ザ・パークハウス谷中道灌山テラス【存在感が高まる三兄弟】5階53㎡7,988万円(坪単価494万円)

続けて、ザ・パークハウス谷中道灌山テラス。

設計は安宅設計、施工は東洋建設、デザイン監修はy.T-DESIGNです。

前回の記事で述べたように「ザ・パークハウス」の既存2物件の間に誕生する物件で(ザ・パークハウス谷中道灌山レジデンスとは隣接していません)、基壇部(3階部分まで)に異なるデザインを採用するなどといった共通点もありますので、”三兄弟”になることでさらに存在感を高めることが出来るでしょう。

ポイントになるのは人目に付きやすい共用廊下側(北西側)のデザインで、当物件は共用廊下のガラス手摺周りに工夫(ガラス手摺とそれ以外の部分を交互に配置し、ガラス手摺部分だけが光を通すようにしたことで夜間はより特色が出ます)が施されています。
さらにマリオン部にも照明、道灌山通り沿いの植栽にはアッパーライトをふんだんに施すなど夜の景観への拘りを感じる物件になります。

エントランスアプローチは道灌山通り沿いから深めに確保し、その植栽の傍らを経由する形のため気持ちが良いですし、敷地面積700㎡そこそこの物件なりに上手に纏めた印象ですね。駐車場9台も全て平置になります。

エントランスホールもまずまずの大きさがありますし、その傍らにリモートワークなどにも適した2室のパーソナルブースが用意されているあたりも今時ですね。

前回のザ・パークハウス谷中道灌山テラス

公式ホームページ
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お部屋は53㎡の2LDK、南東向き中住戸です。南東側は細い道路の向かいが2~3階建の戸建になっており、その先も同様に低層建物になることからこの階でも日照に加え視界抜けも出てきます。

間取りは2LDKとしては平均よりも気持ち小さ目ながら、柱の食い込みを抑え、かつ、LD単体で10畳確保するなど、平均的な2LDKと同程度の使い勝手があるでしょう。

先ほどのプラン同様にLD~洋室2にかけて連窓サッシ×ウォールドアを採用したことで良好な南東面を生かす設計になっているあたりにも好感が持てますね。

居室畳数を重視したためか収納がやや少なめな点には注意が必要でしょうか。

なお、当物件のバルコニーには折り畳みカウンターが付いています。
バルコニーには防水コンセントも完備しており、テレワークなどにどうぞ、ってことみたいです。視界良好な当物件ならではで悪かないですけどこの向きはちょっと落ち着かないような気も…。

坪単価は494万円。こちらは5階の中住戸なので500万円を切っていますが、平均としてはもう少し上の500万円ちょっと程度になるでしょうか。

近年の近隣供給事例は、アトラス西日暮里道灌山(2021年分譲/西日暮里駅徒歩3分・荒川区アドレス/約420万円)、オープンレジデンシア西日暮里道灌山(2021年分譲/田端駅徒歩5分/約395万円)、オープンレジデンシア谷中ヒルズ(2022年分譲/日暮里駅徒歩4分/約435万円)といったところがあり、時期的なものを考慮してもちょっと差が大きな印象ではあるものの、谷中アドレスや日照・眺望を重視する方であれば違和感はないでしょう。

ちなみに第1期は21戸と少なめですが、そもそも募集対象外住戸を除いた分譲住戸は35戸のみですので半分以上を供給することになります。

設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンター、水回り天板はクォーツストーンが備わっています。
500万円前後の単価帯を鑑みれば特筆すべき高級感はありませんが、廊下もタイル貼ですし悪くないでしょう。

管理費は344円/㎡。外廊下ですが、小ぶりなディスポーザー付物件ですので300万円台中盤は致し方ない水準です。

駐車場は身障者用を含む9台のみながら全て平置になります。

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