ブリリア聖蹟桜ヶ丘ブルーミングテラス【優雅なエントランスガーデン×SuKKiT3によるハイサッシ2.2m】3階67㎡5,198万円(坪単価258万円)
続けて、ブリリア聖蹟桜ヶ丘ブルーミングテラス。
ブリリアタワー聖蹟桜ヶ丘ブルーミングレジデンス同様に設計・施工は三井住友建設、デザイン監修は光井純&アソシエーツ建築設計事務所になります。
タワーに比べると半分程度の高さ・スケールでしかなく、タワーの免震構造のような特殊な耐震設計こそなされていませんが、SuKKiT3の採用は上手いですね。タワーの際にSulatto3(タワーの構法はSuKKiTではなくSulatto)の採用を望んだように三井住友建設のスケール感のある物件は特殊な構法を用いることでハイサッシを実現していることが少なくないのです。
だからこそタワーは残念に感じたものですが、普通にしていたら「タワー>テラス」となってしまうところ、こちらのテラスにSuKKiT3を導入したことで同等の眺望(階数・向き)の室内からの開放感はテラスに軍配が上がるでしょう。
当物件のSuKKiT3は南面と北面それぞれの中央部に強固なグリッドフレーム(逆梁部分※バルコニーをご覧いただくと一目瞭然です)を施すことでその周囲の耐力を高め、南面と北面の掃き出し窓の全てをサッシ高約2.2mとすることが出来ているのです。
また、一体開発に伴いタワーと統一感のあるデザインが採用されているのですが、こちらテラスは線路からしっかりと内に入ったことで駅徒歩5分でありながら住宅街としての落ち着きを有しているあたりも大きなポイントになるでしょう。
敷地面積はタワーの半分以下、また、空地率も約54%で(タワーは約76%)、敷地内に限れば西側(サクテラスモールとの間)に大きなコミュニティガーデンが隣接するタワーほどの広がりは感じられないものの、当敷地の西側には植栽豊かなエントランスガーデンが設けられますし、さらに道路を挟んだ西側に大き目のせいせき公園が広がっていることによる環境・景観的な魅力は素晴らしいものがありますね。
面積的にもゆとりのある2層吹抜のエントランスホールからの景色(西側の緑豊かなエントランスガーデンを望む)も非常に魅力的ですし、エントランス上部のエントランスラウンジからは北方向に多摩川が望めるなど、この地なりの魅力が詰まった共用空間が実現しています。エントランスホールはデザイン的にもかなり高級感のあるものになっており、単価帯以上のものと言えるでしょう。
タワーとの共用施設の相互利用はありませんが、こちらはこちらでワーキングラウンジ(個室ブースあり)、ランドリールーム(ラウンジスペース付)があり、総戸数253戸なりの差別化がなされています。
前回のブリリア聖蹟桜ヶ丘ブルーミングテラス。
公式ホームページ

お部屋は67㎡の3LDK、北向き中住戸です。北はもちろん多摩川(河川敷)になりますので、低層階でも申し分のない視界抜けが得られます。
真北に近いため日照はほぼ得られず、ファミリータイプ(3LDK)としては気になるところではありますが、タワーの北向きも同様の面積帯(50~60㎡台)でしたし、これぐらいの特色のあるポジションであれば違和感はないでしょうね。
間取りはわりと珍しいタイプです。バルコニー面3室のワイドスパンタイプで、共用廊下側に面したお部屋は1室だけですね。
バルコニー面3室設計ゆえに1室1室の開口部幅は今一つです。しかしながら、上述のようにSuKKiT3を採用したことでサッシ高は約2.2mありますし、逆梁工法なので窓際上部の梁の影響もありません。逆梁ゆえにバルコニー手摺の大部分がコンクリート(梁)になっており、眼下の視界が妨げられてしまうのは残念ですし、こちらの逆梁部分はブリリアときわ台ソライエレジデンスのようにやろうと思えばサッシ高2.4mも可能(※)ということを考えるとちょっと残念な思いもありますが、一般的なサッシ高2m程度のものと比べると大きな差があります。
※グリッドフレームの周囲(バルコニー周りが逆梁ではなく「順梁」になっている部分)は順梁(窓際上部)の影響があるためサッシ高は2.2mが限界ではありますが、こちらの逆梁部分は窓際に梁の影響がないためもっと高いものも可能ではある。
一方で、気になるのはLD内の実質的な廊下スペースでしょう。畳数表示自体は11.3畳ですが、その動線部が大きく含まれてのものになりますので実際は数字よりもかなり小さくなります。
ただ、67㎡の3LDKであれば小さ目になってしまうのは当然のことですし、洋室3のウォールドア設計も悪くないでしょう。
玄関を大きくくぼませたことで豊かなアルコーブスペースが生まれていますし、柱の食い込みが抑えられている点は◎ですね。
坪単価は258万円。値上げ後のタワーの低層階北向き中住戸と同程度の設定になるでしょうか。タワーの分譲開始時(2021年春)の北向き低層階と比べると1割程度高くなっていますが、早いもので2年程度の月日が経過していますし、第1期で170戸を供給するなど値上げ前のタワーがかなり人気だったことを鑑みてもこのご時世として違和感はないでしょうね。
