2023年ちょっと気になるマンション【三井不動産編】

本日は、年初恒例「ちょっと気になるマンション」2023年版の第4回で三井不動産編になります。

2023年ちょっと気になるマンション一覧

※例年同様にホームページが公開され正式に分譲が決まっているものだけでなく、まだ建築計画段階のものなど(賃貸等になってしまう可能性もゼロではない)も合わせて取り上げております。
一応は2023年に分譲開始されそうなものを中心に選んではいますが、来年にズレ込む物件もあるでしょうし(完成売りのようなケースでは確実にズレ込みます)、そもそも詳細が明らかになっていない物件もある中で「気になった物件」「注目したい物件」を挙げているだけで「=オススメ物件」ではないことご理解いただいた上でご覧いただければ幸いです。

【三井不動産】(順不同)
三田ガーデンヒルズ(三菱地所レジデンスとのJV)
パークコートザ・三番町ハウス
パークタワー西新宿
ワールドタワーレジデンス(世界貿易センター、鹿島、三菱地所レジデンス、東京建物とのJV)

(以下は、建築計画段階のもの)
囲町東地区第一種市街地再開発事業
豊海地区第一種市街地再開発事業施設建築物(東急不動産、東京建物、野村不動産、三菱地所レジデンス、清水建設とのJV)
登戸51街区計画(小田急不動産とのJV)
南青山3丁目計画(MABD合同会社(※三井不動産などが出資)、プロジェクトマネージャーが三井不動産)
宝生ハイツ建替え計画
高田馬場4丁目計画
高津区坂戸1丁目計画(総合地所とのJV)
塚越4丁目計画(野村不動産、日鉄興和不動産、総合地所とのJV)

2022年の三井不動産はパークコートの新規供給もなかったですし、マンション番付からもなんとなくお分かりのように谷間的な年になっていたのですが、その分、2023年のラインナップは凄いことになっています。

三田ガーデンヒルズは、敷地面積25,000㎡超の第二のガーデンヒルズで、総戸数1002戸という数があっても貴重に感じてしまう唯一無二の物件で、早くも今年のマンションオブザイヤーの超有力候補になっています(汗)。

駅近ながらも住居系地域の落ち着きがあり、なおかつ、14階建で眺望的な魅力もあるという鬼に金棒物件で、そのスケールを生かしたセンターヒルを中心とした立体感抜群のランドプランに加えスパ、プール、レストランといった共用施設にも凄みを感じることが出来る物件なのですが、そういったものは後々の個別記事で述べるとして、今回はプランをちょっといじらせて下さい(笑)。

こんな物件だったらスタジオ部分だけでも…
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パークマンション檜町公園以上の奇形で、LD開口部が…
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この幅・形状のベッドルームはどうだろうか…。
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最大天井高は2.6~2.7m中心(以上)、下り天高2.3~2.4m中心(以上)ですし、難のあるプランであろうとも欲しくなってしまう物件なのですが…(最高の褒め言葉のつもりです)。

パークタワー西新宿は40階建総戸数487戸という一般的には大きな部類のタワマンでありながらザ・パークハウス西新宿タワー60のお隣ということで何というか小ぶりにじてしまったりもするのですが、「街のシンボルだった十二社の大滝を、現代に再誕させるプロジェクト」と謳い、茜色のフィルムに白いプリントを重ねたフリットパターンガラスを採用したガラス手摺で滝のしぶきを表現するなど、かなり外観に拘った物件になるようですね。
イメージCGからはそこまで”大滝感”が伝わってはこないのですが、以下のプランのようなダイレクトコーナーサッシの透明感も魅力ですね。下り天高は2.1mを切っており低いですけど…。

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パークコートザ・三番町ハウスはご存じの方も多いであろうザ・パークハウスグラン三番町26のお隣に誕生する物件です。
18階建総戸数193戸(44~130㎡の構成で100㎡超がかなり多かったザ・パークハウスグランに比べ平均専有面積は小さくなりますが、それでも総戸数193戸は凄いです)という番町エリア最大級のスケール(総戸数だけでなく延床面積22,000㎡弱も最大)を実現しており、その緑に包まれたランドスケープは圧巻ですね。

昨年のマンションオブザイヤーとしたザ・パークハウスグランはエンタシスフォルムと室内窓上照明によりただならぬ存在感を放っていましたが、こちらのパークコートは”正統派の極み”といった感じのため、インパクト(意外性)という点では劣りますが、三井のパークコートの名に恥じない最高レベルのパフォーマンスになりそうです。

そして、やはり期待していた方が多いであろうワールドタワーレジデンスは浜松町駅直結徒歩2分で東京タワーを間近に望む立地がスペシャルなので私の期待も大きかったのですが、デザインで言うと外観・共用部共に思っていたよりも普通に感じてしまったのは私だけでしょうか???
中層階でも坪単価1,000万円前後になるという驚きの価格帯からしても”やり過ぎ”なぐらいでちょうどよかった気がしますけど…。

建築計画段階のものは今年中に販売されるか定かではないものもありますが、こちらも有名な再開発が多く強力なラインナップですね。

囲町東地区第一種市街地再開発事業は言わずと知れた中野駅前の再開発で、A・Bの2敷地合計で延床面積12万㎡超の大規模開発ですし、駅とはデッキで直結されるあたりもスペシャルです。

背の高いA敷地でも25階建ということで、高さ的にはちょっと寂しい印象にはなってしまうのですが、南口の住友不動産による中野二丁目地区第一種市街地再開発事業の37階建は賃貸になってしまいましたし、こちらに期待している方も多いことでしょう。

お次の豊海地区第一種市街地再開発事業施設建築物も長年再開発が検討されていたもので、名だたるデベロッパーが参画するJVというあたりからもそのプロジェクトのスケール感が伝わるのではないでしょうか。54階建のツインタワーで延床面積は23万㎡超が予定されています。勝どき駅からは徒歩10分程度かかりますが、豊海町ゆえに”先端”に近いポジションで眺望的な魅力が高いですね。眺望的にハルミフラッグDUOと共通するところがあるでしょう。

登戸51街区計画と南青山3丁目計画はそれらに比べるとスケールでは劣りますがいずれもタワマンで注目度の高い物件、また、宝生ハイツ建替え計画はちょっとお騒がせ中のものなのですが、本郷1丁目の水道橋駅前、桜蔭学園の隣接地の20階建という類まれな立地・スケールを持ち合わせた物件になります。

そして、高田馬場4丁目計画は、早稲田通り沿いシチズンプラザ跡地の敷地面積8,200㎡超で、2棟構成総戸数326戸というなかなかのスケール感を持った物件です。

残りの2つ、川崎市の坂戸1丁目計画と塚越4丁目計画は共に長谷工設計・施工ですしエリア的にとりわけ高級感のある物件にはならなそうではありますが、いずれもスケール的に楽しみな物件ですね。

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