ディアナコート駒沢公園【圧巻のダイレクトサッシ×迫り上がるバルコニー上部】5階55㎡7,580万円(坪単価453万円)
続けて、ディアナコート駒沢公園。
設計は日本エーコン、施工は大京穴吹建設、デザイン監修はアーキサイトメビウス(担当は菊地氏)です。
敷地面積は1,600㎡超ありますが、高さが出せないエリアのため空地率は約44%と低めで、とりわけゆとりを感じることはありません。
ただ、前回の記事で述べたように、当物件の最大の特長になるのが建物南面に大々的に設けられたダイレクトサッシで、外観デザイン的にも大きな意味があります。窓面上部には梁があるのですが、梁の外側にもガラスを貼っているため、外目から見ると南面のほとんどがガラスで埋め尽くされ、総戸数58戸という一般的なスケールながらも高い存在感を放つ物件になるでしょうね。
また、当物件のデザイン上のポイントはそれだけではありません。そのダイレクトサッシ部分だけでなく普通にバルコニーとなった部分の意匠にも大きな特徴があります。
アールブラン武蔵新城やピアース用賀テラス(※いずれもデザイン監修はツズキオフィス)同様のバルコニー軒裏を斜め上部に迫り上げるものとしており、ここはメタル調のマテリアルを採用しているあたりも素敵ですね。
※こういったバルコニー上部の設えはツズキオフィス主導なのかと思っていたのですが、モリモト物件の定番になっていくのでしょうか???
エントランスホール周りは大理石などをふんだんに用いたアーキサイトメビウスによるディアナコートの定番デザインで手堅い印象ではある一方、エントランスホール周りの屋内空間はこじんまりとしており正直物足りない印象になります。
ただ、内廊下を採用しつつも吹抜を併用することで内側にも開口部を設けたプラン設計(以下のプランご参照)などには努力が窺えるあたりは評価できる点でしょう。
前回のディアナコート駒沢公園。
公式ホームページ

お部屋は55㎡の1LDK+S、東向き中住戸です。当物件は地下住戸が存在しており、グラウンドレベルのエントランスは2階(建築基準法上の1階)になるため、当タイプも一般的な4階相当の高さになります。ただ、東方向は駒沢公園シティハウスの3階建部分や2階建アパートといった感じのポジションになりますのでこの階でも視界抜けが出てくるぐらいの良好なものです。
間取りは50㎡台中盤の平均的な2LDK(1LDK+S)ですね。専有部形状・居室配置もごくごく一般的なもので、一般的な内廊下物件であればベッドルーム1室が行灯部屋になってしまうものですが、当物件は要所要所に吹抜を設けたことでサービスルームにも窓を設けることが出来ています。
サービスルームの入口をLD側に設けていれば建築基準法上の居室要件(採光要件)をLDと一体で判定できるため、吹抜側の窓がなくとも「2LDK」に出来ていたはずです。つまり、当プランはわざわざ吹抜を設け、サービスルームを”独立”させたことで「1LDK+S」になってしまうという不思議な試みがなされているのですが、表示の問題はさておき吹抜側であろうとも窓があることの意味は小さくないでしょう。
バルコニーとは反対側に開口部があることでちょっとでも窓を開けると通風面では絶大な効果がありますね。
坪単価は453万円。前回の記事で書いたように地階に跨るメゾネットタイプなどには坪単価400万円を切るものもありますが、そういった"特殊な条件"のものを除けば物件内ではこなれている方になるでしょう。
前建の影響も残りはするものの、上層階よりのお部屋ですし、駅距離があるなりの現実的な水準と感じます。グロスもそこまでではないですし、環境重視で仕事もリモートワーク中心の方であれば検討しやすいでしょうね(60㎡台以上のいわゆるファミリータイプだと駐車場の少なさがネックになったりもするがこの大きさであればそれほど気にはならない)。
設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、トイレ手洗いカウンターはもちろんのこと、廊下・洗面室・トイレ床の600角タイル貼、廊下壁の木目調パネル仕上げなど、モリモトならではものです。1戸だけですが100㎡超はプレミアムプランという位置づけでLDまでがタイル貼になります。
管理費は276円/㎡。ディスポーザー付の内廊下での水準ですのでリーズナブルです。40~50㎡台もそこそこある総戸数58戸ではスケールメリットがあるとは言い難いですからね。
駐車場は身障者用を含む全19台で、6台が平置13台が機械式になります。
