エステムコートグラン吉祥寺【「花」と「水」で差別化】67㎡7,100万円台(予定)(坪単価約350万円)
続けて、エステムコートグラン吉祥寺。
設計は三輪設計、施工は新日本建設、デザイン監修はインターデザインになります。
インターデザインは大和地所レジデンスのヴェレーナシリーズでの実績が豊富なデザイナーで、こちらもヨーロッパの宮殿や邸宅の庭に築かれた温室である「オランジュリー」をモチーフにしているのですが、ヴェレーナシリーズよりもユーロ色を抑えモダンなものに昇華させているため万人受けするものでしょう。
2層分の高さがあるガラスボックスのような透明感のあるグランドエントランスは総戸数56戸というスケールからは想像しにくいインパクトがありますし、前回の記事で述べたように敷地面積自体は約3,000㎡もあるスケール感のある物件で、そのガラスボックスの手前(エントランスアプローチ)に設けられた植栽と花壇による色鮮やかなランドプランは特筆すべきレベルにあります。
ほぼほぼファミリータイプで構成された物件ですし、100㎡超だけで5戸ある中で駐車場が7台しかない(100㎡超は全て優先権付なので他住戸にとっては望み薄…)のはいかがなものかと思うのですが、駐車場を削減しただけのことはある非常に贅沢な空間設計でしょう。
屋上には「富士見テラス」という共用テラスも施され、周囲には草花が植えられます。また、共用廊下沿いの坪庭にも多種多様な葉形や色合いの草花を配置するとのことで、かなり華やかな物件になりそうですね。
竣工当初はきれいでもこの草花を長期間見栄えよく維持していくのは結構大変かとは思いますが、これらは大きな差別化要素に違いありませんのでぜひともきれいに維持して行って欲しいですね。
前回のエステムコートグラン吉祥寺。
公式ホームページ

お部屋は67㎡の2LDK、東向き中住戸です。北東角住戸の1つ南側に位置しており、東向き中住戸の中ではやや北寄りのポジションになります。そのため、東側正面方向は吉祥寺通りとの間の植栽・花壇ではなく、3階建のビルになるのですが、敷地端ギリギリに立てられるわけではないため圧迫感はないですし、南東方向にはその植栽・花壇が見え、日照も入ってくるでしょう。
間取りは意外にも67㎡という大きさがありながら2LDKが採用されています。
低層建なので柱も細く、効率性も高い中での67㎡の2LDKなので各所にかなりのゆとりがあり、浴室が1418ではなく1618になっているあたりからもワンランク上のゆとりを意識したものと言えるでしょう。
※前回の記事でも述べたように当物件は水回りに力を入れており、こういった一般的なお部屋でもリクシルの最上階グレードであるスパージュとルミシスが採用されています。
共用部は「花」、専有部は「水」が大きな魅力になるであろう物件です。
スパンを生かし超ワイドな開口部を有したLDはとても気持ちが良いものになるでしょうし、中住戸ながら個性・特色あるプランに仕上がっているという点でも非常に好感が持てますね。
坪単価は予定価格で約350万円。先ほどのような4~5階部分(共用廊下も内廊下)の100㎡超プレミアムタイプは400万円以上の突出した単価設定になっていましたが、1~3階はほぼほぼ東向きと西向きで構成される敷地形状(ランドプラン)で、単価帯も330~350万円が多いですね。
シティテラス善福寺公園(分譲中/上石神井駅徒歩11分/約335万円)とほぼ同じか気持ち高い程度になります。
住不物件と比べ"高いぐらい"というと、凄く強気な設定に感じるかもしれませんが、シティテラス善福寺公園は住不らしからぬ現実的な設定に感じましたし、近年の住不にしては共用デザイン面も良好な物件でしたので、さらに特徴豊かな当物件がこのぐらいの水準になることに違和感はないでしょう。
シティテラスの際に言及したように、近年は分譲マンションの供給が少ないエリアなのですが、ヴィークコート吉祥寺通り(2017年分譲/立野町・吉祥寺駅徒歩23分/約270万円)、パークホームズ吉祥寺北グランヴィラ(2016年分譲/関町南/武蔵関駅徒歩12分/約265万円)といった6~7年前の物件からの上昇幅が20~25%程度であればかわいい方ですね。良好な環境面はもちろんのこと、最寄駅が徒歩10分×高バス利便あってのこの水準であればむしろ目に優しく感じるぐらいです。
設備仕様面は、そのように全戸標準搭載のスパージュとルミシスが最大のポイントではあるものの、ディスポーザー付、フィオレストーンのキッチン天板、トイレ手洗いカウンターに加え、廊下・洗面・トイレ床のタイル貼などそれ以外も単価帯以上(坪単価300万円台以上)の非常に充実したものとなります。
一部住戸を除き掃き出し窓のサッシ高が2.15mになっているのも素晴らしいですね。
管理費は214円/㎡。敷地面積は大きくとも建物自体は総戸数56戸に過ぎない中、ディスポーザー付、かつ、内廊下(4~5階のみ)、さらに驚きのコンシェルジュサービス付でのこの水準は安過ぎません???
