クリオ横濱桜木町ミッドグレイス【新横浜通り沿いの低層階でも400万円弱】3階47㎡5,498万円(坪単価391万円)

続けて、クリオ横濱桜木町ミッドグレイス。

設計は佐藤清建築設計事務所、施工は大勝です。

敷地面積500㎡に満たない小ぶりな物件で、容積率の高い(600%)商業地域ゆえに空地率も約23%程度と低く、ランドプランは窮屈で特徴らしい特徴は見当たりません。

ただその一方で、デザインには気を使っているようで、外観・エントランス共に洗練されています。
外観に関しては、シックなトーンをベースとした上で、バルコニー手摺をバルコニー床の側面に被せるように施工したことで外観の透明感が高いもの、また、エントランスに関してはホワイトのマテリアルを囲うように用いたことで新横浜通り沿いからの存在感を高めることが出来ています。
平均でも400万円を超える立派な単価帯の物件ですのでこのぐらいやって当然という印象にもなりますが、小ぶりな物件であることを鑑みれば頑張りが窺えますね。

前回のクリオ横濱桜木町ミッドグレイス

公式ホームページ
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お部屋は47㎡の2LDK、北角住戸です。北西はやはり同10階建のグランシティ桜木町Ⅱユーロパークスがありますので近い距離で視界が妨げられますが、北東は新横浜通りで向かいは比較的背の低い幸福の科学の建物ですので低層階でも圧迫感はありません。

間取りは40㎡台中盤の狭小感のある2LDKで1室1室は小さいです。
特にLDKは表示上10.8畳ですが、LDドア位置をご覧いただくとお分かりのように畳数に事実上の廊下部分が多分に含まれており、純粋なLD単体ではかなり小さな空間になってしまっています。

柱のアウトフレームがきれいな設計には好感が持てますし、専有面積からは想像しにくいレベルで収納が充実しているのは良い点ではあるものの、そうであればもう少し居室畳数を大き目に設定した方がバランスが取れていたようには思いますね。

坪単価は391万円。低層階、かつ、新横浜通り沿いの賑やかなポジションであることが加味された物件内の下限に近い水準になります。

40㎡台の2LDKということでグロス価格の嵩みを抑えたことも単価高の一因だとは思うのですが、上述のように事実上の廊下スペースがかなり長いプランですし、前回の記事で述べた通り近年の供給事例との比較においてかなりの上昇傾向が見られるのは気になりますね。

南西向きの低層階(低層住宅街を望むため、日照が得られる)はこちらとほぼ同じ水準で、こちらの低層階は新横浜通りの喧騒も気になることを鑑みればもう少し単価差が設けられている方が自然だったと思います。

設備仕様面は、小規模のためディスポーザーはありませんが、食洗機、トイレ手洗い器は備わっています。

管理費は305円/㎡。ディスポーザーはありませんが内廊下の小規模物件ということを鑑みればリーズナブルな方でしょう。

駐車場は建物1階部分の機械式で全7台ですが内5台が事業協力者優先なので、一般分譲は駐車場が確保しにくくなっています。

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