ウィルローズ大宮Kan【小規模ながらも映えるエントランス】4階30㎡3,798万円(坪単価416万円)

続けて、ウィルローズ大宮Kan。

設計はデザイン・クルー、施工は新日本建設、そしてデザイン監修は同ウィルローズでの実績が豊富なワルツです。

前回の記事で述べたように敷地面積600㎡に満たないながらも三方接道の広がりある立地条件で、空地率も約56%というゆとりあるランドプランが大きな特長になるでしょう。

敷地北側エントランスの手前にはあえて植栽を設けずに広がりを重視したことでエントランスが映えていると感じますし、小ぶりながらも石庭を設けたエントランスホールのデザインも氷川参道がほど近いこの地にマッチする素敵な空間です。

基壇部を除く外観デザインに関してはやや淡白な印象もあるものの、木目調のマテリアルを用いデザインにも拘った内廊下もポイントの1つになるでしょう。

前回のウィルローズ大宮Kan

公式ホームページ
SnapCrab_NoName_2022-12-21_10-12-33_No-00.png
お部屋は30㎡の1LDK、北東角住戸です。北側道路の向かいには10階建マンションがあり、少々の圧迫感が伴いますが、そのようにこちらの建物と道路の間にエントランス前の豊かなアプローチスペースがあるので離隔はわりとありますね。
東側道路の向かいは3階建の低層ですし、大宮駅徒歩8分ということを鑑みればけして悪いポジションではないでしょう。

間取りは30㎡にギリギリ乗せた程度の小さな1LDKなのですが、柱の食い込みが一切ない効率的、かつ、居室形状が良好なタイプなので専有面積以上の使い勝手が期待できます。

バルコニーもこういった面積のプランにしてはしっかりとしているのも好感の持てる点ですね。

一方で、洋室の引き戸がウォールドアのようなきれいに開け放てるものになっていないのは残念な点でしょうか。30㎡そこそこの小さな1LDKですのでスタジオタイプ的にも使えるようになっていると良かったのでは?と思います。

坪単価は416万円。先ほどの60㎡台を除きほぼこういった面積帯で構成された物件で、南向き(南西角住戸)も含め30㎡台は特段の単価差のないお値段設定になります(南向きの方がやや面積が大きな分むしろ単価が安め)。

先ほどのファミリータイプほどではないものの、やはりオープンレジデンシア大宮フロントの30〜40㎡台よりも明確に強い水準で、こちらも強気に感じてしまいます。
こちらは30㎡そこそこの小さな1LDKですのでグロスは控えめではあるものの、単価的には大宮スカイ&スクエアザ・タワーの高層階(40㎡台)にすら近い水準になります。

設備仕様面は、小規模ゆえにディスポーザーがないのは当然ですが、コンパクト中心とはいえそれなりの単価帯の物件なのでトイレ手洗いカウンターすらないのは残念ですね。

管理費は320円/㎡。ディスポーザーはなしでも小規模な内廊下物件であることを鑑みれば悪くないでしょう。

駐車場は全3台で平置になります。

0 Comments



Post a comment