植栽や花壇の維持管理にもコストがかかるでしょうし、昨今の強烈なインフレ下でのこの水準は逆に心配になるんですけど…。
駐車場は全7台で身障者用の1台のみが平置、残りの6台が機械式になります。上述のように100㎡超プレミアム住戸以外の方にとっては厳しいものがあります。
設計は三輪設計、施工は新日本建設、デザイン監修はインターデザインになります。
インターデザインは大和地所レジデンスのヴェレーナシリーズでの実績が豊富なデザイナーで、こちらもヨーロッパの宮殿や邸宅の庭に築かれた温室である「オランジュリー」をモチーフにしているのですが、ヴェレーナシリーズよりもユーロ色を抑えモダンなものに昇華させているため万人受けするものでしょう。
2層分の高さがあるガラスボックスのような透明感のあるグランドエントランスは総戸数56戸というスケールからは想像しにくいインパクトがありますし、前回の記事で述べたように敷地面積自体は約3,000㎡もあるスケール感のある物件で、そのガラスボックスの手前(エントランスアプローチ)に設けられた植栽と花壇による色鮮やかなランドプランは特筆すべきレベルにあります。
ほぼほぼファミリータイプで構成された物件ですし、100㎡超だけで5戸ある中で駐車場が7台しかない(100㎡超は全て優先権付なので他住戸にとっては望み薄…)のはいかがなものかと思うのですが、駐車場を削減しただけのことはある非常に贅沢な空間設計でしょう。
屋上には「富士見テラス」という共用テラスも施され、周囲には草花が植えられます。また、共用廊下沿いの坪庭にも多種多様な葉形や色合いの草花を配置するとのことで、かなり華やかな物件になりそうですね。
竣工当初はきれいでもこの草花を長期間見栄えよく維持していくのは結構大変かとは思いますが、これらは大きな差別化要素に違いありませんのでぜひともきれいに維持して行って欲しいですね。
前回のエステムコートグラン吉祥寺。
公式ホームページ

お部屋は67㎡の2LDK、東向き中住戸です。北東角住戸の1つ南側に位置しており、東向き中住戸の中ではやや北寄りのポジションになります。そのため、東側正面方向は吉祥寺通りとの間の植栽・花壇ではなく、3階建のビルになるのですが、敷地端ギリギリに立てられるわけではないため圧迫感はないですし、南東方向にはその植栽・花壇が見え、日照も入ってくるでしょう。
間取りは意外にも67㎡という大きさがありながら2LDKが採用されています。
低層建なので柱も細く、効率性も高い中での67㎡の2LDKなので各所にかなりのゆとりがあり、浴室が1418ではなく1618になっているあたりからもワンランク上のゆとりを意識したものと言えるでしょう。
※前回の記事でも述べたように当物件は水回りに力を入れており、こういった一般的なお部屋でもリクシルの最上階グレードであるスパージュとルミシスが採用されています。
共用部は「花」、専有部は「水」が大きな魅力になるであろう物件です。
スパンを生かし超ワイドな開口部を有したLDはとても気持ちが良いものになるでしょうし、中住戸ながら個性・特色あるプランに仕上がっているという点でも非常に好感が持てますね。
坪単価は予定価格で約350万円。先ほどのような4~5階部分(共用廊下も内廊下)の100㎡超プレミアムタイプは400万円以上の突出した単価設定になっていましたが、1~3階はほぼほぼ東向きと西向きで構成される敷地形状(ランドプラン)で、単価帯も330~350万円が多いですね。
シティテラス善福寺公園(分譲中/上石神井駅徒歩11分/約335万円)とほぼ同じか気持ち高い程度になります。
住不物件と比べ"高いぐらい"というと、凄く強気な設定に感じるかもしれませんが、シティテラス善福寺公園は住不らしからぬ現実的な設定に感じましたし、近年の住不にしては共用デザイン面も良好な物件でしたので、さらに特徴豊かな当物件がこのぐらいの水準になることに違和感はないでしょう。
シティテラスの際に言及したように、近年は分譲マンションの供給が少ないエリアなのですが、ヴィークコート吉祥寺通り(2017年分譲/立野町・吉祥寺駅徒歩23分/約270万円)、パークホームズ吉祥寺北グランヴィラ(2016年分譲/関町南/武蔵関駅徒歩12分/約265万円)といった6~7年前の物件からの上昇幅が20~25%程度であればかわいい方ですね。良好な環境面はもちろんのこと、最寄駅が徒歩10分×高バス利便あってのこの水準であればむしろ目に優しく感じるぐらいです。
設備仕様面は、そのように全戸標準搭載のスパージュとルミシスが最大のポイントではあるものの、ディスポーザー付、フィオレストーンのキッチン天板、トイレ手洗いカウンターに加え、廊下・洗面・トイレ床のタイル貼などそれ以外も単価帯以上(坪単価300万円台以上)の非常に充実したものとなります。
一部住戸を除き掃き出し窓のサッシ高が2.15mになっているのも素晴らしいですね。
管理費は214円/㎡。敷地面積は大きくとも建物自体は総戸数56戸に過ぎない中、ディスポーザー付、かつ、内廊下(4~5階のみ)、さらに驚きのコンシェルジュサービス付でのこの水準は安過ぎません???
植栽や花壇の維持管理にもコストがかかるでしょうし、昨今の強烈なインフレ下でのこの水準は逆に心配になるんですけど…。
駐車場は全7台で身障者用の1台のみが平置、残りの6台が機械式になります。上述のように100㎡超プレミアム住戸以外の方にとっては厳しいものがあります。
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