プレシス東大宮【1階部分を下げてまで実現した二重床】1階59㎡3,780万円(坪単価212万円)
続けて、プレシス東大宮。
設計はプラスデコ、施工は三共建設、デザイン監修はシーアンドスタイルです。
7階建(高さ制限が厳し目の立地)なので総戸数59戸という一般的なスケールにしか出来ていませんが、敷地面積は1,800㎡超あり、空地率も約53%ということで敷地のゆとりを感じやすい物件ですね。
ガーデンなどのまとまった屋外共用空間はありませんし、1階住戸の専用庭による面積消費も大きくはあるものの、敷地の三方が道路に面しており、道路沿いに緑を充実させているあたりも魅力でしょう。
エントランスフロアが階段を数段下りた先になっていることからお分かりのように1階がグラウンドレベルよりも少し低いところにあるのですが、当敷地は20m限度の高さ制限がありますので、この"少し掘り下げた設計"が大きな意味をなしています。
20m制限下の7階建だと階高が不足し、通常は直床になります。ただ、プレシス(一建設)は基本的に二重床を良しとしているデベロッパーでここも二重床とすることを念頭に置いて”1階をその分下げた”のでしょう(他デベロッパーならば十中八九直床になっていたでしょう。※重量衝撃・軽量衝撃によっても音の伝わり方は異なりますし別に直床が悪いというつもりはありませんが、一般的に二重床の方に魅力を感じる方は多いでしょう)。
外観や共用面には大きな特徴はありませんが、ホワイトやグレーを中心とした爽やかなデザインで、バルコニー手摺に複数パターン、また、一部にマリオンを設けるなど端正さや繊細さが窺えるものになっています。
前回のプレシス東大宮。
公式ホームページ

お部屋は59㎡の3LDK、東向き中住戸です。東側はウエルシアの建物(こちらの2階相当)で、専用庭もそこまで奥行があるわけではないので若干の圧迫感はあるでしょうか。
南方向は当物件の南西向きの棟がありますが、南東方向はコーナンドイトの青空駐車場なのでそちら方向から日照が得られるのは悪くないでしょう。
間取りはプレシスらしい60㎡に満たない狭小3LDKになります(プレシスシリーズをご存じの方ならばよくお分かりでしょうが、当物件にはさらに小さな50㎡台中盤のタイプもあります)。
柱の食い込みは北西部の1本だけなので悪くはないですし、面積帯にしては居室畳数・収納共に確保出来ている印象にはなるものの、開口部はもう少し頑張って欲しかったですね。
テラス・専用庭を合わせるとそこそこの奥行がありますし、そちら側に向かって連窓サッシが導入出来ていると大分印象は違ったでしょう。共用廊下側の窓も小さいですし、”少し下がった”1階住戸ということを考えてももう少し採光・通風に気を使って欲しかった印象になるでしょうか。
坪単価は212万円。日照・視界面が芳しいとは言えないため、物件内の下限水準になります。日照・視界良好な南西向きの1階中住戸は230万円を超えていますので"条件なりの価格差"という印象になるでしょうか。
前回の記事で述べたように物件全体として坪単価はこのご時世なりにしっかりとした印象になるのですが、中住戸は50㎡台が中心でプレシスシリーズらしく面積を絞っているのでやはりグロスという点で言うと大分こなれています。
設備仕様面は、ディスポーザーはありませんが、この単価帯で食洗機だけでなくトイレ手洗いカウンターが備わっているのはプレシスシリーズらしい点、また、玄関電気錠も魅力になるでしょう。
管理費は248円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下、そしてファミリータイプ中心の総戸数59戸はけして小さい方ではありませんのでもう少し安く出来ていると良かったですね。ここに限った話ではありませんがインフレの影響を少なからず感じます。
駐車場は全24台で身障者用を含む3台が平置、残りの21台が機械式になります。
設計はプラスデコ、施工は三共建設、デザイン監修はシーアンドスタイルです。
7階建(高さ制限が厳し目の立地)なので総戸数59戸という一般的なスケールにしか出来ていませんが、敷地面積は1,800㎡超あり、空地率も約53%ということで敷地のゆとりを感じやすい物件ですね。
ガーデンなどのまとまった屋外共用空間はありませんし、1階住戸の専用庭による面積消費も大きくはあるものの、敷地の三方が道路に面しており、道路沿いに緑を充実させているあたりも魅力でしょう。
エントランスフロアが階段を数段下りた先になっていることからお分かりのように1階がグラウンドレベルよりも少し低いところにあるのですが、当敷地は20m限度の高さ制限がありますので、この"少し掘り下げた設計"が大きな意味をなしています。
20m制限下の7階建だと階高が不足し、通常は直床になります。ただ、プレシス(一建設)は基本的に二重床を良しとしているデベロッパーでここも二重床とすることを念頭に置いて”1階をその分下げた”のでしょう(他デベロッパーならば十中八九直床になっていたでしょう。※重量衝撃・軽量衝撃によっても音の伝わり方は異なりますし別に直床が悪いというつもりはありませんが、一般的に二重床の方に魅力を感じる方は多いでしょう)。
外観や共用面には大きな特徴はありませんが、ホワイトやグレーを中心とした爽やかなデザインで、バルコニー手摺に複数パターン、また、一部にマリオンを設けるなど端正さや繊細さが窺えるものになっています。
前回のプレシス東大宮。
公式ホームページ

お部屋は59㎡の3LDK、東向き中住戸です。東側はウエルシアの建物(こちらの2階相当)で、専用庭もそこまで奥行があるわけではないので若干の圧迫感はあるでしょうか。
南方向は当物件の南西向きの棟がありますが、南東方向はコーナンドイトの青空駐車場なのでそちら方向から日照が得られるのは悪くないでしょう。
間取りはプレシスらしい60㎡に満たない狭小3LDKになります(プレシスシリーズをご存じの方ならばよくお分かりでしょうが、当物件にはさらに小さな50㎡台中盤のタイプもあります)。
柱の食い込みは北西部の1本だけなので悪くはないですし、面積帯にしては居室畳数・収納共に確保出来ている印象にはなるものの、開口部はもう少し頑張って欲しかったですね。
テラス・専用庭を合わせるとそこそこの奥行がありますし、そちら側に向かって連窓サッシが導入出来ていると大分印象は違ったでしょう。共用廊下側の窓も小さいですし、”少し下がった”1階住戸ということを考えてももう少し採光・通風に気を使って欲しかった印象になるでしょうか。
坪単価は212万円。日照・視界面が芳しいとは言えないため、物件内の下限水準になります。日照・視界良好な南西向きの1階中住戸は230万円を超えていますので"条件なりの価格差"という印象になるでしょうか。
前回の記事で述べたように物件全体として坪単価はこのご時世なりにしっかりとした印象になるのですが、中住戸は50㎡台が中心でプレシスシリーズらしく面積を絞っているのでやはりグロスという点で言うと大分こなれています。
設備仕様面は、ディスポーザーはありませんが、この単価帯で食洗機だけでなくトイレ手洗いカウンターが備わっているのはプレシスシリーズらしい点、また、玄関電気錠も魅力になるでしょう。
管理費は248円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下、そしてファミリータイプ中心の総戸数59戸はけして小さい方ではありませんのでもう少し安く出来ていると良かったですね。ここに限った話ではありませんがインフレの影響を少なからず感じます。
駐車場は全24台で身障者用を含む3台が平置、残りの21台が機械式になります。