バウス藤沢【特徴あるエントランスアプローチ×逆梁ハイサッシ】3階46㎡4,808万円(坪単価348万円)
続けて、バウス藤沢。
設計・施工は売主にも名を連ねているファーストコーポレーションです。ファーストコーポレーションは長谷工のようにいわゆる特命受注を行うゼネコンですのでここもそうかもしれません。
当物件のポイントは、前回の記事の冒頭でも述べたそこそこのスケール感とそれを生かしたデザインでしょうね。
総戸数112戸とはいえ、30~40㎡台(北西向き)もわりと設けられた物件になりますので敷地面積は約1,500㎡と突出したものではありません。ただ、空地率は約54%と高めですし、デザイン監修に三輪設計、ランドスケープデザインにいろ葉デザインという実績豊富なデザイナーを起用したということもあり見どころは少なくありません。
外観はホワイトとグレーを基調としており、逆梁工法を採用しているためガラス(手摺)の透明感などもないため一見地味に映るかもしれません(藤沢町田線沿いのエリアはサム・ジュ・モール景観形成地区となっており、デザインカードなどが、厳しいことも影響しているかもしれません)。
ただ、ホワイトとグレーを互い違いにしているため、表情豊かですし、先ほどの角住戸の南東側に設けられたワイドなダイレクトサッシも外観上のアクセントになっていると思います。
外観以上に目立つのがエントランス前のアプローチですね。空地の多くは駐輪場や駐車場で消費されているためけして大きなスペースではないものの、敷地入口~エントランスまでの間に上手にアプローチを生み出すことが出来ており、空間的な広がりを意識しつつも植栽により道路(歩道)との間に緩やかな境界を生み出しているあたりも上手です。
共用施設としては、1階に一体のラウンジ兼コワーキングスペースがあります。同時に10人以上が利用しても不快にならないぐらいの大きさがあり、総戸数100戸超なりではあるでしょうか。
昨今は総戸数二桁などの一般的なスケールの物件でもこの程度のコワーキングスペースを導入する物件は少なくないので、当物件のスケールならばもう少し印象に残るような施設があっても良かったのかなという思いもありますが、エントランスホールに隣接してホワイエがあるなど、そのアプローチ部分も含めエントランス周りの空間設計はスケールなりでしょう。
前回のバウス藤沢。
公式ホームページ

お部屋は46㎡の2LDK、北角住戸です。北東側には開口部がないのですが、位置的には角となります。北西方向道路の向かいはコインパーキングで、その先も3階建程度の低層建物になっているため、低層階でも悪くありません。
ただ、北西向き中住戸は全て30㎡台になっているように日照面を考慮し、北西方向はコンパクトに傾倒しているようですね。敷地形状的に南東向きと北西向きでの構成になるのは当然ですし、違和感はありません。
間取りは40㎡台中盤のいわゆる狭小2LDKになります。昨今では珍しいことではありませんが、以下のように面積を絞ったがゆえに単価がしっかりとしていますし、デベロッパー都合(単価を上げたいがため)の面積設定という印象にはなりますね。
洋室1のウォールドアを開け放つと大きな1LDKとして使える柔軟性があるのは良いのですが、1LDKと考えると46㎡はかなり大きいですし(藤沢の1LDKとしてはグロスが嵩んでいますし)、洋室2の3.2畳などをみても2LDKとしては手狭と言わざるを得ません。
逆梁工法により窓際上部の梁の凹凸を抑え、かつ、柱の食い込みも全体的に抑えられているのは良いものの、パイプスペースの影響もありスパンほど開口部が確保出来ていないのも残念ですね。
バルコニー側は逆梁工法を採用しており、梁を窓際ではなくバルコニー外側(手摺部分)としているため掃き出し窓は2.2m程度のハイサッシに出来ているのは魅力ではありますが、幅ももう少し欲しかったですね。
坪単価は348万円。視界は悪くないとはいえ、日照はほぼ得られない低層階ながらしっかりとした水準です。
近年もコンパクト供給は盛んで、エステムプラザ湘南藤沢(2021年分譲/南口徒歩4分/約370万円)、ソルティア藤沢鵠沼(2023年分譲/南口徒歩5分/約410万円)、プレシスヴィアラ湘南藤沢(2023年分譲/北口徒歩6分/約340万円)といった感じなので大きな違和感はありません。
ただ、それらはいずれも平均専有面積30㎡ちょっとのかなりのコンパクト構成ゆえの単価であり、こちらの30㎡台はともかく、こういった40㎡台はグロスもそこそこ嵩んでいますので、低層階であればもう少し単価を抑えて欲しかった印象になります。
設備仕様面は、スケールを生かしディスポーザー付、他も食洗機、トイレ手洗いカウンター(30㎡台除く)、天然石のキッチン天板、タイル貼の廊下と近年のこの単価帯の物件の中では充実したものとなります。ちなみにマンションエントランスやエレベーターホールのオートロックには顔認証システムが採用されています。
管理費は294円/㎡。内廊下、かつ、ディスポーザー付ですので意外とリーズナブルで良いですね。
なお、エレベーターは総戸数なりにごくごく一般的な2基となります。
