ファインシティ大宮公園【「盆栽町」に相応しい豊かな緑×軒裏木目調仕上げ】5階73㎡5,498万円(坪単価248万円)
続けて、ファインシティ大宮公園。
設計は長谷工、施工は長谷工・石川建設共同企業体で、クラッシィハウス大宮植竹町同様に直床になります。
また、クラッシィハウス同様の京阪電鉄不動産と住友商事のJVプロジェクト(※)のため、デザイン監修も同じウイ・アンド・エフヴィジョンが担当しています。
※住友商事が主幹事となっているのが「クラッシィハウス」、京阪電鉄が主幹事となったこちら「ファインシティ」ということでちょっとした兄弟物件になります。
敷地面積は7,000㎡超(クラッシィハウス)と6,000㎡超(ファインシティ)ということでスケール的にも似ていますし、共に5階建、かつ、4棟構成というあたりも共通した点になりますね。
販売タイミングもズレていますし、兄弟物件を謳っているわけではないのですが、建物外観や共用部のデザインにも共通点が窺えますし、豊かな敷地面積を生かした屋外共用空間がポイントになっているあたりも同様でしょう。
エントランス前の優雅な車寄せスペースが最大の特長と感じたクラッシィハウスに対し、こちらはガーデンを重視した設計で(クラッシィハウスにもガーデン(中庭)はあったがこちらほどは緑に面積を割いていない)、エントランスアプローチに迎賓の庭、B棟南側に色彩の庭、C棟南側(B棟との間)に憩いの庭というそこそこの大きさの複数の緑豊かな空間が広がっています。
C棟はB棟の背後(北側)に位置した”内向き”の南向きですし、B棟は南側にガッツリJRの線路が通過する賑やかなポジションになりますので中庭を配置することでクッションとしている(せざるを得なかった)という側面もあるのでしょうが、空地のかなり多くの部分をガーデンにしているあたりからは努力の跡が窺えますね。
共用施設としては、エントランスホールから続くグランドラウンジに加え、ワークラウンジ、パーティーラウンジがあります。2階にも共用スペースがあったクラッシィハウスほどではありませんが、こちらもスケールなりかそれ以上(コロナ禍を経た近年は一昔前の物件よりもラウンジなどの共用面を充実させる傾向にあります)に魅力あるものになっていますね。
なお、デザイン面においてはクラッシィハウスにはなかったバルコニー軒裏の木目調仕上げがかなり大きなアクセントになっています。最上階だけとかではなく、全体がそのようになっていることで建物全体から高級感があふれ、こういったエリア・単価帯では非常に目立つもの、かつ、”盆栽町”アドレスに相応しい風情もありますね。
前回のファインシティ大宮公園。
公式ホームページ

お部屋はA棟73㎡の3LDK、西向き中住戸です。敷地西端に位置したA棟は全戸西向きの構成で、最も線路の影響が小さなポジションになります。西側道路の向かいには戸建を中心とした低層住宅街が広がり、この最上階住戸からは視界抜けも申し分ありません。
西向きではありますが、正確には西南西といった感じなので日照時間もかなり長いでしょう。
間取りは中住戸にしては大き目の73㎡で、当物件は「平均専有面積約72㎡」を実現しているあたりからもお分かりのようにちょっとしたゆとりがポイントになるようです。
ただ、こちらのプランはLDの入口付近の実質的な廊下スペース(※)を含めるとかなり廊下が長め、また、外廊下物件ながら洋室1室が行灯部屋になっているあたりは残念ですね。
※キッチンには前壁がなく、空間的な広がりが得られます。また、カウンター部分をダイニングの一部などとして使うと空間の有効利用も図れますね。
一方で、キッチンと洗面室を縦に並べたことで水回りの動線を良いものに出来ていますし、LDから洋室2にかけての引き戸×連窓サッシの設計は気持ちが良いでしょうね。スパン目一杯に連窓サッシを採用したことで採光豊かな空間が実現しているのです。
