ザ・パークハウス三郷【スケールを生かしたランドプラン×共用施設、アウトフレームも良好】3階71㎡3,948万円(坪単価183万円)
続けて、ザ・パークハウス三郷。
設計は安宅設計、施工はイチケンで直床になります。
15階建総戸数196戸という高さ・スケールは長谷工にお誂え向きであり、通常(?)は長谷工設計・施工になるところかと思います(その場合は「ザ・パークハウスオイコス」になっていたでしょう)。
ただ、従前この地にあったワオシティ三郷はイチケンが管理運営していたこともあり、イチケンが起用されているようですね。
長谷工ならば99%直床になるような立地・スケール・価格帯ではありますが、安宅設計×イチケンならば二重床を採用して欲しかったという思いもなくはないです。
リバーフロントと共に特長となるのが、三郷駅前では貴重なスケール感でしょう。敷地面積は3,600㎡超あり、空地率も約59%ということで魅力的なランドプランが実現しています。
敷地北東部のエントランスアプローチを兼ねた部分に天蓋の庭、敷地東側の江戸川河川敷沿いには光と風の回廊、南側には愉しみの庭という緑豊かなランドプランで、天蓋の庭とエントランスホールとの間にレセプションゲートというワンクッションスペースを設けているあたりも贅沢ですね。
エントランスホールは2層吹抜でこそありませんが、その光と風の回廊に面した窓面豊かな奥行のあるスペースで、船のデッキをモチーフ(ウッドテイスト)にしたデザインも面白いです。
サブエントランス前に車寄せがあるのは良いのですが、物件スケールを鑑みると円状のようなもう少しゆとりあるものに出来ているとさらに良かったでしょう。
共用施設としては、エントランスホールの奥にライブラリーラウンジ(一段下がったカーペット敷のスペースがあるなど小さなお子さんとの時間を過ごすのに適した空間もあります)に加え、この地ならではのルーフトップテラスが設けられているのが大きなポイントになるでしょう。
ルーフトップテラスは総戸数以上のゆったりとした空間になっており、L字型の大きな2つのソファスペースに加え、L字のハイカウンターもありますね。花火の特等席になるのはもちろんのこと、天気の良い日にはハイカウンターでのリモートワークも想定してのものになるようです。
前回のザ・パークハウス三郷。
公式ホームページ

お部屋は71㎡の3LDK、南向き中住戸です。南東角住戸の西隣に位置した南向き中住戸の中で東寄りに位置したお部屋で、南側道路の向かいは6階建のマンションになります。ただ、道路との間にはその愉しみの庭を設けたことで離隔が図れており、低層階でも日照は得られるでしょう。
間取りは70㎡超の近年のトレンドからするとしっかりとした大きさのもので、柱の食い込みも少ないため効率性も高いですね(※当物件の中住戸は基本的に完全アウトフレームなのでこちらのタイプは当物件内では芳しくない方ではある)。
田の字ベースの一般的な居室配置のプランになりますので派手さはないものの、連窓サッシでLD側の開口部幅が中住戸にしてはしっかりとしている点、また、洗面室がノンリビングインなのも最近ではわりと珍しいですね。
このぐらいの位置関係でもリビングの入口ドアがもっと玄関寄りにあり、LD扉の先に洗面ドアがあることが多いです。
坪単価は183万円。道路の向かいのマンションの影響がなくなる中層階で200万円超、上層階で220万円台となりますので、上下差がかなりしっかりとした価格設定になります。
リバービューや視界抜けというのはこの物件の大きな特長の1つであり、それがあるからこそ検討するという方は少なくないように思いますが、前回の記事で述べたように、三郷駅とはいえ駅近とスケールを兼ね備えたNo.1の立ち位置のブランド物件になりますので物件内では条件が悪いとはいえここまでしっかりとした単価差が設けられているのは良心的でしょう。
なお、平均では220万円ほどになるでしょう。
三郷駅での直近の供給は2013年のレーベン三郷キラメキ(駅徒歩8分)で平均坪単価は120~130万円であったため、10年近い時の経過を加味してもちょっと驚いてしまうのですが(新三郷駅の直近も2015年のグランメディオ新三郷の平均坪単価約150万円)、共用部(ランドプラン・共用施設・デザイン)・専有部(良好なアウトフレーム)双方が伴ってのものですし、以下の設備面も含めしっかりとしたパフォーマンスを追求していることを鑑みれば大きな違和感はないでしょう。
こういった単価帯の安いエリア(相対的に土地の価格が安いエリア)になればなるほど建築コスト高騰の影響が顕著になるわけですし…。
設備仕様面は、スケールを生かしディスポーザー付、また、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗い器も備わり、近年の坪単価200万円前後のお部屋が多い物件では珍しいほど充実しています。
管理費は208円/㎡。外廊下ですが、ディスポーザー付ですし、共用施設や植栽も充実していますので総戸数196戸のスケールメリットを感じることが出来るでしょう。
駐車場は全83台で身障者用を含む15台が平置、残りの68台が機械式です。別途カーシェア用が1台あります。
