リビオレゾン参宮橋【間取りはオプレジ寄り…】2階33㎡6,100万円(坪単価610万円)
続けて、リビオレゾン参宮橋。
設計は三輪設計、施工はライト工業です。
30㎡台中心の総戸数54戸という小ぶりな物件であり、「リビオレゾン」ブランドということからもデザイン・共用面での期待はしにくかったのですが、600万円台を多く設けた単価設定も考慮したのか見どころがいくつかありますね。
デザインは繊細で、代々木の杜など近隣エリアに着想を得たという趣あるものとなっています。
最大の特徴は軒裏の木目調仕上げで、先日のファインシティ大宮公園も全体的に同意匠が採用されていたように、近年は都心部高額物件に限らず広く見かけるようになってきています(デザイントレンドの1つ)。
とはいえ、外観から受ける印象に大きな影響を与えてくれる存在であることに違いはなく、当物件の場合は垂直方向を強調する木目調ルーバー、明治神宮の屋根をモチーフにしたという水平ラインを強調する庇のデザインなどとも相まって雰囲気のある佇まいになっていると思いますね。
また、共用施設としてもワークラウンジとシェアガレージがあり、スケールのわりには充実しています。
ワークラウンジは個室こそありませんが、そこそこの大きさのあるリモートワークに対応するスペース、また、シェアガレージは工具(貸出)も備えたDIYなどに適したスペースになります。
前回のリビオレゾン参宮橋。
公式ホームページ

お部屋は33㎡の1LDK、北向き中住戸です。北側は接道してはいるものの、低層階なので視界抜けは得られず、方角的に日照も期待できません。
当物件は東西に長い敷地形状ゆえに南向き住戸と共にこういった北向き住戸が多くなっており、北向きは中・角住戸共にほぼほぼ30㎡台前半のコンパクトタイプで構成されています。
※多くがこのタイプと同じ面積設定で、反転タイプなども多く存在しているのですが、"柱の食い込み具合"が異なる点には注意が必要です。壁芯面積には柱の食い込みがカウントされるので、一見同じ面積のように感じるかもしれませんが、柱の食い込み部が除かれる登記面積では差が生じます。
当タイプは柱の食い込みを隣戸と分け合った"平均的なタイプ"ではあるのですが、一般的な分譲マンションの設計で言うとバルコニー側の柱はバルコニー内にアウトフレームされているのが一般的ですので、この価格帯の高額物件であることを鑑みるとやはり残念ですね。
オプレジじゃないんだから…。
柱(梁/下り天井)の影響でベッドルームの引き戸の方立てがかなり大きくなってしまっていますし、共用廊下に関しても柱がアウトフレーム化されていないことで玄関前の余裕もありません(柱やメーターボックスが共用廊下側にアウトフレームされていると玄関前にアルコーブスペースを設けやすい)。
パイプスペースの影響もありスパン以上に開口部が貧弱な印象ですし、先ほどのプランもそうであったように単価帯と間取りとのミスマッチを少なからず感じてしまいます。
オプレジだったら何ら違和感ないのだけど…。
坪単価は610万円。視界が抜ける感じではないものの上層階はもう5%程度高、一方でややグラウンドレベルよりも下がっている1階住戸は5%程度安という設定ですね。
前回の記事でも名前を挙げたオープンレジデンシア代々木参宮橋(初台駅徒歩5分・参宮橋駅徒歩7分/約550万円)、ヴィークコート代々木参宮橋(2020年分譲/初台駅徒歩6分・参宮橋駅徒歩7分/約460万円)、ブランズ代々木参宮橋(2020年分譲/参宮橋駅徒歩3分/約605万円)、ピアース渋谷本町レジデンス(2022年分譲/西新宿五丁目駅徒歩6分・初台駅徒歩9分/約480万円)といったあたりにもコンパクトタイプがありました。
平均坪単価の高いブランズでもコンパクトタイプ(明治神宮の杜を望むような好位置にはなかった)は500万円前後が少なくなかったですし、こちらのポジションや間取りを鑑みると、その後の相場上昇などを加味してもしっかりとした印象にはなってしまいますね。
設備仕様面は、小規模コンパクトですのでディスポーザーはありません。食洗機(30㎡台除く)、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンター、フィオレストーンのキッチン天板に加え、バスオーディオなどといった特徴もありはするものの、単価帯からすると特に充実した印象はありません。
管理費は360円/㎡。ディスポーザーはありませんが、小規模な内廊下物件ですのでこのぐらいの水準ならば御の字でしょう。
