グランドメゾン溝の口の杜【吹抜を設けてまで実現した貴重な内廊下物件】3階71㎡7,460万円(坪単価349万円)
続けて、グランドメゾン溝の口の杜。
設計・施工は長谷工で直床になります。
高さ制限20mエリアの6階建なので当然二重床(7階建を採用する物件は少なくなくその場合は直床になります)だと思ったのですが…。
ハザードマップ上、色の付くエリアになることから1階部分を道路沿いのグラウンドレベルからやや高くしてはいるものの、むろん1~2mも高いわけではなく、建物自体も6フロアで普通に約18mの高さになっているので直床は解せないですね。20mギリギリの高さにすれば余裕で二重床が可能ですし、そもそも18m(1フロア3m)あれば二重床に出来ますからね。
一方で、当物件の最大のポイントになるのが敷地中央部に設けられた四季彩の杜です。
敷地面積4,700㎡超というスケールを生かした積水ハウス物件らしい「杜」でA~Cの3棟構成の中央に配置出来ているため、住民ならではの魅力的な空間になります。
また、それで終わらないのが当物件の凄いところで、共用廊下との間に吹抜を設けたことによる内廊下設計はかなり意外でしたし、当物件の大きな差別化要素になっていると思います。
特に南向きのB棟はかなりの板状なので中住戸に3LDKを採用しようとすると共用廊下側に洋室2室を配置するのはマストで、そのようにした上で内廊下設計を採用しようとすると通常は行灯部屋が2室生じてしまうのですが、当物件は共用廊下(内廊下)との間に吹抜、さらに、共用廊下を東西に分断し、中ほどに両面バルコニープラン(北側に四季彩の杜ビュー)を設けるなどの工夫を施し、内廊下を実現しています。
そういった事情もありこういったエリア・タイプの低層物件で内廊下を採用するのはかなりハードルが高いものですが、臆することなく実現した積水ハウスの心意気は素晴らしいですね。
また、四季彩の杜だけでなく東側道路沿いのメインエントランス周りの植栽も厚みがあって魅力的です。積水ハウスらしい石積みも相まってここを通るのが嬉しくなるであろう豊かな空間ですね。敷地外にはなりますが提供公園もありますし、住民(四季彩の杜)にとって魅力的なだけでなく、外部の方から見ても魅力的な物件に仕上げているあたりは流石でしょう。
道行く人の目に留まる物件というのは確実に資産価値への好影響があるものです。
なお、敷地南西部にはサブエントランスも設けており、スケールがあるなりに動線面にも気を使った物件と言えるでしょう。
共用施設としては、ラウンジの他にワークスペース(個室4室)があります。スケールのわりにはシンプルな印象ではありますが、いずれも四季彩の杜を向いた気持ちの良い空間ですね。
また、ZEH-MOriented、低炭素認定を受けたエコ性能の高い物件でもあります。
前回のグランドメゾン溝の口の杜。
公式ホームページ

お部屋はA棟の71㎡の3LDK、東向き中住戸です。A棟は敷地北西部にあり、東側にその四季彩の杜を望むポジションです。四季彩の杜の先にはC棟(西向き及び東向き)があり、いわゆる”敷地内向き”にはなるのですが、豊かな四季彩の杜が広がることでデメリットを補って余りありますね。
奇遇にも同時期分譲となっている三田ガーデンビルズの内向き(センターガーデンビュー)とは流石にスケールもインパクトも違いますけど、上述のように吹抜などを設けることで板状マンションながら内廊下を採用した数少ない物件で、こちらのプランの吹抜×両面バルコニー設計を見ても当物件の凄みが伝わるのではないでしょうか。
一方、70㎡そこそこのプランにしては奥行があるため廊下が長めで、効率性にはちょっと難があります。洋室1・2周りの収納の少なさはそのあたりが影響しているように思います。
ただ、吹抜と両面バルコニーを採用したことで行灯部屋はありませんし、ウォールドア×連窓サッシ設計のLD~洋室3にも好感が持てますね。
なお、当物件は全戸の玄関前に2つのトランクルームが備わっているのもポイントの1つですね。宅配ボックスなどとしての利用も可能です。
坪単価は349万円。当初の予定価格では南向きなど条件の良いお部屋との単価差がもう少し小さかったのですが、昨年末の第1期までに少し下がったようですね。
前回の記事の近隣供給事例との比較からお分かりのように昨今の相場下においても少々強く感じる物件ではあるものの、この杜や内廊下設計はやはりスペシャルですし、こちらは貴重な両面バルコニープランでもありますのでやはり替えが効きにくい物件であることを鑑みれば大きな違和感まではないでしょう。
設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンターが備わっています。エリア内では高額でもこの単価帯ですので特別高級感のあるものは見当たりませんがスロップシンクは付いています。
エネファーム搭載、さらにNEC社宅跡地ということもありNECの顔認証システム(共用エントランスだけでなく住戸玄関まで)が採用されているのも興味深い点の1つになるでしょう。
管理費は265円/㎡。ディスポーザー付の内廊下ですが、総戸数123戸のスケールが生きていると感じるリーズナブルな水準です。豊かな植栽の維持管理コストもそれなりにかかるものですし、それでこの水準ならば魅力的ですね。
駐車場は全51台で身障者用を含む3台のみが平置、残りの48台が機械式になります。
設計・施工は長谷工で直床になります。
高さ制限20mエリアの6階建なので当然二重床(7階建を採用する物件は少なくなくその場合は直床になります)だと思ったのですが…。
