ザ・パークハウス横浜川和町テラス【意外にもほぼ横ばいの価格設定】4階80㎡6,088万円(坪単価252万円)

ザ・パークハウス横浜川和町テラス。

所在地:神奈川県横浜市都筑区川和町3034番他(地番)
交通:川和町駅徒歩3分
用途地域:第一種住居地域
階建・総戸数:地上10階地下1階建、164戸(募集対象外住戸23戸含む)

ザ・パークハウス横浜川和町ガーデン、デュオセーヌ横浜川和町ガーデン(シニア向け分譲マンション)に次いで、川和町駅前の大規模土地区画整理事業内に誕生する物件です。

それら2物件(デュオセーヌはまだ建設中)や駅反対側のB街区の商業施設フォルテ横浜川和町が出来るまでは駅前ですら殺風景で、駅前の多くが市街化調整区域であることがこの川和町駅周りの発展を妨げていました(この物件の界隈も広大な畑でした)。そのため、駅徒歩10分圏内に分譲マンションが存在しないぐらいの長閑なエリアという印象でしたが、だからこそこういったまとまった開発がしやすいですね。埋立地を中心とした湾岸エリアなどではもともと土地が小さくないため大きな開発が生じやすいわけですが、こういった内陸だとなかなかこういった規模の纏まった開発エリアが生じることは少ないのです。
※ガーデンもこちらも総戸数は100戸台ということで、物件単位だとけしてスケール感があるわけではないのですが、共用施設などはさらに駅に近い3物件目(予定)も含め相互利用が予定されているためそういった点では大規模物件とも言えます。

こちらは昨年末に完成したガーデンの徒歩4分よりも駅に近い徒歩3分で、ガーデンに比べると線路・車両基地の影響も薄くなるでしょう。如何せん最寄りは川和町駅なので都内及び横浜の主要ビジネスエリアへのアクセス性は褒められたものではありませんが、その分価格は抑えられていますし、都筑エリアに馴染みのある方にとってはこの開発はまたとないもの、恰好のものと言えるでしょう。

買物便は徒歩5分のフォルテ頼みのところが大きいのですが、ベルク、マツキヨ、無印、セリアといった充実のラインナップは実際とても便利でしょうし、天然芝を敷いた広場では休日にイベントやキッチンカーの出店が行われるあたりも魅力の1つですね。

なお、スーパーで言うとフォルテ(ベルク)以外にまいばす徒歩4分、オーケー徒歩13分といったところがありますので、一応潰しが効きますね。

通学区は川和小学校で徒歩6分と良好、また、川和市民の森が徒歩8分の他、至近に鶴見川や菜の花畑があるなどこのエリアらしい自然環境も魅力の1つになるでしょう。

公式ホームページ
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お部屋はウエスト棟の80㎡の3LDK、南西角住戸です。南にデュオセーヌ、南西にザ・パークハウス横浜川和町ガーデンがあり、いずれもこちらと同じ最高高さ約31m制限下で設計されているので、上層階でも視界への影響があります。ただ、両面共に接道しているため、前建までの離隔は十分で低層階でも日照良好ですし、デュオセーヌの敷地のこの住戸側にはガーデンがありますので、そういった魅力もありますね。

なお、西側道路の向かいは現状更地(工事などの資材置場などとして利用されている)ですが、そちらも土地区画整理事業地(B-2街区)で住宅が予定されています。
ただ、地区計画によるとB-2街区は敷地面積が小ぶりなためか31mへの緩和の旨(公開空地などを設けることによる緩和)が規定されておらず本来の20m制限になると思われるため、上層階であれば半永久的な視界抜けが保たれるでしょう。

この南西角は物件内で最も日照と視界のバランスが取れたポジションで、面積的にも最も大きなものになります。ガーデンは最大74㎡で、こちらも同じぐらいの面積設定になると思っていたので正直意外でした。
四捨五入しないと80㎡には達していないのはちょっと残念ではあるのですが、LDの13.7畳や洋室1の7畳、そして1620の浴室などからは面積帯なりのゆとりが窺えますね。

共用廊下側の柱は普通に食い込んでいますし、角住戸ながら全体的に開口部が小さな設計はとても残念です。
南側はデュオセーヌを考慮した結果なのかもしれませんが、道路を挟んでいますし、こちらもデュオセーヌもそれなりのスケールの物件で、敷地に余裕がありますので道路際ギリギリに建物が立つようなものではありません。

主開口部のある西面も連窓サッシが採用されているとはいえ、LD側だけだとサッシ2枚分でしかないですし、せっかくの角住戸でこの設計というのはねぇ…。
サッシ1枚分ワイドになるだけでも室内の雰囲気(採光)は大分変わるものですし、もう少し頑張って欲しかったですね。

坪単価は252万円。上層階でも260万円台中盤といった感じで、意外と単価差は大きくありません。
※当タイプは最上階に加え、6~7階(3階も)も事業協力者住戸になるなど、事業協力者住戸率が高く、特に上層階は貴重。

ガーデンの最高単価は250万円ほどでしたので、こちらの上層階の方が幾らか高くはなっています。しかしながら、ガーデンの分譲開始時からはフォルテが出来るなど近隣の雰囲気・利便性は様変わりしましたし、こちらの方が駅にも近いわけですから意外なほど大人しい価格上昇と言えるでしょう。

ガーデンの南向き住戸は川和のさと公園に隣接しているといったこちらにはない魅力もありましたが、西側は線路・車両基地の影響がこちらよりも大きいですし、何よりも昨今の相場の影響を鑑みたら不思議なほど現実的、いや、良心的な価格設定と言えるでしょうね。

さらに駅近(駅直結となる可能性はあるのかね?)の第三弾(予定)はそのポジション的に流石に価格は結構上がる気がしますし(その時まで市況がこのまま堅調であればの話)、このご時世にほぼ横ばいのお値段というのは魅力でしょう。

上述のようにこちらのプランは面積帯がガーデンに比べ大きくグロスの嵩みも単価設定に影響を与えているのでしょうが…。

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