トイレの位置にやや無理している感があり、トイレの扉が結構小さいことに驚かされたりもするのですが、玄関は共用廊下からセットバックされたことで玄関前にゆとりを生み出せているあたりも悪くないでしょう。玄関下足スペースもゆったりとしています。
坪単価は248万円。西向きとはいえ、最上階で線路の影響も小さなポジションなので物件平均を上回るしっかりとした水準になります。
近年の近隣エリアの供給事例としては、そのクラッシィハウス大宮植竹町(2022年分譲/北大宮駅徒歩11分/約240万円)の他に、レーベン大宮土呂ブライトマークス(2019年分譲/土呂駅徒歩4分/約225万円)、ルピアコート大宮フィオーレ(2020年分譲/大宮駅徒歩12分/約225万円)、ルピアコート大宮ルフーレ(2020年分譲/大宮駅徒歩15分/約210万円)、プレシス大宮土呂サウステラス(2020年分譲/土呂駅徒歩6分/約200万円)、ヴェレーナ北大宮レジデンス(2021年分譲/北大宮駅徒歩8分/約225万円)、サンクレイドル大宮公園レジデンス(2021年分譲/大宮公園駅徒歩3分/約205万円)、ヴェレーナ大宮大成(2022年分譲/鉄道博物館駅徒歩9分/約215万円)といったものがあります。
こちらもクラッシィハウス同様の印象でスケールを生かした共用施設・デザインには魅力が豊富なのですが、立地は褒められたものではないですし、値上がり幅をもう少し抑えて欲しかった印象になりますね。
とはいえ、第1期1次は60戸の供給で、契約率次第ではあるものの総戸数161戸の物件なりのしっかりとした戸数になります。
設備仕様面は、スケールを生かしディスポーザーが備わっているものの、トイレ手洗いカウンターや食洗機もないシンプルなものになります。基本的にはクラッシィハウス大宮植竹町同様になるでしょう。
管理費は192円/㎡。外廊下ですがディスポーザー付ですのでスケールメリットを感じることのできる水準です。ちなみに、クラッシィハウスは175円/㎡でしたのでやはりスケールに反比例した水準ということになるでしょうね。
駐車場は全84台で、身障者用のみが平置で83台が機械式になります。
設計は長谷工、施工は長谷工・石川建設共同企業体で、クラッシィハウス大宮植竹町同様に直床になります。
また、クラッシィハウス同様の京阪電鉄不動産と住友商事のJVプロジェクト(※)のため、デザイン監修も同じウイ・アンド・エフヴィジョンが担当しています。
※住友商事が主幹事となっているのが「クラッシィハウス」、京阪電鉄が主幹事となったこちら「ファインシティ」ということでちょっとした兄弟物件になります。
敷地面積は7,000㎡超(クラッシィハウス)と6,000㎡超(ファインシティ)ということでスケール的にも似ていますし、共に5階建、かつ、4棟構成というあたりも共通した点になりますね。
販売タイミングもズレていますし、兄弟物件を謳っているわけではないのですが、建物外観や共用部のデザインにも共通点が窺えますし、豊かな敷地面積を生かした屋外共用空間がポイントになっているあたりも同様でしょう。
エントランス前の優雅な車寄せスペースが最大の特長と感じたクラッシィハウスに対し、こちらはガーデンを重視した設計で(クラッシィハウスにもガーデン(中庭)はあったがこちらほどは緑に面積を割いていない)、エントランスアプローチに迎賓の庭、B棟南側に色彩の庭、C棟南側(B棟との間)に憩いの庭というそこそこの大きさの複数の緑豊かな空間が広がっています。
C棟はB棟の背後(北側)に位置した”内向き”の南向きですし、B棟は南側にガッツリJRの線路が通過する賑やかなポジションになりますので中庭を配置することでクッションとしている(せざるを得なかった)という側面もあるのでしょうが、空地のかなり多くの部分をガーデンにしているあたりからは努力の跡が窺えますね。
共用施設としては、エントランスホールから続くグランドラウンジに加え、ワークラウンジ、パーティーラウンジがあります。2階にも共用スペースがあったクラッシィハウスほどではありませんが、こちらもスケールなりかそれ以上(コロナ禍を経た近年は一昔前の物件よりもラウンジなどの共用面を充実させる傾向にあります)に魅力あるものになっていますね。
