ザ・パークハウス大森タワー【小ぶりなタワマンゆえの共用部、小ぶりなタワマンながら免震構造】6階37㎡5,688万円(坪単価502万円)
続けて、ザ・パークハウス大森タワー。
設計・施工は木内建設で免震構造が採用されています。近年は建築コスト高騰の影響もあるのかより高さ・スケールのあるタワマンでも免震構造を見かけることが少なくなってきており、小ぶりながらもタワマンらしさを強調するポイントの1つには違いないでしょう。
大森のタワマンは、ザ・山王タワーとウェリスシティ大森タワーが同じような高さで免震構造を採用しており「こちらも採用しないと…」という危惧があったことは想像に難くはありませんが…。
なお、当物件はホームページなどでは”大森のランドマークとなるタワー”と謳われています。
敷地面積は1,300㎡弱に過ぎない総戸数104戸のタワマンですし、前回の記事で書いたように大森駅界隈での24階建は限界水準な上、駅徒歩3分も良い方ではあるのですが、駅前広場などに面したポジションではないので「ランドマーク」はどうですかね…。
外観もダイレクトコーナーサッシなどを採用した”タワマンらしいもの”ではないためと遠目から凄く目立つ印象はないですし、今時期の高騰する相場下であれば"もうちょっと検討者の心をくすぐるもの"であって欲しかったという思いはありますかね。
ダイレクトコーナーサッシが印象的なウェリスシティ大森タワーのNTT都市開発はこちらの物件の売主にも名を連ねているわけですし、あちらを踏襲した感じのデザインにするぐらいでも良かったように思うのですがそこには三菱地所のプライドもあるのかね???
順梁ながら柱をバルコニーの外側とすることでグリッドを際立たせたフォルム、かつ、グレーを基調としたデザインにはスタイリッシュさや品を感じることは出来るものの、タワマンとしてはちょっと地味かなぁ…。
ただ、敷地南東部に設けられたエントランスは両サイドに植栽が設けられていますし、南側ピーポー通り沿いにはインターロッキング敷の歩道上空地が北西部にまでグルっと施されるため雰囲気が良いでしょう。そのようにけしてスケールがある方ではないのですが、このような配慮がなされたことで、エリア内の景観へ与える影響も小さくないはずです。
共用施設としては、エントランスホールの先にラウンジ(兼集会室)があります。ブースも多く設けられ、同時に10名以上が利用しても不快にならないぐらいのスペースがあるので総戸数104戸の物件ということを鑑みれば上々のものと言えるでしょう。
いわゆる共用施設はこれだけで、屋上テラスや高層階ラウンジなどもないので"タワマン"という点では寂しくはあるんですけどね…。
前回のザ・パークハウス大森タワー。
公式ホームページ

お部屋は37㎡の1LDK、西向き住戸です。北側には開口部がありませんが、柱位置や壁の造りをご覧いただくとお分かりのように位置的には北西角になります。北側だけでなく西側正面方向も9階建の大森ハウスの影響を受けるポジションで、低層階とはいえ少々苦しいですね。南西は当物件の駐車場などになるため、斜め方向に多少の抜けや日照が得られはしますが、上述のようにタワマンらしいタワマンではないので高層階に共用施設があるわけではないですし…。
間取りは30㎡台後半の1LDKで、効率的な設計でもあるので各所にそこそこのゆとりを感じることが出来ます。
オープンキッチンではなく壁向きになっているため、キッチンが丸見えになるなどの弊害はあるのですが、空間としての柔軟性や広がりは得やすいですし、床暖房の上で料理が出来るというのもこのタイプなりの魅力ではあるでしょう(さらなる高額物件などではキッチン床暖房が備わっているものもありはしますが…)。
坪単価は502万円。物件内で最も小さなタイプゆえに囲まれ感が強いポジションのわりには単価が強くなっています。
面積がそこまで大きくはないので(グロスが嵩むわけではないので)大きな違和感はありませんが、ザ・パークハウス戸越公園タワーの視界良好なお部屋(低層階)に比べるとやや高いのですね。
戸越公園駅は都心直通ではなくJRでもないため駅力の差はあるものの、あちらの方が距離的に都心が近いわけですし、駅徒歩1分や「物件の格(デザインなどによる高級感)」という点は微妙なところではあるかなぁ…。
設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンター、クオーツストーンの水回り天板など、それなりのものになっています。なお、各戸の玄関前内廊下部分には戸別宅配ボックス(専有面積に含む)が設けられています。
管理費は428円/㎡。ディスポーザー付の内廊下物件ではありますが、各階ゴミ置場がないわりには高く感じますね。
管理費云々を抜きにしてタワマンながら各階ゴミ置場がないのは残念なのですが、こちらよりも大分スケールのあったザ・パークハウス戸越公園タワーですらなかったですし、その際に述べたように同パークハウスのザ・パークハウス三軒茶屋タワー、ザ・パークハウス浦和タワー、他にシティタワー品川パークフロント、クレヴィアタワー大井町ザ・レジデンス、グレーシアタワー三鷹など近年のそこそこの規模・価格帯のタワマンでも各階ゴミ置場がないものは少なくなく、24階建総戸数104戸というスケールではない方が無難なのでしょうね。
各階ゴミ置場があったら管理費はいくらになっていたのか…。
ちなみに、エレベーターは普通に2基になります(21階建総戸数99戸でエレベーターが1基というプラウドタワー府中寿町のようなケースもありますんで…)。
駐車場は全22台で身障者用を除いた21台が機械式(屋外)になります。
設計・施工は木内建設で免震構造が採用されています。近年は建築コスト高騰の影響もあるのかより高さ・スケールのあるタワマンでも免震構造を見かけることが少なくなってきており、小ぶりながらもタワマンらしさを強調するポイントの1つには違いないでしょう。
大森のタワマンは、ザ・山王タワーとウェリスシティ大森タワーが同じような高さで免震構造を採用しており「こちらも採用しないと…」という危惧があったことは想像に難くはありませんが…。
なお、当物件はホームページなどでは”大森のランドマークとなるタワー”と謳われています。
敷地面積は1,300㎡弱に過ぎない総戸数104戸のタワマンですし、前回の記事で書いたように大森駅界隈での24階建は限界水準な上、駅徒歩3分も良い方ではあるのですが、駅前広場などに面したポジションではないので「ランドマーク」はどうですかね…。
外観もダイレクトコーナーサッシなどを採用した”タワマンらしいもの”ではないためと遠目から凄く目立つ印象はないですし、今時期の高騰する相場下であれば"もうちょっと検討者の心をくすぐるもの"であって欲しかったという思いはありますかね。
ダイレクトコーナーサッシが印象的なウェリスシティ大森タワーのNTT都市開発はこちらの物件の売主にも名を連ねているわけですし、あちらを踏襲した感じのデザインにするぐらいでも良かったように思うのですがそこには三菱地所のプライドもあるのかね???
