プラウド阿佐谷南二丁目【小スケールながら豊かな迎賓設計】9階55㎡10,498万円(坪単価630万円)
続けて、プラウド阿佐谷南二丁目。
設計はIAO竹田設計、施工は野村建設工業、デザイン監修は南條設計室です。
ミライフル採用、また、低炭素建築物認定を受けたエコ性能の高い物件になります。
スケールとしては13階建総戸数47戸に過ぎず、30~50㎡台も少なくない小ぶりなものになります。
ただ、敷地面積は1,060㎡超、空地率を約67%とかなり高く出来ていることもあってランドプランの見どころは少なくありません。
南面接道のため全戸南向きとなる中、南側の前建までの距離が確保出来ているのですが、その敷地形状も功を奏し、敷地内南東部をメインとしたスペースに豊かな植栽とエントランスアプローチを設けたことで、その魅力が増しています。
緑豊かな小道のような素敵なエントランスアプローチの先には2層吹抜のエントランスホールがあり、木ルーバーと天然石がふんだんに用いられたその瀟洒なデザインも素晴らしいですね。
デザイン監修に南條設計室(岡崎氏)が携わっているのはもちろんですが、そもそもの設計をIAO竹田設計が行っていることからも設計・デザインに力を入れていることが分かるというものです。
外観は角の袖壁を斜壁(前回取り上げたプランをご覧いただくと分かりやすいです)、さらに、中住戸の一部と低層部の全てのバルコニーにオリジナルデザインの手摺を採用することでも存在感を高めており、スケール以上の存在感を放つ物件になるのは間違いありません。
最上階プレミアムプラン100㎡台は2億中盤~後半という水準ですので”これぐらいやって当然”な印象にはなりますが、坪単価500万円台(特に30~50㎡台)などのグロスが控えめなお部屋を検討する方には魅力を感じやすいものとなるでしょう。
前回のプラウド阿佐谷南二丁目。
公式ホームページ

お部屋は55㎡の2LDK、南向き中住戸です。前回の記事で述べたように南側道路の向かいはまだ商業地域で7~8階建のマンションがありますが、8階建は南西方向なのでこのお部屋からの影響はほぼないですし、南側は7階建ですのでこの階ならば視界抜けも出てくるでしょう。
間取りは50㎡台中盤のオーソドックスな大きさの2LDKで、ややナロースパン気味ではあるものの、連窓サッシを採用したことで開口部に関しては大きな違和感はありません。
ただ、やはり気になるのは奥行(玄関からバルコニーまでの距離)が出てしまったことによる廊下の長さで、LD内の実質的な廊下スペースを含めるとかなり廊下が長いですね。
柱の食い込みは少ないので効率性は難のあるレベルではないのですが、柱の食い込み自体は存在しており、その分玄関と共用廊下との距離がやや近いのも気になります。このクラスの物件にしては玄関周り(アルコーブ)のゆとりに欠けているのです。
坪単価は630万円。こちらはそのように視界抜けも出てくる上層階なのでしっかりとした水準ですが、視界が道路の向かいで妨げられる低層階は500万円台前半~中盤になっており視界差があるとはいえ上下差が結構大きな物件になります。
前回の記事でも述べたように角住戸の上層階はプレミアムでなくとも700万円超という驚きの水準で、物件自体の平均としては630~640万円といったところでしょうか。
近年の近隣供給事例としては、プラウド南阿佐ヶ谷(2019年分譲/南阿佐ケ谷駅徒歩1分・阿佐ケ谷駅徒歩9分/約445万円)、ピアース阿佐ヶ谷(2019年分譲/阿佐ケ谷駅徒歩8分/約405万円)といった感じで、最寄駅や駅距離の差、さらにその後のさらなる相場上昇の影響があるとはいえ予想していた以上の水準でした。
荻窪駅ではヴィークコート荻窪四丁目(2022年分譲/駅徒歩3分/約505万円)、東中野駅ではパークタワー東中野グランドエア(2022年より分譲中/駅徒歩1分/約570万円)、セントラルレジデンス東中野(2022年より分譲中/駅徒歩4分/約520万円)が直近に分譲されており、そういったあたりとの比較でも平均での630~640万円には驚かされたのですが、この水準で全戸一括分譲(地権者住戸を除いた33戸)って凄いですね…。
設備仕様面は、小ぶりでもディスポーザーを導入しているあたりは流石ですし、食洗機、ミストサウナ、水回りのフィオレストーン天板(30㎡台除く)、トイレ手洗いカウンターはもちろんのこと、LDに加え主寝室床暖房、キッチンタッチレス水栓、玄関電気錠などそれなりです(100㎡超プレミアムタイプはLDビルトインエアコン、廊下・洗面・トイレ床のタイル貼、LDダウンライトなどグレードアップします)。
ただ、プレミアムを除くとLDすらビルトインエアコンでないのは違和感があります。壁掛けの方が最新機能の付いたエアコンが選べますし、故障・交換などの際もお手軽なので何を重視するか次第ではありますけど…。
管理費は412円/㎡。ディスポーザー付ではありますが、外廊下物件ではあるのでコスパは悪いですね。スケールメリットが得られない物件の宿命ではありますが、昨今のインフレの影響も小さくないでしょう。
