ブリリア本郷ステーションフロント【300㎡ほどの敷地ながら優雅なアプローチ】54㎡8,950万円(坪単価551万円)

続けて、ブリリア本郷ステーションフロント。

設計はスターテック、施工は南海辰村建設です。

1フロア2戸はそのように76㎡と54㎡ですのでそこまで小さな物件という印象はないかもしれませんが、商業地域なりに建蔽率も高めの物件になりますので、敷地面積は300㎡ちょっとしかありません。

そのため、駐車場は1台のみ(建物1階部分の平置)になってしまうわけですが、この立地(駅徒歩1分)ならばそう気にはならないですし(資産価値などを考えた場合の話です)、歪な敷地形状が功を奏し、本郷通りに面した西側の細長い部分に設けられた奥深いアプローチは非常に魅力的ですね。

この敷地形状(立地条件)であればこのようなランドプランになるのは当然と言えば当然でしょうし、都営線の4番出口は敷地東側の”サブエントランス側”からのアクセスになるため、そちらを日常的に利用する方はこのアプローチを利用しにくくなってはしまうのですが、そうはいってもこのアプローチは素晴らしい…。

真・行・草を演出したというアプローチは飛石や植栽により彩られ、特に帰路を豊かなものにしてくれることでしょう。小規模物件ゆえにエントランスホールなど建物内部の共用空間はこじんまりとしてしまっているのですが、このアプローチ部分は小規模物件であることを感じさせない魅力的なものとなります。

なお、外観に関しては大きな特徴とまでは言えませんが、ブラウンを基調としたシックで落ち着いたデザインになっているので悪くはないでしょう。

前回のブリリア本郷ステーションフロント

公式ホームページ
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お部屋は54㎡の2LDK、南東角住戸です。南に三菱UFJニコスのビル、道路の向かい東には10階建のマンションが塞がる低層階になります。北東方向は2階建の文光堂にはなるのですが、少々圧迫感のあるポジションではあるでしょうね。

間取りは50㎡台中盤のほどよい大きさ(一般的な大きさ)の2LDKになります。76㎡の北東角住戸とは東側の視界にかなり差がある、という点でも違和感のない提案(プラン)だと思いますね。

やはり1フロア2戸の小規模物件なりに柱の食い込みが気になりますし、先ほどの北東角住戸のLDほどLDの開口部に特徴があるわけではないのですが、こちらはリビングインの洋室2がウォールドアに出来ており、開け放つことで空間的な広がりが得やすくなっているのは良い材料になるでしょう。

坪単価は551万円。北東角住戸の低層階に比べ視界面で劣ることから物件内の下限水準になっています。
とはいえ、接道しているため目の前が壁になるわけではないですし、駅出入口が目の前の徒歩1分であることを鑑みれば500万円台中盤はこのご時世としてまずまずの水準だと思いますね。
エントランスアプローチだけは豊かとはいえ、超小規模ゆえに共用面が全体的に整った物件ではない(全体的に高級感が演出出来ているとは言えない)ですし、こういった単価帯だからこそフィットするところもあるのではないでしょうか。

設備仕様面は、超小規模のためディスポーザーはありませんが、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンター、シーザーストーンのキッチン天板、さらに、カップボード、廊下・洗面・トイレ床のタイル貼、キッチンタッチレス水栓も備わるなど充実しています。
ゼッチ・マンションらしく主寝室まで床暖房が付いているのもポイントですね。

管理費は477円/㎡。ディスポーザーはないながらも超小規模で内廊下を採用したなりに高めの設定です。スケールメリットに欠けるがゆえのコスパの悪さは感じるものの、この価格帯(管理費は物件価格に比例する傾向にあります)及び昨今のインフレを鑑みれば悪目立ちするレベルではないですね。

駐車場は1台のみで平置になります。

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