2023年ちょっと気になるマンション【その他デベロッパー編②】
本日は、年初恒例「ちょっと気になるマンション」2023年版の第6回でその他デベロッパー編②になります。
⇒2023年ちょっと気になるマンション一覧
※例年同様にホームページが公開され正式に分譲が決まっているものだけでなく、まだ建築計画段階のものなど(賃貸等になってしまう可能性もゼロではない)も合わせて取り上げております。
一応は2023年に分譲開始されそうなものを中心に選んではいますが、来年にズレ込む物件もあるでしょうし(完成売りのようなケースでは確実にズレ込みます)、そもそも詳細が明らかになっていない物件もある中で「気になった物件」「注目したい物件」を挙げているだけで「=オススメ物件」ではないことご理解いただいた上でご覧いただければ幸いです。
その他デベロッパー編①では気になるマンションが比較的多かった「モリモト、積水ハウス、旭化成、日鉄興和」の4社を取り上げましたが、今回は単独で記事化した三菱・野村・住友・三井とそれら4社以外のデベロッパーのものを挙げていきます。
【その他デベロッパー】(順不同)
ヴェレーナグラン北赤羽マスタープレイス&マナープレイス(大和地所)
ヴェレーナグラン菊名の杜(大和地所)
ブランズ千代田富士見(東急不動産)
レ・ジェイド新横浜(日本エスコン)
レ・ジェイドシティ橋本(日本エスコン)
クラッシィタワー新宿御苑(住友商事、三菱地所レジデンス)
(以下は、建築計画段階のもの)
東急アルス本郷マンション建替事業(東急不動産)
新宿区払方町計画(長谷工不動産)
江戸川区船堀3丁目計画(サンケイビル)
板橋区仲町計画(阪急)
東商センタービルマンション建替事業(組合※デベロッパー不明)
金沢区並木3丁目計画(京急電鉄)
麹町山王マンション建替事業(東京建物)
まず、リリース済の中では大和地所の2件は歴代の大和地所物件の中でもかなり力の入った物件になるでしょう。いずれも「30周年記念事業」となっていることからもその様子が窺えますし、ヴェレーナグラン北赤羽マスタープレイス&マナープレイスは荒川のリバーフロントにもなる総戸数318戸、ヴェレーナグラン菊名の杜は一種低層での125戸(敷地面積約10,000㎡)という立地・スケール的な特徴も有しています。
プランバリエーションも共に豊富で、メゾネット、ロフト、スキップフロアと”縦方向”に特徴のあるものが多くなっているのも大きなポイントになるでしょう。


ブランズ千代田富士見は18階建総戸数69戸という並のスケールで、近隣にはタワマンが少なくないエリアになりますので、それ自体は特筆すべきものではありません。
しかしながら、そういった点も考慮されたのかデザインとランドプランがすんごいことになっていますね。マンションを広く知らない方でもホームページを一目見ただけで明らかに普通ではないことが分かるレベルの物件で、私はすぐさまデザインページに富んでデザイナーを確かめたのですが、やっぱり大物(隈研吾氏)でした。
スーペリア(一般)グレードでも最大天井高2.75mですし、免震構造まで採用しているという拘り抜いた物件ですね。
レ・ジェイドの2物件はいずれも旬な立地の物件で、注目している方は少なくないはずです。
新横浜は15階建総戸数190戸、橋本もⅠ・Ⅱ合計で156戸(Ⅲもあるが建築確認前)というスケールを有しています。
いずれも日本エスコンらしいデザインへの拘りを感じることのできる物件で、そのあたりも楽しみですね。
そして、最後のクラッシィタワー新宿御苑は、今更言うまでもない注目を集める物件で、その名の通り新宿御苑ビューという点では圧倒的な存在になるでしょう。
35階建総戸数280戸は都心タワマンとしてけして大きなものではないのですが、その立地により御苑から見る存在感も随一レベルだと思いますし、「AURA-その存在こそが美しい」というキャッチフレーズの通りガラスウォールな外観デザインも大きなポイントになりそうです。
