オープンレジデンシア錦糸町フロント【全戸北向き×全戸40~50㎡台】45㎡4,900万円台(予定)(坪単価約363万円)

続けて、オープンレジデンシア錦糸町フロント。

設計はカイ設計、施工はオープンハウスアーキテクトです。

敷地面積400㎡に満たない小規模物件ではあるものの、15階建の高さを出せているため空地率は約47%とまずまずです。北側のエントランス周りはそこそこのゆとりが感じられるもので両サイドの植栽の雰囲気も良好ですね。

エントランス内部はやはりこじんまりとしていますし、デザイン面においても特筆すべき点はありません。
ただ、外観的には階層により濃淡を施したものとなっており、単調になることを回避しているのは悪くないでしょう。

前回のオープンレジデンシア錦糸町フロント

公式ホームページ
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お部屋は45㎡の2LDK、北向き中住戸です。北側は細い道路の向かいに13階建のMIMARU(ホテル)があり、視界がガッツリ塞がれます。そのようにエントランス周りの造りにゆとりがあり、当物件の建物は北側道路からそれなりにセットバックした位置に設計されてはいるものの、厳しいポジションではありますね。

間取りは北西角・北東角の50㎡台の2LDKに比べ大分小さくはなるものの、近年のトレンドや錦糸町駅前という土地柄を鑑みれば違和感はないでしょう。

やはり柱の食い込みがきつい設計で、それに伴いベッドルーム2の扉が大きく開け放てるウォールドアなどに出来ていないのは残念ですけど…(この面積帯ではLDが小さくなってしまうため、余計に1LDK的に使える柔軟性が欲しかったところです)。

坪単価は約363万円。50㎡台の低層階とほぼ同じ水準になります。角住戸と中住戸の差はあれど、こちらの方が大分面積を絞った2LDKになりますので、錦糸町の駅近に魅力を感じつつ小さくても部屋数が欲しい方にはあってくるお部屋だとは思います。

近年の錦糸町駅界隈の供給事例としては、オープンレジデンシア錦糸町(2019年分譲/駅徒歩5分/約385万円)、クレヴィア錦糸町ガーデンコースト(2020年分譲/錦糸町駅徒歩12分/約350万円)、サンウッド錦糸町フラッツ(2020年分譲/駅徒歩5分/約335万円)と3~4年前になってしまいます。

近隣のサンウッド錦糸町フラッツとの単価差はそれなりですが、2019年のオープンレジデンシア錦糸町との単価差はほとんどなく(当物件の平均は390万円程度になるでしょうか)、芳しくない視界(一部住戸除く)が考慮された印象ではありますね。

設備仕様面は、小規模のためディスポーザーがないのは当然としても、単価帯を鑑みれば水回りの天然石天板仕様やトイレ手洗いカウンターがないのは残念です。先日のオープンレジデンシア井荻ステーションサイドでも述べたように"オプレジが設備パフォーマンスを追求したところであまりメリットは感じない(その分価格が上がってしまっては魅力を感じにくい)"とはいえ、それなりの単価帯を考えると寂しくはありますよね。食洗機は付いています。

管理費は278円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですのでやや高めではありますね。ただ、スケールメリットが得られないかなりの小規模物件であることを鑑みれば悪い水準ではないでしょう。

駐車場は2台のみで平置になります。

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