設計は安宅設計、施工はイチケンで直床になります。
15階建総戸数196戸という高さ・スケールは長谷工にお誂え向きであり、通常(?)は長谷工設計・施工になるところかと思います(その場合は「ザ・パークハウスオイコス」になっていたでしょう)。
ただ、従前この地にあったワオシティ三郷はイチケンが管理運営していたこともあり、イチケンが起用されているようですね。
長谷工ならば99%直床になるような立地・スケール・価格帯ではありますが、安宅設計×イチケンならば二重床を採用して欲しかったという思いもなくはないです。
リバーフロントと共に特長となるのが、三郷駅前では貴重なスケール感でしょう。敷地面積は3,600㎡超あり、空地率も約59%ということで魅力的なランドプランが実現しています。
敷地北東部のエントランスアプローチを兼ねた部分に天蓋の庭、敷地東側の江戸川河川敷沿いには光と風の回廊、南側には愉しみの庭という緑豊かなランドプランで、天蓋の庭とエントランスホールとの間にレセプションゲートというワンクッションスペースを設けているあたりも贅沢ですね。
エントランスホールは2層吹抜でこそありませんが、その光と風の回廊に面した窓面豊かな奥行のあるスペースで、船のデッキをモチーフ(ウッドテイスト)にしたデザインも面白いです。
サブエントランス前に車寄せがあるのは良いのですが、物件スケールを鑑みると円状のようなもう少しゆとりあるものに出来ているとさらに良かったでしょう。
共用施設としては、エントランスホールの奥にライブラリーラウンジ(一段下がったカーペット敷のスペースがあるなど小さなお子さんとの時間を過ごすのに適した空間もあります)に加え、この地ならではのルーフトップテラスが設けられているのが大きなポイントになるでしょう。
ルーフトップテラスは総戸数以上のゆったりとした空間になっており、L字型の大きな2つのソファスペースに加え、L字のハイカウンターもありますね。花火の特等席になるのはもちろんのこと、天気の良い日にはハイカウンターでのリモートワークも想定してのものになるようです。
前回のザ・パークハウス三郷。
公式ホームページ

お部屋は71㎡の3LDK、南向き中住戸です。南東角住戸の西隣に位置した南向き中住戸の中で東寄りに位置したお部屋で、南側道路の向かいは6階建のマンションになります。ただ、道路との間にはその愉しみの庭を設けたことで離隔が図れており、低層階でも日照は得られるでしょう。
間取りは70㎡超の近年のトレンドからするとしっかりとした大きさのもので、柱の食い込みも少ないため効率性も高いですね(※当物件の中住戸は基本的に完全アウトフレームなのでこちらのタイプは当物件内では芳しくない方ではある)。
田の字ベースの一般的な居室配置のプランになりますので派手さはないものの、連窓サッシでLD側の開口部幅が中住戸にしてはしっかりとしている点、また、洗面室がノンリビングインなのも最近ではわりと珍しいですね。
このぐらいの位置関係でもリビングの入口ドアがもっと玄関寄りにあり、LD扉の先に洗面ドアがあることが多いです。
坪単価は183万円。道路の向かいのマンションの影響がなくなる中層階で200万円超、上層階で220万円台となりますので、上下差がかなりしっかりとした価格設定になります。
リバービューや視界抜けというのはこの物件の大きな特長の1つであり、それがあるからこそ検討するという方は少なくないように思いますが、前回の記事で述べたように、三郷駅とはいえ駅近とスケールを兼ね備えたNo.1の立ち位置のブランド物件になりますので物件内では条件が悪いとはいえここまでしっかりとした単価差が設けられているのは良心的でしょう。
なお、平均では220万円ほどになるでしょう。
三郷駅での直近の供給は2013年のレーベン三郷キラメキ(駅徒歩8分)で平均坪単価は120~130万円であったため、10年近い時の経過を加味してもちょっと驚いてしまうのですが(新三郷駅の直近も2015年のグランメディオ新三郷の平均坪単価約150万円)、共用部(ランドプラン・共用施設・デザイン)・専有部(良好なアウトフレーム)双方が伴ってのものですし、以下の設備面も含めしっかりとしたパフォーマンスを追求していることを鑑みれば大きな違和感はないでしょう。
こういった単価帯の安いエリア(相対的に土地の価格が安いエリア)になればなるほど建築コスト高騰の影響が顕著になるわけですし…。
設備仕様面は、スケールを生かしディスポーザー付、また、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗い器も備わり、近年の坪単価200万円前後のお部屋が多い物件では珍しいほど充実しています。
管理費は208円/㎡。外廊下ですが、ディスポーザー付ですし、共用施設や植栽も充実していますので総戸数196戸のスケールメリットを感じることが出来るでしょう。
駐車場は全83台で身障者用を含む15台が平置、残りの68台が機械式です。別途カーシェア用が1台あります。
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