エクセレントシティ浦安北栄【駅徒歩9分でもこの単価】3階54㎡5,598万円(坪単価342万円)

続けて、エクセレントシティ浦安北栄。

設計・施工はデベロッパーの新日本建設です。

斜線制限などにより高さが出せない住居系地域の5階建ですので30~60㎡台の総戸数36戸に過ぎません。ただ、その分敷地面積は約1,000㎡あるのでけして小さくはないですし、前回の記事で述べたように敷地南西側がゆったりとした歩道のあるコミュニティ道路に面しているというのはポイントの1つですね。

反対側(北東側)の道路が歩行者専用道路(車進入不可。自転車・バイクは可)のためそちら側に駐車場の入口を設けることが出来ておらず、コミュニティ道路沿いの建物1階部分に駐車場を設けざるを得ない状況になっているのはちょっと残念です(一方で、昔ながらの人気の住宅地として安全や環境面に気を使っている様子が窺えます)。
しかしながら、植栽も施されたコミュニティ道路沿いに設けられたエントランスは気持ちが良いでしょうし、エントランスホールも物件スケールのわりにはゆったりとした印象ですね。

なお、デザインという点で言うと、低層住宅街の一角ということで景観などにも配慮したのか(配慮する必要があったのか)、やや地味ですかね。立派な単価帯を鑑みるともう少し分かりやすい演出(高級感)があると良かったようには思います。

前回のエクセレントシティ浦安北栄

公式ホームページ
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お部屋は54㎡の2LDK、南東向き中住戸です。敷地の長辺に対し中ほどとなるポジションで、正面方向が2階建の戸建になるため、低層階の南東向き住戸の中では良好ですね。
正確には東南東ぐらいの角度ではあるのですが、南東~南方向にかけて日照が得られるため日照時間はわりと長そうです。

間取りは50㎡台中盤の一般的な大きさの2LDKで、居室配置もオーソドックスなものになります。

ただ、平均的な50㎡台中盤に比べると幾らかスパンがとれており、LD側だけでサッシ3枚分の開口部、また、柱の食い込みがほとんどないあたりも魅力的ですね。効率性が高いためか収納も充実しています。

また、洋室2にはスライディングウォールが採用されており、開け放つことでかなり広がりのある空間として使うことも出来るあたりもポイントになるでしょう。

坪単価は342万円。物件内では中層階とはいえ、視界に優れているわけではない3階でのこの水準は立派に感じます。

前回の記事で述べたように、面積を絞ったことで駅距離のわりに強めの単価設定という印象を受ける物件なのですが、60㎡台中盤の3LDKとは異なり、こちらのプランは"2LDKとしてはけして小さな面積ではない"ので、余計に単価を抑えて欲しかった印象ではありますね。
駅徒歩3分でこちらよりも階建の高いイニシア浦安ステーションサイトの中層階50㎡台と大差ない単価であることからもそのように言えるでしょうね。
※イニシアよりもこちらの物件の販売が先だったので、イニシアが"後出し"のような形にはなるのですが、前回の記事で述べたようにシンプルにこちらはそれ以前の物件からの上昇具合が大きく感じてしまいます。

設備仕様面は、小規模ですのでディスポーザーはありません。一方、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンターが付いており単価帯なりでしょう。このシリーズお馴染みのエクセレントウォーターも付いています。

管理費は287円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、小ぶりなスケールが影響したのかやや高めの設定です。

駐車場は全6台で、内訳は平置2台、機械式4台になります。

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