オープンレジデンシア吉祥寺本町コート【利便性と環境が両立した駅徒歩9分】地下1階71㎡9,680万円(坪単価454万円)

オープンレジデンシア吉祥寺本町コート。

所在地:東京都武蔵野市吉祥寺本町3-2789-2他(地番)
交通:吉祥寺駅徒歩9分
用途地域:第一種住居地域
階建・総戸数:地上5階地下1階建、19戸(地権者住戸1戸含む)

昨夏頃から分譲しており完売が近づいた物件にはなりますが、貴重な吉祥寺駅徒歩10分圏内ですしここいらで取り上げてみましょう。

吉祥寺本町におけるオプレジは、2021年以降オープンレジデンシア吉祥寺本町(本町2丁目、駅徒歩8分)、オープンレジデンシア吉祥寺本町プレイス(本町3丁目、駅徒歩10分)に次ぐ3物件目になります。いずれもオプレジらしい小さな物件にはなりますが、ここもそうであるように高さ制限の厳しいエリアで、分譲マンション自体が限られているためそういったデメリットを感じにくくはなっています。
3物件共に駅徒歩10分圏内ですし、近年の吉祥寺駅徒歩10分圏内でのオプレジの存在感は凄いものがありますね。

こちらの立地は中道通り商店会から1本入り、吉祥寺西公園の南東、紀ノ国屋の東側となるポジションで、駅徒歩10分圏内の利便性と住居系地域の落ち着きが融合したものとなります。

買物便は、紀ノ国屋が徒歩2分、コープみらいが徒歩7分、そして東急百貨店も徒歩9分となるなど駅徒歩10分内なりの魅力は十分ですね。

また、通学区は、井之頭小学校で徒歩7分の距離感になります。

設計は野生司環境設計、施工は片山組です。
オプレジでの野生司環境設計の起用はオープンレジデンシア代官山ザ・ハウス以来でしょうか。野生司環境設計は東京建物の「ブリリア」や三菱地所の「ザ・パークハウス」など、大手デベロッパー物件を中心にその手腕を振るうデザイナーで、当物件も小ぶりなわりにオプレジの中では高い存在感を放っているように思います。

前出の吉祥寺本町2物件も土地柄(価格帯)なりにデザインに気を使っていましたし、こちらもスケールがスケールですので特筆すべきレベルではないものの、1階部分だけでなく建物全体に木調ルーバーを採用したデザイン、また、奥行のあるクランクインアプローチとなったエントランス動線もポイントになるでしょう。

こちらも2物件同様に当然のように駐車場はありませんけど…。

公式ホームページ
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お部屋は70㎡超の3LDK、東向き住戸です。ポジション的には北東角にはなりますが、地階ですし、開口部は東側のみになります。東側は接道しており向かいも2階建住宅になりますので斜め上方からの採光(南東方向からは日照も)が幾らか得られはするものの、”地階なりの大きなテラス”があるわけではないですし、普通に地下感の強いタイプにはなってしまいますね。

間取りは土地柄もありオプレジにしては大きな70㎡超の3LDKで、スパンもしっかりとしているのは悪くないでしょう。

ただ、1室1室の開口部幅はごくごく普通なので地階だと採光は並以下にはなってしまいますし、1ベッドルームが行灯部屋なのも気になる点ではありますね。

低層建のため柱は細く、食い込みもオプレジにしては少ない方なので、効率性は悪くはありませんが…。

坪単価は454万円。こちらは地階のため単価が抑えられていますが、地上階は500万円台前半が中心、最上階80㎡超角住戸には600万円近いものもあった物件で、平均としては540万円程度になるでしょうか。

オープンレジデンシア吉祥寺本町(2019年分譲/駅徒歩8分/約490万円)、オープンレジデンシア吉祥寺本町プレイス(2021年分譲/駅徒歩10分/約510万円)からさらに上がってはいるものの、時期的にこのぐらいの上昇であれば仕方ないのかなと。

30~50㎡台のみの構成で昨年分譲されたラ・グラース吉祥寺(駅徒歩11分/約450万円)は、当時述べたように徒歩10分超を鑑みてもこなれていたためそれと比べると高く感じますけども…。

設備仕様面は、小規模なのでディスポーザーがないのは仕方ないところでしょう。食洗機、トイレ手洗い器、天然石のキッチン天板などが備わっており、大きな違和感はありませんが、オープンレジデンシア吉祥寺本町は廊下・洗面室・トイレ床がタイル貼になっていましたし(2~3年前まではこういった単価帯の高額寄りのオプレジは水回りのタイル貼が基本でした)、ここにも昨今のコスト高騰の影響が出ていますね。

管理費は311円/㎡。ディスポーザーはありませんが、内廊下の小規模物件ですのでこのぐらいならば悪くはないでしょう。

なお、駐車場はありません。

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