駐車場は全10台で身障者用を含む4台が平置、残りの6台が機械式になります。
設計はIAO竹田設計、施工は野村建設工業、デザイン監修は南條設計室です。
ミライフル採用、また、低炭素建築物認定を受けたエコ性能の高い物件になります。
スケールとしては13階建総戸数47戸に過ぎず、30~50㎡台も少なくない小ぶりなものになります。
ただ、敷地面積は1,060㎡超、空地率を約67%とかなり高く出来ていることもあってランドプランの見どころは少なくありません。
南面接道のため全戸南向きとなる中、南側の前建までの距離が確保出来ているのですが、その敷地形状も功を奏し、敷地内南東部をメインとしたスペースに豊かな植栽とエントランスアプローチを設けたことで、その魅力が増しています。
緑豊かな小道のような素敵なエントランスアプローチの先には2層吹抜のエントランスホールがあり、木ルーバーと天然石がふんだんに用いられたその瀟洒なデザインも素晴らしいですね。
デザイン監修に南條設計室(岡崎氏)が携わっているのはもちろんですが、そもそもの設計をIAO竹田設計が行っていることからも設計・デザインに力を入れていることが分かるというものです。
外観は角の袖壁を斜壁(前回取り上げたプランをご覧いただくと分かりやすいです)、さらに、中住戸の一部と低層部の全てのバルコニーにオリジナルデザインの手摺を採用することでも存在感を高めており、スケール以上の存在感を放つ物件になるのは間違いありません。
最上階プレミアムプラン100㎡台は2億中盤~後半という水準ですので”これぐらいやって当然”な印象にはなりますが、坪単価500万円台(特に30~50㎡台)などのグロスが控えめなお部屋を検討する方には魅力を感じやすいものとなるでしょう。
前回のプラウド阿佐谷南二丁目。
公式ホームページ

お部屋は55㎡の2LDK、南向き中住戸です。前回の記事で述べたように南側道路の向かいはまだ商業地域で7~8階建のマンションがありますが、8階建は南西方向なのでこのお部屋からの影響はほぼないですし、南側は7階建ですのでこの階ならば視界抜けも出てくるでしょう。
間取りは50㎡台中盤のオーソドックスな大きさの2LDKで、ややナロースパン気味ではあるものの、連窓サッシを採用したことで開口部に関しては大きな違和感はありません。
ただ、やはり気になるのは奥行(玄関からバルコニーまでの距離)が出てしまったことによる廊下の長さで、LD内の実質的な廊下スペースを含めるとかなり廊下が長いですね。
柱の食い込みは少ないので効率性は難のあるレベルではないのですが、柱の食い込み自体は存在しており、その分玄関と共用廊下との距離がやや近いのも気になります。このクラスの物件にしては玄関周り(アルコーブ)のゆとりに欠けているのです。
坪単価は630万円。こちらはそのように視界抜けも出てくる上層階なのでしっかりとした水準ですが、視界が道路の向かいで妨げられる低層階は500万円台前半~中盤になっており視界差があるとはいえ上下差が結構大きな物件になります。
前回の記事でも述べたように角住戸の上層階はプレミアムでなくとも700万円超という驚きの水準で、物件自体の平均としては630~640万円といったところでしょうか。
近年の近隣供給事例としては、プラウド南阿佐ヶ谷(2019年分譲/南阿佐ケ谷駅徒歩1分・阿佐ケ谷駅徒歩9分/約445万円)、ピアース阿佐ヶ谷(2019年分譲/阿佐ケ谷駅徒歩8分/約405万円)といった感じで、最寄駅や駅距離の差、さらにその後のさらなる相場上昇の影響があるとはいえ予想していた以上の水準でした。
荻窪駅ではヴィークコート荻窪四丁目(2022年分譲/駅徒歩3分/約505万円)、東中野駅ではパークタワー東中野グランドエア(2022年より分譲中/駅徒歩1分/約570万円)、セントラルレジデンス東中野(2022年より分譲中/駅徒歩4分/約520万円)が直近に分譲されており、そういったあたりとの比較でも平均での630~640万円には驚かされたのですが、この水準で全戸一括分譲(地権者住戸を除いた33戸)って凄いですね…。
設備仕様面は、小ぶりでもディスポーザーを導入しているあたりは流石ですし、食洗機、ミストサウナ、水回りのフィオレストーン天板(30㎡台除く)、トイレ手洗いカウンターはもちろんのこと、LDに加え主寝室床暖房、キッチンタッチレス水栓、玄関電気錠などそれなりです(100㎡超プレミアムタイプはLDビルトインエアコン、廊下・洗面・トイレ床のタイル貼、LDダウンライトなどグレードアップします)。
ただ、プレミアムを除くとLDすらビルトインエアコンでないのは違和感があります。壁掛けの方が最新機能の付いたエアコンが選べますし、故障・交換などの際もお手軽なので何を重視するか次第ではありますけど…。
管理費は412円/㎡。ディスポーザー付ではありますが、外廊下物件ではあるのでコスパは悪いですね。スケールメリットが得られない物件の宿命ではありますが、昨今のインフレの影響も小さくないでしょう。
駐車場は全10台で身障者用を含む4台が平置、残りの6台が機械式になります。