ファインスクェア武蔵野テラス【吹抜を多用したフロアプラン】2階62㎡6,580万円(坪単価350万円)

続けて、ファインスクェア武蔵野テラス。

設計はクレオ、施工は白石建設で、同時分譲のリアンと同じ組み合わせになります。

リアンとは隣接してはいないものの、スケール・高さ的にも酷似しており、共通点は少なくありません。
こちらテラスはリアンよりも幾らか大きな敷地面積1,400㎡弱なのですが、南北方向に長い敷地形状も似ていますし、前回の記事で取り上げた両サイドに吹抜けが設けられたオープンポーチ設計も同様ですね。

外観デザインはブラウンタイルやグレータイルなどシックなトーンの素材を要所要所に施すことで引き締めており単価帯なりの印象です。

エントランス周りは総戸数44戸なりの印象で、特筆すべきゆとりなどは感じられませんが、両サイドに植栽を施すなど良い雰囲気ですね。

前回のファインスクェア武蔵野テラス

公式ホームページ
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お部屋は62㎡の1LDK+2S、東向き中住戸です。東側は接道しておらず、複数の3階建の住宅で構成されています。そのため視界が抜けることはありませんが、南東に傾いた東向きなのでこの階でも日照はそこそこには得られそうですね。

間取りは60㎡そこそこの狭小感のある実質3LDKになります。
近年は当たり前のようにこのぐらいの大きさの3LDKを見かけますのでそこは特に気にはならないのですが、やはり1LDK+2Sというのは…。

昨今は住不のシティハウスシリーズなどでわりと見かける1LDK+2Sですが、やはり印象はよくないですしリセールなどの検索時もネックになってしまいます。

ただ、当物件も共用廊下の先に西向き住戸があることで建築基準法上の採光基準(居室要件)を満たすことが出来ずこのようになっているだけで、先ほどのプランからお分かりのように共用廊下の先にはかなり大々的に吹抜を設けるという配慮がなされているため”表示”ほど採光は悪くありません(そもそも一般的に共用廊下側の開口部の採光は期待できない)。

バルコニー側はウォールドアや連窓サッシなどの工夫があると嬉しかったところですが、やはり2WAYのファミリークローゼットを採用しているあたりは1つのポイントになるでしょう。

坪単価は350万円。1階東向き中住戸には310万円台まであり、視界的に大きな差があるとはいえないことを鑑みるとしっかりとした印象にはなりますね。60㎡そこそこでも実質3LDK(部屋数)を考慮した単価設定なのかもしれませんが、表示上はそのように「1LDK+2S」になってしまいますし、平均で360万円そこそこの物件ということからしてもこの条件での350万円は少々違和感があります。

設備仕様面は、小規模のためディスポーザーはありませんが、食洗機、フィオレストーンのキッチン天板、トイレ手洗い器などが備わっています。エコアクアシャワー(浴室。ウルトラファインバブル)、キレイスト(洗面所水栓)など水回りにも特色がありますね。

管理費は173円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、総戸数44戸に過ぎない小ぶりな物件ですのでリーズナブルですね。ファインスクェア大泉学園などに代表されるようにこのシリーズは安価な管理費になっていることが多いです。
修繕積立金の場合はいくら安かろうといずれ高くしない(埋め合わせしない)と破綻しますが、管理費の場合はその水準で問題なく管理されるのであれば安いに越したことはありません。

駐車場は身障者用を含む5台で平置になります。

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