サンクレイドル小岩Ⅲ【高い空地率による平置駐車場と専用庭】1階65㎡3,998万円(坪単価203万円)

続けて、サンクレイドル小岩Ⅲ。

設計は光和設計、施工は埼玉建興です。

敷地南側が容積率150%(低め)の第一種中高層住居専用地域になっているため、敷地全体で見ても容積率200%程度でしかなく、その中で8階建を実現出来たことで空地が目立つ物件になります。

敷地面積は1,400㎡弱のそこそこの大きさがあり、かつ、空地率は約57%ということで、ランドプランには総戸数45戸という数字以上のゆとりがあるのです。

空地の多くは駐車場(平置)、駐輪場、そして1階住戸のテラス・専用庭といった感じですが、敷地北側、奥戸街道沿いに設けられたエントランスに深めのアプローチを確保出来ているのもそういったゆとりあってのものでしょう。

外観デザインは、大きな特徴がある感じではないものの、バルコニーガラス手摺に色味の異なるものを採用するなどしているのは悪くありません。

前回のサンクレイドル小岩Ⅲ

公式ホームページ
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お部屋は65㎡の3LDK、東向き中住戸です。目の前は貨物線の走る土手になりますので、騒音の影響は小さくありません。土手との間には当物件の駐輪場を挟んでいますし、奥行のあるテラス・専用庭があることからお分かりのようにそれなりの距離が確保出来てはいるのですが、音を遮るものがあるわけではないですからね。

間取りは60㎡台中盤の小ぶりな3LDKで、LDは単体でも10畳を超えてはいるものの、入口ドアの位置からお分かりのようにLD内に実質的な廊下部分がかなり大きく混入してしまっているのは少々気になる点でしょう。

ただ、そのスペースを含めても廊下が長いということはないですし、共用廊下側の柱の食い込みもわずかなので効率性は良い方でしょう。

テラス+専用庭で44㎡超という大空間が実現していますし、先ほどの4LDKとは異なりリビングインの洋室3の引き戸がきれいに開け放てるようになっているため屋内外に渡り空間的な広がりを感じることが出来るのではないでしょうか。

欲を言えば連窓サッシが採用されていると良かったのでしょうが、この単価帯の物件であれば大きな違和感はないですね。

坪単価は203万円。230~240万円の上層階とはそこそこの価格差があり、低層階は視界面の影響が考慮されているようですね。
川沿いの低地でハザードマップ上、色の付くエリアであることも影響していると思われます。

設備仕様面は、小規模ですのでディスポーザーはないですし、価格帯的に水回りの天然石天板仕様やトイレ手洗いカウンターもありません。しかしながら、食洗機はもちろんのこと、玄関に電気錠が搭載されているのは良いでしょう。

管理費は211円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、総戸数45戸という小ぶりなスケールを鑑みれば上々でしょう。

駐車場は身障者用を含む全9台で平置になります。

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