代々木参宮橋テラス【木・緑の外観、ゼッチ・エアロテック、プランも個性的】2階54㎡280,000円(坪賃料17,141円)

続けて、代々木参宮橋テラス。

前回の記事で述べたように、設計・施工は泣く子も黙る竹中工務店自らが行っています。

空地率は約46%と高くはないものの、敷地面積4,000㎡弱のスケール感を生かした敷地西側エントランス周りの造りが特徴的な物件になります。

西側道路沿いには視界を妨げることのない背の低い植栽を大々的に設けた”街に開かれた設計”で、そういったものが功を奏しエントランス周りにも広がりが感じられますね。エントランスはグラウンドレベルから数段下りるアプローチにはなるものの、エントランスホールは2層吹抜の豊かな空間です。

高断熱などを実現したゼッチ・マンションであると共に通風口付玄関窓など自然通風などにも配慮したパッシブデザインを実現した物件で、このエントランス周りの設計に加え、建物中央の共用廊下周りの造りもとても特徴的ですね。
共用廊下や共用階段周りには吹抜が多く設けられており、随所に曲面、そして手摺周りにグリーンを這わせるという明るく優しい空間になっています。

内側だけでなく外側、つまり2階以上のバルコニー周りにも大々的にグリーンの設え、また、無機質な室外機置場を隠すように木目の壁がアクセントとして施されているあたりも素晴らしい点でしょう。

専有部形状自体はほぼ整形ですが、前回取り上げたタイプのように一部のコーナーを丸め、かつ、バルコニーラインも斜め仕上げとするなど、外観的な特徴も少なくない物件になります。

なお、共用施設としてはラウンジの他、ワークスペースが設けられています。

前回の代々木参宮橋テラス

公式ホームページ
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お部屋は54㎡の2LDK(1LDK+土間)、北向き中住戸です。北側道路の向かいは2~3階建の低層住宅なので視界抜けまでは得られずとも悪いポジションではありません。

南側は先ほど取り上げたタイプなどのある南向きの棟があるのですが、当プラン分ぐらいの離隔が図れており、共用廊下との間には吹抜のような屋外空地が存在しているため土間(earth floor)の大きな窓からは採光だけでなく日照も得られるでしょう。

最大のポイントはやはり土間ですね。当プランの表記は2LDKになっているぐらいですし、こんだけ大きくて明るい空間ならば使い勝手は様々でしょう。

こういった個性的なプランがある反面、中にはこういったいつの時代のプラン?
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と思ってしまうようなものもありはしますが…。

坪賃料は17,141円。当物件の主力となる50㎡台で土間をどのように使えるか次第で賃料単価から受ける印象は異なるものの、前回の記事で述べたようにエアロテック(全館空調)が備わった物件ですし、分譲マンションほどの分かりやすい高級感はなくともこの立地・属性の物件での17,000円そこそこであれば数字的にはリーズナブルですね。

駐車場は全21台で全て平置になります。

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