2023年ちょっと気になるマンション【野村不動産編】

本日は、年初恒例「ちょっと気になるマンション」2023年版の第2回で野村不動産編になります。

2023年ちょっと気になるマンション一覧

※例年同様にホームページが公開され正式に分譲が決まっているものだけでなく、まだ建築計画段階のものなど(賃貸等になってしまう可能性もゼロではない)も合わせて取り上げております。
一応は2022年に分譲開始されそうなものを中心に選んではいますが、来年にズレ込む物件もあるでしょうし(完成売りのようなケースでは確実にズレ込みます)、そもそも詳細が明らかになっていない物件もある中で「気になった物件」「注目したい物件」を挙げているだけで「=オススメ物件」ではないことご理解いただいた上でご覧いただければ幸いです。

【野村不動産】(順不同)
プラウドタワー平井(阪急阪神不動産とのJV)
プラウド都立大学
プラウドシティ小竹向原(旭化成とのJV)
プラウド向ケ丘遊園
プラウド五反田

(以下は、建築計画段階のもの)
板橋駅板橋口地区第一種市街地再開発事業(JV)
世田谷区砧5丁目計画
元住吉Ⅵ計画
神宮前6丁目計画

正式リリース済のもので最も目立つのはやはりプラウドタワー平井ですかね。
言わずと知れた駅前再開発で、ホームページにあるように「HIRAIのMIRAI」はこの物件にかかっていると言っても過言ではないでしょう。

一般フロアでも最大天井高2.6m×サッシ高2.1mを実現したタワマンらしいそれなりの三次元パフォーマンスに加え、一般的な面積帯の中住戸でもワイドスパンを実現したプラン面でも注目出来る物件になります。

73㎡の3LDK
SnapCrab_NoName_2023-1-7_11-26-25_No-00.png

58㎡の2LDK
SnapCrab_NoName_2023-1-7_11-26-11_No-00.png

という感じで、中住戸ではなかなか見られないレベルのワイドスパンが心地よい物件ですね。

バルコニー側の柱が中途半端に食い込んでいるのは玉に瑕ですし、全室をバルコニー側に設置した(行灯部屋を設けない)がゆえに、1室1室の開口部幅がイマイチなのはちょっと残念ではありますが…。

プラウドシティ小竹向原はご存じの方も多いであろうかなり前から注目を浴びていた向原第二住宅団地の建替プロジェクトで、主幹事こそ野村不動産でプラウドシティのブランドが付されていますが、建替プロジェクトの実績No.1の旭化成も参画した物件で、約18,000㎡の総戸数500戸というスケール感も相まり、非常に代えが効きにくいオンリーワン的な立ち位置の物件になっていますね。

既存樹を生かした緑豊かな外構計画に加え、歴史ある地のランドマーク物件であることを意識した繊細な建物デザインなどにも拘った物件です。

プラウド向ケ丘遊園は、それら2件ほどのスケールこそないものの、五ヶ村堀緑地隣接、そして生田緑地もほど近い敷地面積11,000㎡超の商業一体の開発で、ゼッチ×実質再生エネルギー100%オール電化という首都圏初の試みも興味深い物件になるでしょう。

建築計画段階のものもいくつかコメントしていきます。

板橋駅板橋口地区第一種市街地再開発事業はJR東日本と手がける板橋駅前の再開発で、34階建総戸数388戸のタワマンです。低層部に商業・公益施設を併設する駅前ランドマークプロジェクトというだけでなく、JR東日本管内の駅で初となる、駅施設に直結(※)した住宅を含む複合開発という点でも注目に値する物件でしょう。
※ペデストリアンデッキ等を介すことなく駅コンコースに直接面していることを意味しています。

砧5丁目計画は、祖師ヶ谷大蔵駅が徒歩10分ほどとなる東京メディアシティの隣接地、砧サンライズマンションの跡地になります。そこまでスケールのあるものではないのですが敷地面積は約4,200㎡と大きいですし、砧公園が徒歩圏となる環境面などもポイントの1つになるでしょう。

神宮前6丁目計画は、昨年の同記事でもコメントしていた物件で、従前は原宿バーダントハイツなどがあった明治神宮前駅及び原宿駅の駅前立地です(コープオリンピアの南側)。線路沿いではあるものの、住居系地域(第二種中高層住居専用地域)ゆえの環境面での魅力も十分な延床面積21,000㎡超になります。

0 Comments



Post a comment