サンクレイドル船堀Ⅲ【南面離隔、奥行あるアプローチを実現する絶好の敷地形状】3階64㎡3,898万円(坪単価201万円)

続けて、サンクレイドル船堀Ⅲ。

設計は光和設計、施工は淺川組です。

当物件の最大のポイントは、やはり第一種低層住居専用地域を望む無理のない全戸南西向きという点でしょう。

敷地形状はやや細長いため1フロアは一般的なスパンの4戸(4プラン)でギリギリといった感じではあるものの、今井街道沿いの北東面に加え南西面も接道しているのは大きいですね。

敷地内も途中から第一種住居地域になっており、そちら側(商業地域内に設計された建物の南西側)にはゆったりとした駐輪場と厚みのある植栽が施されます。そのため、前建との離隔は十分で低層階でもかなり良好なポジションなのです。

敷地面積は1,000㎡超とそこそこの大きさがあり、今井街道から建物までの距離も十分に確保出来ているので喧騒も抑えられますし、その敷地の奥行を生かしエントランスアプローチを非常に深いものに出来ているのも絶妙でしょう。

このように奥行のある敷地形状や旗竿上の敷地形状などでは奥行あるアプローチが設けられることは少なくありませんが、当物件のものはそういった中でもかなりゆったりとしていますし、サイン付の横壁や両サイドの植栽などの設えも良い感じです。

エントランスホール(兼コミュニティスペース)も総戸数42戸の物件にしてはゆったりとした印象ですし、外観デザインに関しても不規則なマリオンや複数色のガラス手摺を用いるなど繊細な設えで、外観や共用面などがシンプルに感じることの多いサンクレイドルシリーズの中では整った物件と感じます。

前回のサンクレイドル船堀Ⅲ

公式ホームページ
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お部屋は64㎡の3LDK、南西向き中住戸です。南西側道路の向かいは戸建などの低層住宅街な上、上述のようにその手前に当物件の駐輪場や厚みのある植栽が施されるため、低層階でも良好ですね。低層階でも半永久的に日照が保たれるポジションですし、上述のように今井街道からかなり内側に建てられるため喧騒も伝わりづらいでしょう。

間取りは物件内で最も小さなタイプでいわゆる狭小3LDKの範疇になります。

共用廊下側の柱の食い込みは抑えられている方ではあるものの、横長リビングプランを採用したことで玄関~LDまでの距離が長くなっており、廊下が長めなのは気になりますね。
LDの入口付近には実質的な廊下スペースが大き目に混入しておりその部分も含めた10.8畳になります。

この専有面積では致し方ないところではありますが、収納は少な目、浴室も1317です。

また、玄関の正面がエレベーターホールになっているあたりも気になるところではありますね。玄関ドアを開けた際にエレベーター待ちの方がいると玄関の中を見られてしまうかもしれません。

坪単価は201万円。低層階中住戸のため物件内の下限水準になります。
もちろん駅距離が考慮された水準ではありますが、これまで述べたようにこの物件の南面条件はかなり優れており、低層階も前建との離隔がしっかりとしていることを考えれば控えめな設定ではないでしょうか。

間取りはもう少し拘って欲しかったとは思いますけど…。

設備仕様面は、小規模のためディスポーザーはなし、また、価格帯的に水回りの天然石天板仕様やトイレ手洗いカウンターがないのも当然といったところでしょう。
食洗機は付いています。

管理費は203円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、総戸数42戸のスケールを鑑みれば悪くない水準ですね。

駐車場は全18台で身障者用を含む5台が平置、残りの13台が機械式になります。

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