駐車場は身障者用を含む2台のみで平置になります。
設計は三輪設計、施工はライト工業です。
30㎡台中心の総戸数54戸という小ぶりな物件であり、「リビオレゾン」ブランドということからもデザイン・共用面での期待はしにくかったのですが、600万円台を多く設けた単価設定も考慮したのか見どころがいくつかありますね。
デザインは繊細で、代々木の杜など近隣エリアに着想を得たという趣あるものとなっています。
最大の特徴は軒裏の木目調仕上げで、先日のファインシティ大宮公園も全体的に同意匠が採用されていたように、近年は都心部高額物件に限らず広く見かけるようになってきています(デザイントレンドの1つ)。
とはいえ、外観から受ける印象に大きな影響を与えてくれる存在であることに違いはなく、当物件の場合は垂直方向を強調する木目調ルーバー、明治神宮の屋根をモチーフにしたという水平ラインを強調する庇のデザインなどとも相まって雰囲気のある佇まいになっていると思いますね。
また、共用施設としてもワークラウンジとシェアガレージがあり、スケールのわりには充実しています。
ワークラウンジは個室こそありませんが、そこそこの大きさのあるリモートワークに対応するスペース、また、シェアガレージは工具(貸出)も備えたDIYなどに適したスペースになります。
前回のリビオレゾン参宮橋。
公式ホームページ

お部屋は33㎡の1LDK、北向き中住戸です。北側は接道してはいるものの、低層階なので視界抜けは得られず、方角的に日照も期待できません。
当物件は東西に長い敷地形状ゆえに南向き住戸と共にこういった北向き住戸が多くなっており、北向きは中・角住戸共にほぼほぼ30㎡台前半のコンパクトタイプで構成されています。
※多くがこのタイプと同じ面積設定で、反転タイプなども多く存在しているのですが、"柱の食い込み具合"が異なる点には注意が必要です。壁芯面積には柱の食い込みがカウントされるので、一見同じ面積のように感じるかもしれませんが、柱の食い込み部が除かれる登記面積では差が生じます。
当タイプは柱の食い込みを隣戸と分け合った"平均的なタイプ"ではあるのですが、一般的な分譲マンションの設計で言うとバルコニー側の柱はバルコニー内にアウトフレームされているのが一般的ですので、この価格帯の高額物件であることを鑑みるとやはり残念ですね。
オプレジじゃないんだから…。
柱(梁/下り天井)の影響でベッドルームの引き戸の方立てがかなり大きくなってしまっていますし、共用廊下に関しても柱がアウトフレーム化されていないことで玄関前の余裕もありません(柱やメーターボックスが共用廊下側にアウトフレームされていると玄関前にアルコーブスペースを設けやすい)。
パイプスペースの影響もありスパン以上に開口部が貧弱な印象ですし、先ほどのプランもそうであったように単価帯と間取りとのミスマッチを少なからず感じてしまいます。
オプレジだったら何ら違和感ないのだけど…。
坪単価は610万円。視界が抜ける感じではないものの上層階はもう5%程度高、一方でややグラウンドレベルよりも下がっている1階住戸は5%程度安という設定ですね。
前回の記事でも名前を挙げたオープンレジデンシア代々木参宮橋(初台駅徒歩5分・参宮橋駅徒歩7分/約550万円)、ヴィークコート代々木参宮橋(2020年分譲/初台駅徒歩6分・参宮橋駅徒歩7分/約460万円)、ブランズ代々木参宮橋(2020年分譲/参宮橋駅徒歩3分/約605万円)、ピアース渋谷本町レジデンス(2022年分譲/西新宿五丁目駅徒歩6分・初台駅徒歩9分/約480万円)といったあたりにもコンパクトタイプがありました。
平均坪単価の高いブランズでもコンパクトタイプ(明治神宮の杜を望むような好位置にはなかった)は500万円前後が少なくなかったですし、こちらのポジションや間取りを鑑みると、その後の相場上昇などを加味してもしっかりとした印象にはなってしまいますね。
設備仕様面は、小規模コンパクトですのでディスポーザーはありません。食洗機(30㎡台除く)、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンター、フィオレストーンのキッチン天板に加え、バスオーディオなどといった特徴もありはするものの、単価帯からすると特に充実した印象はありません。
管理費は360円/㎡。ディスポーザーはありませんが、小規模な内廊下物件ですのでこのぐらいの水準ならば御の字でしょう。
駐車場は身障者用を含む2台のみで平置になります。