間取りとしても御苑側でなく、かつ、60㎡台でもこんな感じの透明感のあるものが設けられています。

建築計画段階のものもいくつかコメントしていきましょう。
東急アルス本郷マンション建替事業(東急不動産)
新宿区払方町計画(長谷工不動産)
江戸川区船堀3丁目計画(サンケイビル)
板橋区仲町計画(阪急)
東商センタービルマンション建替事業(組合※デベロッパー不明)
金沢区並木3丁目計画(京急電鉄)
麹町山王マンション建替事業(東京建物)
まず、東急アルス本郷の建替プロジェクトは、真砂坂を上った先、パークハウス楠郷臺(なんごうだい)の隣接地で、住戸によっては樹齢600年超と言われる楠の借景が望めることでしょう。
新宿払方町計画は、延床面積5,800㎡ほどと大きくはないのですが、払方町らしい低層住宅街に位置し、総戸数15戸(延床面積から容積対象外面積を除いても戸あたり300㎡ぐらいありそう)という設計からしてもただならぬ物件になります。
いわゆる財閥系大手デベロッパーなどではなく、長谷工不動産なんでどんな物件になるのか予想がつきません…。
板橋区仲町計画は、阪急阪神不動産による国際交流会館・国際学生宿舎寮跡地の延床面積23,000㎡超の大きなプロジェクトです。再開発の進む大山駅が徒歩5分ほどの利便性がありつつ第一種住居地域の落ち着きも有しています。
そして、東商センタービルマンション建替え事業は、34階建のタワマンで延床面積はさらに大きな27,000㎡超になります。タワマンとしては大きな方ではありませんが、ザ・パークハウス浅草橋タワーレジデンスに隣接する隅田川のリバーフロント(サイド)になりますので眺望は一級品ですね。
最後に麹町山王マンションの建替は、東京建物が主導するもので、麹町駅前、二番町アドレスの物件になります。番町エリア最高峰の高さ約60mの18階建で、東側上層階は眺望も良好でしょう。
⇒2023年ちょっと気になるマンション一覧
※例年同様にホームページが公開され正式に分譲が決まっているものだけでなく、まだ建築計画段階のものなど(賃貸等になってしまう可能性もゼロではない)も合わせて取り上げております。
一応は2023年に分譲開始されそうなものを中心に選んではいますが、来年にズレ込む物件もあるでしょうし(完成売りのようなケースでは確実にズレ込みます)、そもそも詳細が明らかになっていない物件もある中で「気になった物件」「注目したい物件」を挙げているだけで「=オススメ物件」ではないことご理解いただいた上でご覧いただければ幸いです。
その他デベロッパー編①では気になるマンションが比較的多かった「モリモト、積水ハウス、旭化成、日鉄興和」の4社を取り上げましたが、今回は単独で記事化した三菱・野村・住友・三井とそれら4社以外のデベロッパーのものを挙げていきます。
【その他デベロッパー】(順不同)
ヴェレーナグラン北赤羽マスタープレイス&マナープレイス(大和地所)
ヴェレーナグラン菊名の杜(大和地所)
ブランズ千代田富士見(東急不動産)
レ・ジェイド新横浜(日本エスコン)
レ・ジェイドシティ橋本(日本エスコン)
クラッシィタワー新宿御苑(住友商事、三菱地所レジデンス)
(以下は、建築計画段階のもの)
東急アルス本郷マンション建替事業(東急不動産)
新宿区払方町計画(長谷工不動産)
江戸川区船堀3丁目計画(サンケイビル)
板橋区仲町計画(阪急)
東商センタービルマンション建替事業(組合※デベロッパー不明)
金沢区並木3丁目計画(京急電鉄)
麹町山王マンション建替事業(東京建物)
まず、リリース済の中では大和地所の2件は歴代の大和地所物件の中でもかなり力の入った物件になるでしょう。いずれも「30周年記念事業」となっていることからもその様子が窺えますし、ヴェレーナグラン北赤羽マスタープレイス&マナープレイスは荒川のリバーフロントにもなる総戸数318戸、ヴェレーナグラン菊名の杜は一種低層での125戸(敷地面積約10,000㎡)という立地・スケール的な特徴も有しています。
