2023年ちょっと気になるマンション【その他デベロッパー編①】

本日は、年初恒例「ちょっと気になるマンション」2023年版の第5回でその他デベロッパー編①になります。
2023年ちょっと気になるマンション一覧

※例年同様にホームページが公開され正式に分譲が決まっているものだけでなく、まだ建築計画段階のものなど(賃貸等になってしまう可能性もゼロではない)も合わせて取り上げております。
一応は2023年に分譲開始されそうなものを中心に選んではいますが、来年にズレ込む物件もあるでしょうし(完成売りのようなケースでは確実にズレ込みます)、そもそも詳細が明らかになっていない物件もある中で「気になった物件」「注目したい物件」を挙げているだけで「=オススメ物件」ではないことご理解いただいた上でご覧いただければ幸いです。

その他デベロッパー編①では気になるマンションが比較的多かった「モリモト、積水ハウス、旭化成、日鉄興和」の4社、後日の②ではその他もろもろという形にしようと思います。

【モリモト、積水ハウス、旭化成、日鉄興和】(順不同)
ディアナコート駒沢公園(モリモト)
ピアース杉並方南町レジデンス(モリモト)
アールブラン大森レジデンス(モリモト)

(以下は、建築計画段階のもの)
山手町計画(積水ハウス)
南麻布2丁目計画(積水ハウス)
瀬田5丁目計画(積水ハウス)
中原区今井西町計画(積水ハウス)
給田北住宅建替計画A・B棟(旭化成)
足立区千住3丁目プロジェクト(旭化成)
港南3丁目7番プロジェクト(日鉄興和)
小石川4丁目計画(日鉄興和)

リリース済のものはモリモトだけできれいに分かれてしまっているのですが、言うまでもなく純粋に選んだ結果になります。

モリモトの物件に関しては、基本的にデザインがやっぱり見栄えがするというかそれだけで注目してしまう感じなのですが、それ以外にも特徴がある物件は少なくありません。

ディアナコート駒沢公園は駒沢オリンピック公園が徒歩2分な上、プラン的にも特徴があって、中でもこちらのプランは凄いですね。

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デザイン面も考慮した超ワイドダイレクトサッシを大々的に設けた物件で、70㎡そこそこのプランでこのような開口部が設けられているというのは非常に稀なことになります。

ピアース杉並方南町はこれら4物件の中でもデザイン的な見どころが豊富な物件なのですが、その根底にあるのは敷地面積2,600㎡超の総戸数94戸というスケール感でしょう。

2層吹抜のエントランスは面積的にもデザイン的にも素晴らしい空間、また、以下のプランのようなコーナーサッシはサッシ高も非常に高く、全体として非常に差別化が行き届いた物件になっています。

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そして、アールブラン大森レジデンスもピアース杉並方南町とほぼほぼ同じスケールを有したモリモト物件の中ではスケールのあるもので、こちらも駅距離は近いとは言えないどこにでもある立地という印象になるのですが、その分、デザイン等での差別化が半端ないですね。

「アールブラン」ということもありディアナコートやピアースとは一味違うデザインが採用されているのですが、負けず劣らず高級感がありますし、ディアナコート駒沢公園がアーキサイトメビウス、ピアース杉並方南町が南條設計室、そしてアールブラン大森レジデンスがツズキオフィスということで、異なるデザイナーを採用しつついずれも素晴らしいパフォーマンスを実現しているあたりが改めて凄いと感じます。

ここからは建築計画段階のものについていくつか言及していきます。

まず、積水ハウスのもので言うと、先日取り上げたグランドメゾンザ・山手241同様の希少立地であり横浜インターナショナルスクール跡地に誕生する横浜山手町計画でしょう。
現在、建築計画が明らかになっているのはA~DとFの5敷地で、いずれも山手町の高台、一種低層内の100㎡超中心のラグジュアリー物件になる模様です。

南麻布2丁目計画は三の橋交差点の近く、17階建延床面積19,000㎡弱のスケール感を有した物件、また、瀬田5丁目計画は環八沿い、かつ、東名至近ではあるものの、砧公園が至近となるあたりがポイントになりますね。

旭化成は、給田北住宅建替計画A・B棟が期待大です。

建替プロジェクトをお手の物とする旭化成らしいもので、2敷地合わせると12,000㎡超、延床面積20,000㎡超にもなる一種低層の大規模プロジェクトになります。

最高高さ10m制限の一種低層ながら、緩和を受け4階建(12m)を実現出来るようで、ネクストアーキテクト&アソシエイツによるデザインなどにも大注目な物件です。

日鉄興和の2件もいずれもスケールのあるものでかなり注目ですね。
港南3丁目7番プロジェクトは、ひっさびさの港南におけるタワマンの分譲で、34階建、延床面積約76,500㎡とタワマンの中でも結構なスケールのあるものになります。設計・施工は長谷工なのがちと気になりますが、高輪ゲートウェイ駅の東側に出入口が出来ると駅徒歩10分程度になりそうですし、楽しみな物件です。

小石川4丁目計画は共同印刷跡地の定期借地権にはなるのですが、敷地面積12,487㎡の総戸数522戸が予定されており、文京区では数少ない超大規模物件になりますね。ちなみに、こちらの設計・施工も長谷工ですが…。

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