プレシスヴィアラ武蔵浦和【小規模らしからぬゆとりのアプローチ】2階32㎡2,990万円(坪単価305万円)

続けて、プレシスヴィアラ武蔵浦和。

設計は西尾建築設計、施工はリベレステです。

敷地面積500㎡に満たない小さな物件なのですが、全戸30㎡台の40戸ということで建物はそれ以上に小さいぐらいの感覚になります。
建築面積はわずか200㎡ちょっとのため空地率はおよそ56%と高い水準に出来ており、敷地南東部エントランス前(道路に面している部分)のゆとりはかなりのものですね。

ファミリータイプ物件では駐車場をある程度用意する必要があるのでこうはいきませんが、こちらは全戸30㎡台のため平置2台にとどめることが出来ており、その結果、やたらとゆとりあるアプローチスペースが実現しています。

前回取り上げプランや以下のプランをご覧いただくとお分かりのように、敷地形状的に全戸南東向きにするのはやや厳しいぐらいながらも周囲のマンション(視界)などを考慮し、全戸南東向きとしているためスパンは限られます。しかしながら、このようなゆとりの空間を設けられていることを鑑みるとこれが正解だった気がしますね。

道路の向かいには14階建のプラウド武蔵浦和プリアージュなどがありますが、かなりの離隔が図れているので多くのお部屋で日照も得られるでしょう。

アプローチはこの規模の物件らしからぬ幅があるのも素晴らしいのですが、両サイドの植栽も充実しており、デザイン的な高級感も魅力ですね。
建物自体は小さいため、エントランスホールは普通にこじんまりとしていますが、アプローチはこの規模の物件らしからぬ見事な出来で道路沿いからの見栄えという点でも◎でしょう。

前回のプレシスヴィアラ武蔵浦和

公式ホームページ
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お部屋は32㎡の1LDK、南東向き中住戸です。上述のように道路及びプラウドとの間には当物件のエントランスアプローチ(及び平置駐車場)があり、離隔は十分ですね。低層階でも南方向からの日照が得られるでしょう。

間取りは物件内で最も小さなタイプで、1LDKとしても小ぶりです。全戸南東向きとしたことでスパンがギリギリではあるものの、先ほどのプラン同様に連窓サッシを採用することでなんとか違和感ないだけの開口部を設けているあたりに努力の跡が窺えますね。

スパンが短いことで必然的に奥行(玄関からバルコニーまでの距離)が出てしまっており、LDの入口付近の実質的な廊下部分も含めると廊下が長めなのは気になる点です。
ただ、収納も意外なほど充実していますし、特に効率性が悪いといった印象はありません。

坪単価は305万円。上層階は340万円ほどとそこそこの上下差はありますが、このプレシスヴィアラシリーズはプレシスヴィアラ船橋を初めとして単価レンジがかなり大きくなっているものが多いことを鑑みると、こちらはむしろ狭い方になるでしょうね。
上層階でもプラウドの影響が大きいですし、低層階は豊かなエントランスアプローチの恩恵を受けやすいからでしょうか。

設備仕様面は、当然ディスポーザーはありませんが、全戸30㎡台でも食洗機付、さらにトイレ手洗いカウンターや玄関電気錠が備わっているのはポイントでしょう。
エリア的にこちらよりも単価が大分安いプレシスヴィアラ東大宮にもあった床暖房がないのは残念ですし意外でしたが…。

管理費は360円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、スケールメリットが得られないかなりの小規模物件ゆえに高めですね。

駐車場は全2台で平置になります。

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