順梁ながら柱をバルコニーの外側とすることでグリッドを際立たせたフォルム、かつ、グレーを基調としたデザインにはスタイリッシュさや品を感じることは出来るものの、タワマンとしてはちょっと地味かなぁ…。
ただ、敷地南東部に設けられたエントランスは両サイドに植栽が設けられていますし、南側ピーポー通り沿いにはインターロッキング敷の歩道上空地が北西部にまでグルっと施されるため雰囲気が良いでしょう。そのようにけしてスケールがある方ではないのですが、このような配慮がなされたことで、エリア内の景観へ与える影響も小さくないはずです。
共用施設としては、エントランスホールの先にラウンジ(兼集会室)があります。ブースも多く設けられ、同時に10名以上が利用しても不快にならないぐらいのスペースがあるので総戸数104戸の物件ということを鑑みれば上々のものと言えるでしょう。
いわゆる共用施設はこれだけで、屋上テラスや高層階ラウンジなどもないので"タワマン"という点では寂しくはあるんですけどね…。
前回のザ・パークハウス大森タワー。
公式ホームページ

お部屋は37㎡の1LDK、西向き住戸です。北側には開口部がありませんが、柱位置や壁の造りをご覧いただくとお分かりのように位置的には北西角になります。北側だけでなく西側正面方向も9階建の大森ハウスの影響を受けるポジションで、低層階とはいえ少々苦しいですね。南西は当物件の駐車場などになるため、斜め方向に多少の抜けや日照が得られはしますが、上述のようにタワマンらしいタワマンではないので高層階に共用施設があるわけではないですし…。
間取りは30㎡台後半の1LDKで、効率的な設計でもあるので各所にそこそこのゆとりを感じることが出来ます。
オープンキッチンではなく壁向きになっているため、キッチンが丸見えになるなどの弊害はあるのですが、空間としての柔軟性や広がりは得やすいですし、床暖房の上で料理が出来るというのもこのタイプなりの魅力ではあるでしょう(さらなる高額物件などではキッチン床暖房が備わっているものもありはしますが…)。
坪単価は502万円。物件内で最も小さなタイプゆえに囲まれ感が強いポジションのわりには単価が強くなっています。
面積がそこまで大きくはないので(グロスが嵩むわけではないので)大きな違和感はありませんが、ザ・パークハウス戸越公園タワーの視界良好なお部屋(低層階)に比べるとやや高いのですね。
戸越公園駅は都心直通ではなくJRでもないため駅力の差はあるものの、あちらの方が距離的に都心が近いわけですし、駅徒歩1分や「物件の格(デザインなどによる高級感)」という点は微妙なところではあるかなぁ…。
設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンター、クオーツストーンの水回り天板など、それなりのものになっています。なお、各戸の玄関前内廊下部分には戸別宅配ボックス(専有面積に含む)が設けられています。
管理費は428円/㎡。ディスポーザー付の内廊下物件ではありますが、各階ゴミ置場がないわりには高く感じますね。
管理費云々を抜きにしてタワマンながら各階ゴミ置場がないのは残念なのですが、こちらよりも大分スケールのあったザ・パークハウス戸越公園タワーですらなかったですし、その際に述べたように同パークハウスのザ・パークハウス三軒茶屋タワー、ザ・パークハウス浦和タワー、他にシティタワー品川パークフロント、クレヴィアタワー大井町ザ・レジデンス、グレーシアタワー三鷹など近年のそこそこの規模・価格帯のタワマンでも各階ゴミ置場がないものは少なくなく、24階建総戸数104戸というスケールではない方が無難なのでしょうね。
各階ゴミ置場があったら管理費はいくらになっていたのか…。
ちなみに、エレベーターは普通に2基になります(21階建総戸数99戸でエレベーターが1基というプラウドタワー府中寿町のようなケースもありますんで…)。
駐車場は全22台で身障者用を除いた21台が機械式(屋外)になります。
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