なお、デザイン面においてはクラッシィハウスにはなかったバルコニー軒裏の木目調仕上げがかなり大きなアクセントになっています。最上階だけとかではなく、全体がそのようになっていることで建物全体から高級感があふれ、こういったエリア・単価帯では非常に目立つもの、かつ、”盆栽町”アドレスに相応しい風情もありますね。
前回のファインシティ大宮公園。
公式ホームページ

お部屋はA棟73㎡の3LDK、西向き中住戸です。敷地西端に位置したA棟は全戸西向きの構成で、最も線路の影響が小さなポジションになります。西側道路の向かいには戸建を中心とした低層住宅街が広がり、この最上階住戸からは視界抜けも申し分ありません。
西向きではありますが、正確には西南西といった感じなので日照時間もかなり長いでしょう。
間取りは中住戸にしては大き目の73㎡で、当物件は「平均専有面積約72㎡」を実現しているあたりからもお分かりのようにちょっとしたゆとりがポイントになるようです。
ただ、こちらのプランはLDの入口付近の実質的な廊下スペース(※)を含めるとかなり廊下が長め、また、外廊下物件ながら洋室1室が行灯部屋になっているあたりは残念ですね。
※キッチンには前壁がなく、空間的な広がりが得られます。また、カウンター部分をダイニングの一部などとして使うと空間の有効利用も図れますね。
一方で、キッチンと洗面室を縦に並べたことで水回りの動線を良いものに出来ていますし、LDから洋室2にかけての引き戸×連窓サッシの設計は気持ちが良いでしょうね。スパン目一杯に連窓サッシを採用したことで採光豊かな空間が実現しているのです。
トイレの位置にやや無理している感があり、トイレの扉が結構小さいことに驚かされたりもするのですが、玄関は共用廊下からセットバックされたことで玄関前にゆとりを生み出せているあたりも悪くないでしょう。玄関下足スペースもゆったりとしています。
坪単価は248万円。西向きとはいえ、最上階で線路の影響も小さなポジションなので物件平均を上回るしっかりとした水準になります。
近年の近隣エリアの供給事例としては、そのクラッシィハウス大宮植竹町(2022年分譲/北大宮駅徒歩11分/約240万円)の他に、レーベン大宮土呂ブライトマークス(2019年分譲/土呂駅徒歩4分/約225万円)、ルピアコート大宮フィオーレ(2020年分譲/大宮駅徒歩12分/約225万円)、ルピアコート大宮ルフーレ(2020年分譲/大宮駅徒歩15分/約210万円)、プレシス大宮土呂サウステラス(2020年分譲/土呂駅徒歩6分/約200万円)、ヴェレーナ北大宮レジデンス(2021年分譲/北大宮駅徒歩8分/約225万円)、サンクレイドル大宮公園レジデンス(2021年分譲/大宮公園駅徒歩3分/約205万円)、ヴェレーナ大宮大成(2022年分譲/鉄道博物館駅徒歩9分/約215万円)といったものがあります。
こちらもクラッシィハウス同様の印象でスケールを生かした共用施設・デザインには魅力が豊富なのですが、立地は褒められたものではないですし、値上がり幅をもう少し抑えて欲しかった印象になりますね。
とはいえ、第1期1次は60戸の供給で、契約率次第ではあるものの総戸数161戸の物件なりのしっかりとした戸数になります。
設備仕様面は、スケールを生かしディスポーザーが備わっているものの、トイレ手洗いカウンターや食洗機もないシンプルなものになります。基本的にはクラッシィハウス大宮植竹町同様になるでしょう。
管理費は192円/㎡。外廊下ですがディスポーザー付ですのでスケールメリットを感じることのできる水準です。ちなみに、クラッシィハウスは175円/㎡でしたのでやはりスケールに反比例した水準ということになるでしょうね。
駐車場は全84台で、身障者用のみが平置で83台が機械式になります。
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