ザ・パークハウス聖蹟桜ヶ丘【傾けた配棟と奥ゆかしいアプローチ】4階67㎡4,848万円(坪単価239万円)
続けて、ザ・パークハウス聖蹟桜ヶ丘。
設計はSHOW建築設計、施工は大末建設、デザイン監修はインタープランデザインセンターです。
同エネオス跡地のザ・パークハウス大倉山同様で、当初はENEOS不動産が所有していたものの、企画自体は当初から三菱が行ったものになります(ホームページなどにはご丁寧に”ザ・パークハウスの基準に則り設計されている”旨の記載がなされています)。
敷地面積は620㎡ほどしかない小規模物件で、前回の記事で述べたように歪な敷地形状なども影響し、川崎街道に対し45度程度傾けて配棟されたやや珍しいケースになります。
ただ、このようにすることで川崎街道の先の前建までの離隔が図れますし、それに伴い生まれた敷地西端の奥ゆかしいエントランスアプローチも当物件の大きなポイントになっています。
ただ、読者の方であればお分かりのように、インタープランデザインセンターは三菱地所物件で数多くの実績があり、そういった中でもデザインが秀逸だったザ・パークハウス中野富士見町やザ・パークハウス鎌倉大船などといったものと比べてしまうとパンチに欠ける印象にはなるでしょう。
とはいえ、風合い豊かなマテリアルと植栽が迎えてくれるエントランスアプローチはやっぱり素敵ですし、エントランスから風除室にかけて地元多摩産の杉を素材に用いた格子デザインの天井や壁面を施すなど、随所にデザインへの拘りを感じることのできる物件ではありますね。
エントランスホールは総戸数42戸なりにこじんまりとしていますし、建物外観に関してももう少し特色あるものになっていると良かったようには思いますが、このエリア(単価)・スケールだとなかなか難しいところではあるでしょうね。
前回のザ・パークハウス聖蹟桜ヶ丘。
公式ホームページ

お部屋は67㎡の2LDK+S、南西向き中住戸です。南西方向は川崎街道の向かいが低層建物になっています。この階では視界抜けという感じではありませんが、日照は得られますね。
南西向きというよりも西南西に近い向きになるため、日照は西日が主になってしまうとは思いますが…。
間取りは70㎡超の角住戸に比べ小さなもので、こういった低層階は建築基準法上の採光基準(居室要件)の影響で、2LDK+Sになります。
やはり気になるのは柱の食い込みで、バルコニー側ですら中途半端な食い込みがあるのは残念ですね(居室形状が悪い)。
一方、先ほどの角住戸よりもむしろ魅力を感じるぐらいの開口部設計で、特にLD側だけでサッシ3枚分確保出来ているのは良いですね。ウォールドアを開け放つと幅広の連窓サッシにより広がりのある空間にもなりますし、そもそも中住戸にしては比較的スパンが確保されているのも当タイプの魅力と言えるでしょう。
スパンがあることで奥行(玄関からバルコニーまでの距離)が短めになり、廊下の長さも抑えられています。
坪単価は239万円。低層階中住戸なりに物件内の下限に近い設定です。
前回の記事で述べたようにエリア内貴重なブランド物件、かつ、デザインへの拘りも感じる中でのこの水準はこのご時世として妥当なところだと思います。
同時期分譲のブリリア聖蹟桜ヶ丘テラスの低層階中住戸は方角を問わず260万円前後といった設定になっており、1割程度の差があるという点からも違和感はないでしょう。
ちなみに、第1期は50%の21戸の供給になります。
設備仕様面は、小規模ゆえにディスポーザーはありませんが、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンターに加えキッチン食器棚(バックカウンター)も付いており単価帯からすると充実している方でしょう。
管理費は352円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下での水準ですので高いですね。
小ぶりな42戸とはいえ60〜70㎡台のみの構成ですのでもう少し控えめな水準であってもおかしくなかったように思います。
駐車場は全8台で身障者用を含む2台のみが平置、6台が機械式になります。
※別途、敷地外に3台分を確保(駐車場条例に従いデベロッパーが確保しているもので、借りる際には地主(貸主)と直接契約となります。当然のことではありますが利用料も当物件のものに比べると大分高いですね…)
