アルファステイツ武蔵新城【全戸乾太くん搭載】2階62㎡4,990万円(坪単価265万円)

続けて、アルファステイツ武蔵新城。

設計は共同エンジニアリング、施工は西野建設で直床になります。

50~70㎡台の総戸数38戸という小ぶりな物件になりますが、6階建でのものですので敷地面積は1,200㎡超とそこそこの大きさがあります。

ただ、やはりネックになるのは南北に長い敷地形状で、角住戸を除き全戸西向きを強いられつつ、西面が接道していないのは悩ましいところでしょう。
前回の記事で述べたように交通便はお世辞にも良いものとは言えず、駅距離のあるファミリータイプであれば日照や視界面での魅力が欲しかったところですね(全住戸とは言わないまでも…)。

中にはバースシティ武蔵新城のような異端なケースもありはしますが、武蔵新城駅を最寄りとする物件は、従前からの土地形状や区画形状が影響し、南北に長いランドプランを強いられるものが非常に多いため駅距離があっても全戸東向きor西向きになっているケースは少なくありません。

ですので、徒歩12分のここが特に目立つ感じではないのですが、こちらの第三京浜を越えたエリアにおいては特にそういった印象はないため、南向きと西向きのL字配棟にするといった工夫が施せていると良かったようには思いますね(この規模の物件でのL字配棟はコスト的に宜しくないのでしょう…)。

ちなみに、敷地東側には私道があり、敷地北側駐車場への車路に無駄がないのは良い点でしょう。

なお、この規模の物件ですので目立つ共用スペースはありませんが、南側道路沿いのエントランス(ホール)はガラス面が豊かで、アプローチがクランクインになっているあたりは好感の持てる点です。

前回のアルファステイツ武蔵新城

公式ホームページ
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お部屋は62㎡の3LDK、西向き中住戸です。そのように全戸西向きとなる中、中ほどに位置したお部屋で、正面方向に5階建のプリズラヴィーヌの影響が強くなるポジションです。敷地端の緑化部分を挟みはするものの、離隔は十分とは言えず、こういった低層階だと日照への影響も大きいですね。

間取りは当物件の中住戸の多くを占める小ぶりな3LDKで、先ほどの”ミタスモ仕様”も見当たらないシンプルな田の字タイプになります。

面積を絞ったなりに共用廊下側の柱の食い込みが抑えらえているのは良いのですが、LD隣接の洋室3の引き戸がウォールドアなどになっていないため広々とした2LDKなどとして使える柔軟性にも欠け、淡泊さが目立ちますね。

坪単価は265万円。前回の記事で述べた通り駅距離を鑑みると全体的に強めに感じますし、こういった中住戸は日照・視界的に芳しいものとは言えないので尚更ですね。
60㎡そこそこまで面積を絞ったことでグロス価格を抑えたということではあるのでしょうが…。

設備仕様面は、この規模ですので当然にディスポーザーはないですし、この単価帯では水回りの天然石天板仕様やトイレ手洗いカウンターがないのも仕方ないとは思います。ただ、床暖房すらないのは…。

乾太くんが全戸標準装備されているのは大きなポイントの1つではありますけど、それなりの単価帯のファミリー向け物件ですので床暖房は欲しかったですね。
なお、食洗機は付いています。

管理費は262円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下にしては高めですが、小ぶりなスケールを鑑みればやむなしでしょう。

駐車場は全17台で、内訳は機械式9台、平置8台になります。

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