ハザードマップ上、色の付くエリアになることから1階部分を道路沿いのグラウンドレベルからやや高くしてはいるものの、むろん1~2mも高いわけではなく、建物自体も6フロアで普通に約18mの高さになっているので直床は解せないですね。20mギリギリの高さにすれば余裕で二重床が可能ですし、そもそも18m(1フロア3m)あれば二重床に出来ますからね。
一方で、当物件の最大のポイントになるのが敷地中央部に設けられた四季彩の杜です。
敷地面積4,700㎡超というスケールを生かした積水ハウス物件らしい「杜」でA~Cの3棟構成の中央に配置出来ているため、住民ならではの魅力的な空間になります。
また、それで終わらないのが当物件の凄いところで、共用廊下との間に吹抜を設けたことによる内廊下設計はかなり意外でしたし、当物件の大きな差別化要素になっていると思います。
特に南向きのB棟はかなりの板状なので中住戸に3LDKを採用しようとすると共用廊下側に洋室2室を配置するのはマストで、そのようにした上で内廊下設計を採用しようとすると通常は行灯部屋が2室生じてしまうのですが、当物件は共用廊下(内廊下)との間に吹抜、さらに、共用廊下を東西に分断し、中ほどに両面バルコニープラン(北側に四季彩の杜ビュー)を設けるなどの工夫を施し、内廊下を実現しています。
そういった事情もありこういったエリア・タイプの低層物件で内廊下を採用するのはかなりハードルが高いものですが、臆することなく実現した積水ハウスの心意気は素晴らしいですね。
また、四季彩の杜だけでなく東側道路沿いのメインエントランス周りの植栽も厚みがあって魅力的です。積水ハウスらしい石積みも相まってここを通るのが嬉しくなるであろう豊かな空間ですね。敷地外にはなりますが提供公園もありますし、住民(四季彩の杜)にとって魅力的なだけでなく、外部の方から見ても魅力的な物件に仕上げているあたりは流石でしょう。
道行く人の目に留まる物件というのは確実に資産価値への好影響があるものです。
なお、敷地南西部にはサブエントランスも設けており、スケールがあるなりに動線面にも気を使った物件と言えるでしょう。
共用施設としては、ラウンジの他にワークスペース(個室4室)があります。スケールのわりにはシンプルな印象ではありますが、いずれも四季彩の杜を向いた気持ちの良い空間ですね。
また、ZEH-MOriented、低炭素認定を受けたエコ性能の高い物件でもあります。
前回のグランドメゾン溝の口の杜。
公式ホームページ

お部屋はA棟の71㎡の3LDK、東向き中住戸です。A棟は敷地北西部にあり、東側にその四季彩の杜を望むポジションです。四季彩の杜の先にはC棟(西向き及び東向き)があり、いわゆる”敷地内向き”にはなるのですが、豊かな四季彩の杜が広がることでデメリットを補って余りありますね。
奇遇にも同時期分譲となっている三田ガーデンビルズの内向き(センターガーデンビュー)とは流石にスケールもインパクトも違いますけど、上述のように吹抜などを設けることで板状マンションながら内廊下を採用した数少ない物件で、こちらのプランの吹抜×両面バルコニー設計を見ても当物件の凄みが伝わるのではないでしょうか。
一方、70㎡そこそこのプランにしては奥行があるため廊下が長めで、効率性にはちょっと難があります。洋室1・2周りの収納の少なさはそのあたりが影響しているように思います。
ただ、吹抜と両面バルコニーを採用したことで行灯部屋はありませんし、ウォールドア×連窓サッシ設計のLD~洋室3にも好感が持てますね。
なお、当物件は全戸の玄関前に2つのトランクルームが備わっているのもポイントの1つですね。宅配ボックスなどとしての利用も可能です。
坪単価は349万円。当初の予定価格では南向きなど条件の良いお部屋との単価差がもう少し小さかったのですが、昨年末の第1期までに少し下がったようですね。
前回の記事の近隣供給事例との比較からお分かりのように昨今の相場下においても少々強く感じる物件ではあるものの、この杜や内廊下設計はやはりスペシャルですし、こちらは貴重な両面バルコニープランでもありますのでやはり替えが効きにくい物件であることを鑑みれば大きな違和感まではないでしょう。
設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンターが備わっています。エリア内では高額でもこの単価帯ですので特別高級感のあるものは見当たりませんがスロップシンクは付いています。
エネファーム搭載、さらにNEC社宅跡地ということもありNECの顔認証システム(共用エントランスだけでなく住戸玄関まで)が採用されているのも興味深い点の1つになるでしょう。
管理費は265円/㎡。ディスポーザー付の内廊下ですが、総戸数123戸のスケールが生きていると感じるリーズナブルな水準です。豊かな植栽の維持管理コストもそれなりにかかるものですし、それでこの水準ならば魅力的ですね。
駐車場は全51台で身障者用を含む3台のみが平置、残りの48台が機械式になります。
関連記事
- ソルティア新川崎モアグラン【低層住宅街を望む14階建】4階30㎡3,870万円(坪単価426万円)
- ソルティア新川崎モアグラン【パークタワーのお膝元となる駅徒歩3分】3階32㎡4,160万円(坪単価431万円)
- グランドメゾン溝の口の杜【吹抜を設けてまで実現した貴重な内廊下物件】3階71㎡7,460万円(坪単価349万円)
- グランドメゾン溝の口の杜【溝の口では貴重なスケールを有した積水の杜】5階86㎡9.900万円台(予定)(坪単価約382万円)
- リーフィアレジデンス麻生五月台【敷地面積4,000㎡弱のスケール、複数の90㎡台やニコイチ住戸も】2階67㎡4,938万円(坪単価244万円)