、ディスポーザーはありませんが食洗機、トイレ手洗いカウンターが付いているので大きな違和感はありません。
管理費は184円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですので悪くない水準でしょう。エントランスホールを屋外スペースにすることで冷暖房コストも抑えられているはずですが、水盤にそこそこのランニングコストがかかるでしょうしね。
駐車場は全32台で身障者用のみが平置、残りの31台が機械式になります。
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