近年の近隣は、エクセレントシティ聖蹟桜ヶ丘(2020年分譲/駅徒歩4分/約320万円※平均専有面積約41㎡のコンパクトのため単価が高め)、サンクレイドル聖蹟桜ヶ丘レジデンス(2021年分譲/駅徒歩6分/約220万円)、パレステージ聖蹟桜ヶ丘Ⅱ(2021年分譲/駅徒歩6分/約255万円)、ファインスクェア聖蹟桜ヶ丘(2021年分譲/駅徒歩5分/約215万円)、ブリリアタワー聖蹟桜ヶ丘ブルーミングレジデンス(2021年分譲/駅徒歩5分/約270万※第1期供給後値上げし、現在分譲中のお部屋は20階前後で300万円程度)、そして、同時期分譲のザ・パークハウス聖蹟桜ヶ丘(2023年分譲/駅徒歩5分/約250万円)があります。
テラスの平均は270万円程度になるはずで、先日のザ・パークハウスの際に述べたようにやはりエリアNo.1ランドマーク物件の一部ゆえにこちらテラスも近隣物件と比べると強めの設定になってはいますがその差は大きくありません(階建が高い分、平均だとそれなりに差があるように感じるが、同じ階で比較するともっと差が小さく感じるでしょう)。他物件同様の利便性の高さはもちろんのこと、特にこのテラスは環境面の魅力が高いのでこのぐらいの水準になるのは妥当でしょう。
ちなみに、テラスの第1期は100戸ということで契約率次第ではあるものの、好調なスタートになるようですね。
設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、ミストサウナ付となる一方で、トイレ手洗いカウンターや水回りの天然石天板仕様がないのはタワーと同じです。
タワー同様にエコ・断熱性能の高いゼッチ・マンションで、一部住戸にはエネファームが搭載されていますが、タワーとは異なり二重サッシは採用されていません。タワーは線路に近かったため遮音に配慮しつつ断熱性を高めていた(ゼッチ基準を満たしていた)ものと思われますが、こちらは遮音性への配慮が不要になったことからタワーにはなかった主寝室床暖房を"ゼッチ基準を満たすための足し"にしているものと思われます。
管理費は329円/㎡。ディスポーザー付の外廊下で、特段コストがかかるサービスや施設はありませんので高いですね…。タワーは394円/㎡とさらに高かったのですが、コンシェルジュサービス、24時間有人管理、各階ゴミ置場というランニングコストの嵩む"三種の神器"がありましたのでコスパという点ではこちらの方が大分悪いです。
駐車場は全90台で、身障者用を除く89台が機械式になります。
ブリリアタワー聖蹟桜ヶ丘ブルーミングレジデンス同様に設計・施工は三井住友建設、デザイン監修は光井純&アソシエーツ建築設計事務所になります。
タワーに比べると半分程度の高さ・スケールでしかなく、タワーの免震構造のような特殊な耐震設計こそなされていませんが、SuKKiT3の採用は上手いですね。タワーの際にSulatto3(タワーの構法はSuKKiTではなくSulatto)の採用を望んだように三井住友建設のスケール感のある物件は特殊な構法を用いることでハイサッシを実現していることが少なくないのです。
だからこそタワーは残念に感じたものですが、普通にしていたら「タワー>テラス」となってしまうところ、こちらのテラスにSuKKiT3を導入したことで同等の眺望(階数・向き)の室内からの開放感はテラスに軍配が上がるでしょう。
当物件のSuKKiT3は南面と北面それぞれの中央部に強固なグリッドフレーム(逆梁部分※バルコニーをご覧いただくと一目瞭然です)を施すことでその周囲の耐力を高め、南面と北面の掃き出し窓の全てをサッシ高約2.2mとすることが出来ているのです。
また、一体開発に伴いタワーと統一感のあるデザインが採用されているのですが、こちらテラスは線路からしっかりと内に入ったことで駅徒歩5分でありながら住宅街としての落ち着きを有しているあたりも大きなポイントになるでしょう。
敷地面積はタワーの半分以下、また、空地率も約54%で(タワーは約76%)、敷地内に限れば西側(サクテラスモールとの間)に大きなコミュニティガーデンが隣接するタワーほどの広がりは感じられないものの、当敷地の西側には植栽豊かなエントランスガーデンが設けられますし、さらに道路を挟んだ西側に大き目のせいせき公園が広がっていることによる環境・景観的な魅力は素晴らしいものがありますね。
面積的にもゆとりのある2層吹抜のエントランスホールからの景色(西側の緑豊かなエントランスガーデンを望む)も非常に魅力的ですし、エントランス上部のエントランスラウンジからは北方向に多摩川が望めるなど、この地なりの魅力が詰まった共用空間が実現しています。エントランスホールはデザイン的にもかなり高級感のあるものになっており、単価帯以上のものと言えるでしょう。
タワーとの共用施設の相互利用はありませんが、こちらはこちらでワーキングラウンジ(個室ブースあり)、ランドリールーム(ラウンジスペース付)があり、総戸数253戸なりの差別化がなされています。