プランバリエーションも共に豊富で、メゾネット、ロフト、スキップフロアと”縦方向”に特徴のあるものが多くなっているのも大きなポイントになるでしょう。


ブランズ千代田富士見は18階建総戸数69戸という並のスケールで、近隣にはタワマンが少なくないエリアになりますので、それ自体は特筆すべきものではありません。
しかしながら、そういった点も考慮されたのかデザインとランドプランがすんごいことになっていますね。マンションを広く知らない方でもホームページを一目見ただけで明らかに普通ではないことが分かるレベルの物件で、私はすぐさまデザインページに富んでデザイナーを確かめたのですが、やっぱり大物(隈研吾氏)でした。
スーペリア(一般)グレードでも最大天井高2.75mですし、免震構造まで採用しているという拘り抜いた物件ですね。
レ・ジェイドの2物件はいずれも旬な立地の物件で、注目している方は少なくないはずです。
新横浜は15階建総戸数190戸、橋本もⅠ・Ⅱ合計で156戸(Ⅲもあるが建築確認前)というスケールを有しています。
いずれも日本エスコンらしいデザインへの拘りを感じることのできる物件で、そのあたりも楽しみですね。
そして、最後のクラッシィタワー新宿御苑は、今更言うまでもない注目を集める物件で、その名の通り新宿御苑ビューという点では圧倒的な存在になるでしょう。
35階建総戸数280戸は都心タワマンとしてけして大きなものではないのですが、その立地により御苑から見る存在感も随一レベルだと思いますし、「AURA-その存在こそが美しい」というキャッチフレーズの通りガラスウォールな外観デザインも大きなポイントになりそうです。
間取りとしても御苑側でなく、かつ、60㎡台でもこんな感じの透明感のあるものが設けられています。

建築計画段階のものもいくつかコメントしていきましょう。
東急アルス本郷マンション建替事業(東急不動産)
新宿区払方町計画(長谷工不動産)
江戸川区船堀3丁目計画(サンケイビル)
板橋区仲町計画(阪急)
東商センタービルマンション建替事業(組合※デベロッパー不明)
金沢区並木3丁目計画(京急電鉄)
麹町山王マンション建替事業(東京建物)
まず、東急アルス本郷の建替プロジェクトは、真砂坂を上った先、パークハウス楠郷臺(なんごうだい)の隣接地で、住戸によっては樹齢600年超と言われる楠の借景が望めることでしょう。
新宿払方町計画は、延床面積5,800㎡ほどと大きくはないのですが、払方町らしい低層住宅街に位置し、総戸数15戸(延床面積から容積対象外面積を除いても戸あたり300㎡ぐらいありそう)という設計からしてもただならぬ物件になります。
いわゆる財閥系大手デベロッパーなどではなく、長谷工不動産なんでどんな物件になるのか予想がつきません…。
板橋区仲町計画は、阪急阪神不動産による国際交流会館・国際学生宿舎寮跡地の延床面積23,000㎡超の大きなプロジェクトです。再開発の進む大山駅が徒歩5分ほどの利便性がありつつ第一種住居地域の落ち着きも有しています。
そして、東商センタービルマンション建替え事業は、34階建のタワマンで延床面積はさらに大きな27,000㎡超になります。タワマンとしては大きな方ではありませんが、ザ・パークハウス浅草橋タワーレジデンスに隣接する隅田川のリバーフロント(サイド)になりますので眺望は一級品ですね。
最後に麹町山王マンションの建替は、東京建物が主導するもので、麹町駅前、二番町アドレスの物件になります。番町エリア最高峰の高さ約60mの18階建で、東側上層階は眺望も良好でしょう。
関連記事
- 2022年間取り総集編第6部【個性的、クセ強すぎ】
- 2023年ちょっと気になるマンション【その他デベロッパー編②】
- 2022年間取り総集編第5部【+α空間】
- 2023年ちょっと気になるマンション【その他デベロッパー編①】
- 2022年間取り総集編第4部【豊かさ】