クリオ藤沢善行グランヒルコート【小規模ながらパーティースペース×充実の設備仕様】3階72㎡4,595万円(坪単価212万円)

続けて、クリオ藤沢善行グランヒルコート。

設計はイクスアーク都市設計、施工はノバック、デザイン監修はムービングアーキになります。構造は直床ですね(もちろん水回りだけは二重床)。

ファミリータイプ中心とはいえ、㎡台のコンパクトもある総戸数56戸のスケールでしかありませんが、共用面はわりと特色がありますね。

最大の特徴は、キッチンも設けられたオーナーズサロン(集会室)でしょうか。そこそこの大きさがあるのでパーティールームとして使えますし、窓の外にはサロンテラスという屋外テラススペースが広がっているので子供関係の会合などにも便利なスペースになります。
コロナ禍以降は小ぶりな物件などでもリモートワークなどに対応するワークスペースが設けられていることが珍しくなくなりましたが、この規模でパーティールームというのは意外でしたね。

一方で、エントランスホールは総戸数56戸という数字以上のこじんまりとした印象にはなってしまうものの、敷地東側から階段を数段下りるアプローチにはそれなりのゆとりがあり、植栽などにより視線にも動きを生み出すなど雰囲気的には良いものですね。

前回のクリオ藤沢善行グランヒルコート

公式ホームページ
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お部屋は72㎡の3LDK、南向き中住戸です。最も標高が高い東側道路沿いのグラウンドレベルが3階相当であり、こちらはそれと同じぐらいの高さに位置する住戸になります。
ただ、南側隣接地は東側道路沿いよりもやや標高が低くなっており、立っているものも戸建になりますので、この階でも日照に加え部分的な視界抜けも出てくるでしょう。

間取りとしてはオーソドックスなファミリータイプで横長リビングタイプになります。

横長リビングプランのためLD入口付近の実質的な廊下スペースが長めにはなってしまうのですが、共用廊下側の柱の食い込みが比較的抑えられたプランのため効率性は悪くありません。

洗面所がやや手狭な印象ではあるものの、洋室2〜3にかけてウォークスルークローゼットを設けるなど動線面の特徴も見られるあたりにも好感が持てますね。

坪単価は212万円。物件内では下限に近い低層階なりの設定で、特に日照を重視したい方にはまずまずの水準でしょう。

前回の記事で述べたように、2~3年前の藤沢駅物件と比べるとしっかりとした水準に感じてしまうところがあるのは否定できませんが、このご時世として大きな違和感はありません。

設備仕様面は、水回りの天然石天板仕様はありませんが、食洗機、トイレ手洗いカウンターに加えディスポーザーまで備わっており、この単価帯・スケールらしからぬものと言えます。低炭素建築物認定を受けるためだとは思いますが、床暖房はLDに加えベッドルーム1室にも備わっていますし、かなり充実していますね。

管理費は177円/㎡。外廊下ですが、ディスポーザーが付いての水準ですので意外なほどリーズナブルですね。この規模ではスケールメリットが十分とは言えないので、この水準で問題なく管理がなされるようであればかなり良心的な設定だと思います。

駐車場は全32台で身障者用のみが平置、残りの31台が機械式になります。

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