設計は日本エーコン、施工は大京穴吹建設、デザイン監修はアーキサイトメビウス(担当は菊地氏)です。
敷地面積は1,600㎡超ありますが、高さが出せないエリアのため空地率は約44%と低めで、とりわけゆとりを感じることはありません。
ただ、前回の記事で述べたように、当物件の最大の特長になるのが建物南面に大々的に設けられたダイレクトサッシで、外観デザイン的にも大きな意味があります。窓面上部には梁があるのですが、梁の外側にもガラスを貼っているため、外目から見ると南面のほとんどがガラスで埋め尽くされ、総戸数58戸という一般的なスケールながらも高い存在感を放つ物件になるでしょうね。
また、当物件のデザイン上のポイントはそれだけではありません。そのダイレクトサッシ部分だけでなく普通にバルコニーとなった部分の意匠にも大きな特徴があります。
アールブラン武蔵新城やピアース用賀テラス(※いずれもデザイン監修はツズキオフィス)同様のバルコニー軒裏を斜め上部に迫り上げるものとしており、ここはメタル調のマテリアルを採用しているあたりも素敵ですね。
※こういったバルコニー上部の設えはツズキオフィス主導なのかと思っていたのですが、モリモト物件の定番になっていくのでしょうか???
エントランスホール周りは大理石などをふんだんに用いたアーキサイトメビウスによるディアナコートの定番デザインで手堅い印象ではある一方、エントランスホール周りの屋内空間はこじんまりとしており正直物足りない印象になります。
ただ、内廊下を採用しつつも吹抜を併用することで内側にも開口部を設けたプラン設計(以下のプランご参照)などには努力が窺えるあたりは評価できる点でしょう。
前回のディアナコート駒沢公園。
公式ホームページ

お部屋は55㎡の1LDK+S、東向き中住戸です。当物件は地下住戸が存在しており、グラウンドレベルのエントランスは2階(建築基準法上の1階)になるため、当タイプも一般的な4階相当の高さになります。ただ、東方向は駒沢公園シティハウスの3階建部分や2階建アパートといった感じのポジションになりますのでこの階でも視界抜けが出てくるぐらいの良好なものです。
間取りは50㎡台中盤の平均的な2LDK(1LDK+S)ですね。専有部形状・居室配置もごくごく一般的なもので、一般的な内廊下物件であればベッドルーム1室が行灯部屋になってしまうものですが、当物件は要所要所に吹抜を設けたことでサービスルームにも窓を設けることが出来ています。
サービスルームの入口をLD側に設けていれば建築基準法上の居室要件(採光要件)をLDと一体で判定できるため、吹抜側の窓がなくとも「2LDK」に出来ていたはずです。つまり、当プランはわざわざ吹抜を設け、サービスルームを”独立”させたことで「1LDK+S」になってしまうという不思議な試みがなされているのですが、表示の問題はさておき吹抜側であろうとも窓があることの意味は小さくないでしょう。
バルコニーとは反対側に開口部があることでちょっとでも窓を開けると通風面では絶大な効果がありますね。
坪単価は453万円。前回の記事で書いたように地階に跨るメゾネットタイプなどには坪単価400万円を切るものもありますが、そういった"特殊な条件"のものを除けば物件内ではこなれている方になるでしょう。
前建の影響も残りはするものの、上層階よりのお部屋ですし、駅距離があるなりの現実的な水準と感じます。グロスもそこまでではないですし、環境重視で仕事もリモートワーク中心の方であれば検討しやすいでしょうね(60㎡台以上のいわゆるファミリータイプだと駐車場の少なさがネックになったりもするがこの大きさであればそれほど気にはならない)。
設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、トイレ手洗いカウンターはもちろんのこと、廊下・洗面室・トイレ床の600角タイル貼、廊下壁の木目調パネル仕上げなど、モリモトならではものです。1戸だけですが100㎡超はプレミアムプランという位置づけでLDまでがタイル貼になります。
管理費は276円/㎡。ディスポーザー付の内廊下での水準ですのでリーズナブルです。40~50㎡台もそこそこある総戸数58戸ではスケールメリットがあるとは言い難いですからね。
駐車場は身障者用を含む全19台で、6台が平置13台が機械式になります。
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