前回のブリリア聖蹟桜ヶ丘ブルーミングテラス。
公式ホームページ

お部屋は67㎡の3LDK、北向き中住戸です。北はもちろん多摩川(河川敷)になりますので、低層階でも申し分のない視界抜けが得られます。
真北に近いため日照はほぼ得られず、ファミリータイプ(3LDK)としては気になるところではありますが、タワーの北向きも同様の面積帯(50~60㎡台)でしたし、これぐらいの特色のあるポジションであれば違和感はないでしょうね。
間取りはわりと珍しいタイプです。バルコニー面3室のワイドスパンタイプで、共用廊下側に面したお部屋は1室だけですね。
バルコニー面3室設計ゆえに1室1室の開口部幅は今一つです。しかしながら、上述のようにSuKKiT3を採用したことでサッシ高は約2.2mありますし、逆梁工法なので窓際上部の梁の影響もありません。逆梁ゆえにバルコニー手摺の大部分がコンクリート(梁)になっており、眼下の視界が妨げられてしまうのは残念ですし、こちらの逆梁部分はブリリアときわ台ソライエレジデンスのようにやろうと思えばサッシ高2.4mも可能(※)ということを考えるとちょっと残念な思いもありますが、一般的なサッシ高2m程度のものと比べると大きな差があります。
※グリッドフレームの周囲(バルコニー周りが逆梁ではなく「順梁」になっている部分)は順梁(窓際上部)の影響があるためサッシ高は2.2mが限界ではありますが、こちらの逆梁部分は窓際に梁の影響がないためもっと高いものも可能ではある。
一方で、気になるのはLD内の実質的な廊下スペースでしょう。畳数表示自体は11.3畳ですが、その動線部が大きく含まれてのものになりますので実際は数字よりもかなり小さくなります。
ただ、67㎡の3LDKであれば小さ目になってしまうのは当然のことですし、洋室3のウォールドア設計も悪くないでしょう。
玄関を大きくくぼませたことで豊かなアルコーブスペースが生まれていますし、柱の食い込みが抑えられている点は◎ですね。
坪単価は258万円。値上げ後のタワーの低層階北向き中住戸と同程度の設定になるでしょうか。タワーの分譲開始時(2021年春)の北向き低層階と比べると1割程度高くなっていますが、早いもので2年程度の月日が経過していますし、第1期で170戸を供給するなど値上げ前のタワーがかなり人気だったことを鑑みてもこのご時世として違和感はないでしょうね。
近年の近隣は、エクセレントシティ聖蹟桜ヶ丘(2020年分譲/駅徒歩4分/約320万円※平均専有面積約41㎡のコンパクトのため単価が高め)、サンクレイドル聖蹟桜ヶ丘レジデンス(2021年分譲/駅徒歩6分/約220万円)、パレステージ聖蹟桜ヶ丘Ⅱ(2021年分譲/駅徒歩6分/約255万円)、ファインスクェア聖蹟桜ヶ丘(2021年分譲/駅徒歩5分/約215万円)、ブリリアタワー聖蹟桜ヶ丘ブルーミングレジデンス(2021年分譲/駅徒歩5分/約270万※第1期供給後値上げし、現在分譲中のお部屋は20階前後で300万円程度)、そして、同時期分譲のザ・パークハウス聖蹟桜ヶ丘(2023年分譲/駅徒歩5分/約250万円)があります。
テラスの平均は270万円程度になるはずで、先日のザ・パークハウスの際に述べたようにやはりエリアNo.1ランドマーク物件の一部ゆえにこちらテラスも近隣物件と比べると強めの設定になってはいますがその差は大きくありません(階建が高い分、平均だとそれなりに差があるように感じるが、同じ階で比較するともっと差が小さく感じるでしょう)。他物件同様の利便性の高さはもちろんのこと、特にこのテラスは環境面の魅力が高いのでこのぐらいの水準になるのは妥当でしょう。
ちなみに、テラスの第1期は100戸ということで契約率次第ではあるものの、好調なスタートになるようですね。
設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、ミストサウナ付となる一方で、トイレ手洗いカウンターや水回りの天然石天板仕様がないのはタワーと同じです。
タワー同様にエコ・断熱性能の高いゼッチ・マンションで、一部住戸にはエネファームが搭載されていますが、タワーとは異なり二重サッシは採用されていません。タワーは線路に近かったため遮音に配慮しつつ断熱性を高めていた(ゼッチ基準を満たしていた)ものと思われますが、こちらは遮音性への配慮が不要になったことからタワーにはなかった主寝室床暖房を"ゼッチ基準を満たすための足し"にしているものと思われます。
管理費は329円/㎡。ディスポーザー付の外廊下で、特段コストがかかるサービスや施設はありませんので高いですね…。タワーは394円/㎡とさらに高かったのですが、コンシェルジュサービス、24時間有人管理、各階ゴミ置場というランニングコストの嵩む"三種の神器"がありましたのでコスパという点ではこちらの方が大分悪いです。
駐車場は全90台で、身障者用を除く89台が機械式になります。
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