駐車場は全46台で、身障者用を含む4台が平置、42台が機械式になります。
設計・施工は売主にも名を連ねているファーストコーポレーションです。ファーストコーポレーションは長谷工のようにいわゆる特命受注を行うゼネコンですのでここもそうかもしれません。
当物件のポイントは、前回の記事の冒頭でも述べたそこそこのスケール感とそれを生かしたデザインでしょうね。
総戸数112戸とはいえ、30~40㎡台(北西向き)もわりと設けられた物件になりますので敷地面積は約1,500㎡と突出したものではありません。ただ、空地率は約54%と高めですし、デザイン監修に三輪設計、ランドスケープデザインにいろ葉デザインという実績豊富なデザイナーを起用したということもあり見どころは少なくありません。
外観はホワイトとグレーを基調としており、逆梁工法を採用しているためガラス(手摺)の透明感などもないため一見地味に映るかもしれません(藤沢町田線沿いのエリアはサム・ジュ・モール景観形成地区となっており、デザインカードなどが、厳しいことも影響しているかもしれません)。
ただ、ホワイトとグレーを互い違いにしているため、表情豊かですし、先ほどの角住戸の南東側に設けられたワイドなダイレクトサッシも外観上のアクセントになっていると思います。
外観以上に目立つのがエントランス前のアプローチですね。空地の多くは駐輪場や駐車場で消費されているためけして大きなスペースではないものの、敷地入口~エントランスまでの間に上手にアプローチを生み出すことが出来ており、空間的な広がりを意識しつつも植栽により道路(歩道)との間に緩やかな境界を生み出しているあたりも上手です。
共用施設としては、1階に一体のラウンジ兼コワーキングスペースがあります。同時に10人以上が利用しても不快にならないぐらいの大きさがあり、総戸数100戸超なりではあるでしょうか。
昨今は総戸数二桁などの一般的なスケールの物件でもこの程度のコワーキングスペースを導入する物件は少なくないので、当物件のスケールならばもう少し印象に残るような施設があっても良かったのかなという思いもありますが、エントランスホールに隣接してホワイエがあるなど、そのアプローチ部分も含めエントランス周りの空間設計はスケールなりでしょう。
前回のバウス藤沢。
公式ホームページ

お部屋は46㎡の2LDK、北角住戸です。北東側には開口部がないのですが、位置的には角となります。北西方向道路の向かいはコインパーキングで、その先も3階建程度の低層建物になっているため、低層階でも悪くありません。
ただ、北西向き中住戸は全て30㎡台になっているように日照面を考慮し、北西方向はコンパクトに傾倒しているようですね。敷地形状的に南東向きと北西向きでの構成になるのは当然ですし、違和感はありません。
間取りは40㎡台中盤のいわゆる狭小2LDKになります。昨今では珍しいことではありませんが、以下のように面積を絞ったがゆえに単価がしっかりとしていますし、デベロッパー都合(単価を上げたいがため)の面積設定という印象にはなりますね。
洋室1のウォールドアを開け放つと大きな1LDKとして使える柔軟性があるのは良いのですが、1LDKと考えると46㎡はかなり大きいですし(藤沢の1LDKとしてはグロスが嵩んでいますし)、洋室2の3.2畳などをみても2LDKとしては手狭と言わざるを得ません。
逆梁工法により窓際上部の梁の凹凸を抑え、かつ、柱の食い込みも全体的に抑えられているのは良いものの、パイプスペースの影響もありスパンほど開口部が確保出来ていないのも残念ですね。
バルコニー側は逆梁工法を採用しており、梁を窓際ではなくバルコニー外側(手摺部分)としているため掃き出し窓は2.2m程度のハイサッシに出来ているのは魅力ではありますが、幅ももう少し欲しかったですね。
坪単価は348万円。視界は悪くないとはいえ、日照はほぼ得られない低層階ながらしっかりとした水準です。
近年もコンパクト供給は盛んで、エステムプラザ湘南藤沢(2021年分譲/南口徒歩4分/約370万円)、ソルティア藤沢鵠沼(2023年分譲/南口徒歩5分/約410万円)、プレシスヴィアラ湘南藤沢(2023年分譲/北口徒歩6分/約340万円)といった感じなので大きな違和感はありません。
ただ、それらはいずれも平均専有面積30㎡ちょっとのかなりのコンパクト構成ゆえの単価であり、こちらの30㎡台はともかく、こういった40㎡台はグロスもそこそこ嵩んでいますので、低層階であればもう少し単価を抑えて欲しかった印象になります。
設備仕様面は、スケールを生かしディスポーザー付、他も食洗機、トイレ手洗いカウンター(30㎡台除く)、天然石のキッチン天板、タイル貼の廊下と近年のこの単価帯の物件の中では充実したものとなります。ちなみにマンションエントランスやエレベーターホールのオートロックには顔認証システムが採用されています。
管理費は294円/㎡。内廊下、かつ、ディスポーザー付ですので意外とリーズナブルで良いですね。
なお、エレベーターは総戸数なりにごくごく一般的な2基となります。
駐車場は全46台で、身障者用を含む4台が平置、42台が機械式になります。