設計はSHOW建築設計、施工は大末建設、デザイン監修はインタープランデザインセンターです。
同エネオス跡地のザ・パークハウス大倉山同様で、当初はENEOS不動産が所有していたものの、企画自体は当初から三菱が行ったものになります(ホームページなどにはご丁寧に”ザ・パークハウスの基準に則り設計されている”旨の記載がなされています)。
敷地面積は620㎡ほどしかない小規模物件で、前回の記事で述べたように歪な敷地形状なども影響し、川崎街道に対し45度程度傾けて配棟されたやや珍しいケースになります。
ただ、このようにすることで川崎街道の先の前建までの離隔が図れますし、それに伴い生まれた敷地西端の奥ゆかしいエントランスアプローチも当物件の大きなポイントになっています。
ただ、読者の方であればお分かりのように、インタープランデザインセンターは三菱地所物件で数多くの実績があり、そういった中でもデザインが秀逸だったザ・パークハウス中野富士見町やザ・パークハウス鎌倉大船などといったものと比べてしまうとパンチに欠ける印象にはなるでしょう。
とはいえ、風合い豊かなマテリアルと植栽が迎えてくれるエントランスアプローチはやっぱり素敵ですし、エントランスから風除室にかけて地元多摩産の杉を素材に用いた格子デザインの天井や壁面を施すなど、随所にデザインへの拘りを感じることのできる物件ではありますね。
エントランスホールは総戸数42戸なりにこじんまりとしていますし、建物外観に関してももう少し特色あるものになっていると良かったようには思いますが、このエリア(単価)・スケールだとなかなか難しいところではあるでしょうね。
前回のザ・パークハウス聖蹟桜ヶ丘。
公式ホームページ

お部屋は67㎡の2LDK+S、南西向き中住戸です。南西方向は川崎街道の向かいが低層建物になっています。この階では視界抜けという感じではありませんが、日照は得られますね。
南西向きというよりも西南西に近い向きになるため、日照は西日が主になってしまうとは思いますが…。
間取りは70㎡超の角住戸に比べ小さなもので、こういった低層階は建築基準法上の採光基準(居室要件)の影響で、2LDK+Sになります。
やはり気になるのは柱の食い込みで、バルコニー側ですら中途半端な食い込みがあるのは残念ですね(居室形状が悪い)。
一方、先ほどの角住戸よりもむしろ魅力を感じるぐらいの開口部設計で、特にLD側だけでサッシ3枚分確保出来ているのは良いですね。ウォールドアを開け放つと幅広の連窓サッシにより広がりのある空間にもなりますし、そもそも中住戸にしては比較的スパンが確保されているのも当タイプの魅力と言えるでしょう。
スパンがあることで奥行(玄関からバルコニーまでの距離)が短めになり、廊下の長さも抑えられています。
坪単価は239万円。低層階中住戸なりに物件内の下限に近い設定です。
前回の記事で述べたようにエリア内貴重なブランド物件、かつ、デザインへの拘りも感じる中でのこの水準はこのご時世として妥当なところだと思います。
同時期分譲のブリリア聖蹟桜ヶ丘テラスの低層階中住戸は方角を問わず260万円前後といった設定になっており、1割程度の差があるという点からも違和感はないでしょう。
ちなみに、第1期は50%の21戸の供給になります。
設備仕様面は、小規模ゆえにディスポーザーはありませんが、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンターに加えキッチン食器棚(バックカウンター)も付いており単価帯からすると充実している方でしょう。
管理費は352円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下での水準ですので高いですね。
小ぶりな42戸とはいえ60〜70㎡台のみの構成ですのでもう少し控えめな水準であってもおかしくなかったように思います。
駐車場は全8台で身障者用を含む2台のみが平置、6台が機械式になります。
※別途、敷地外に3台分を確保(駐車場条例に従いデベロッパーが確保しているもので、借りる際には地主(貸主)と直接契約となります。当然のことではありますが利用料も当物件のものに比べると大分高いですね…)