オープンレジデンシア瑞江【スパンのわりにしっかりとした開口部】56㎡4,380万円(坪単価259万円)

続けて、オープンレジデンシア瑞江。

設計は宮田建築事務所、施工はノバックです。

50〜70㎡台で構成された総戸数30戸で、小規模物件の多いオプレジの中ではけして小さくはないものの、スケールを活かせるような類のものではありません。

敷地面積は850㎡とそこそこで、敷地北側エントランスの手前には比較的ゆとりあるアプローチが施されてはいますが、特筆すべきレベルのものではないですね。

また、西面(バルコニー面)はホワイトのグリッドラインを施し、単調になることを回避しているとはいえこちらもとりわけ高級感があるような類のものではないでしょう。

なお、空地率は約56%と高めで、駅距離のある立地なりに駐車場が8台分備わっています(オプレジでは1台もないケースが少なくありません)。

前回のオープンレジデンシア瑞江

公式ホームページ
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お部屋は56㎡の2LDK、西向き中住戸です。1フロア2戸の中住戸のうち"北寄り"の方で、西側正面方向は2階建アパートになります。ただ、こちらはそれを越えるため日照だけでなく視界抜け出てきますね。

間取りは50㎡台中盤のオーソドックスな大きさの2LDKで、共用廊下側にエレベーターが食い込んだ設計もよく見かけるものです。

やはりオプレジにしては柱の影響が小さな方ですし、LDの開口部が2枚半確保されているあたりも良いでしょう。このレベルのスパンでこの幅の開口部を確保するケースは多くありません。

坪単価は259万円。先ほどの70㎡台と比べた場合の単価差はほとんどなく、グロスはほどほどに抑えられています。

とはいえ、瑞江駅の徒歩13分ですのでこの大きさの2LDKニーズ(購入)が旺盛かと言うとそうではないわけで、やはり駅距離なりに価格面でのインパクトが欲しかったという思いがあります。

同じ江戸川区、西葛西駅徒歩10分のオープンレジデンシア西葛西の50㎡台は300万円超までありましたし、これでも控えめな水準を心掛けているのかもしれませんが…。

設備仕様面は、小規模なのでディスポーザーがないのは当然でしょう。ただ、トイレ手洗いカウンターどころか食洗機すら標準では付いておらず、分譲マンションとしては最低限のものになります。

管理費は276円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、小ぶりな物件でスケールメリットに欠けることが影響しやや高めですね。

駐車場は上述のように全8台で、オプレジにしては多いです。

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