サンクレイドル国立Ⅱ【柱のアウトフレームは良好でも、洗面所は…】1階59㎡3,980万円(坪単価224万円)

続けて、サンクレイドル国立Ⅱ。

設計はパルシップ、施工は西野建設です。

6階建、ファミリータイプ中心での総戸数56戸(100㎡超のタイプもある)ということで、敷地面積1,900㎡超のそこそこのスケールがあります。

空地の多くは駐車場と1階住戸の専用庭といった感じではあるものの、空地率は約48%とまずまずで、植栽も施されたエントランス周りの設えにもそこそこのゆとりを感じることが出来ますね。

エントランスホール自体はけして大きくはないのですが(物件スケールなり)、アプローチ~風除室~エントランスホールという一連の空間が一直線につながっており、”抜け”という点では気持ちの良いものになるでしょう。

シックな装いのエントランスホールに加え、外観に関してもガラス手摺をベースに重厚感のあるルーバー手摺をL型に施すなど、サンクレイドルシリーズの中では上位となる繊細な仕上がりになっていると感じます。

前回のサンクレイドル国立Ⅱ

公式ホームページ
SnapCrab_NoName_2023-6-8_10-29-22_No-00.png
お部屋は59㎡の2LDK+S、東向き中住戸です。東側はそのように道路の向かいにUR団地があり、5階建が林立しています。
ただ、棟間には余裕があり、緑も豊かなので圧迫感はないですし、離隔もありますので南東方向などからの日照も得られるでしょう。

間取りは60㎡に満たない実質3LDKということで狭小感が強いですね。テラス・専用庭を合わせるとそこそこの屋外空間が存在していますので、そちらを上手に使うことでカバーできる部分もなくはないのですが、洋室1・2共に引戸・ウォールドアの幅が今一つですし、空間的な広がりは感じにくいでしょうね。

柱がほぼほぼアウトフレーム化されているのは評価できる点ですが、いかんせん60㎡に満たない中での実質3LDKは手狭であり、特にワンルームマンションのようなこじんまりとした洗面室はどうかと…。

坪単価は224万円。1階とはいえ水害ハザードにかかるようなエリアではないですし、平均で270万円程度になる中での220万円台は控えめ過ぎません???
そのように60㎡に満たない狭小3LDK(2LDK+S)で、間取りも少々苦しい点が見受けられはするものの、この価格(グロスで3,000万円台)に出来ているのであれば文句は言いにくいですね。

ギリギリでも60㎡に乗せた上でこの価格だったらさらにインパクトがあって良かったようには思いますが、このご時世としては頑張っておりちょっとしたパンダ住戸という位置づけでもあるのでしょう。

設備仕様面においては、ディスポーザーや水回りの天然石天板仕様がないのは当然でしょう。トイレ手洗いカウンターも見当たりませんが、食洗機は普通に付いています。

管理費は195円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、けしてスケールの大きな物件ではありませんので200円未満ならばよい方でしょう。

駐車場は全19台で身障者用を含む7台が平置、残りの12台が機械式になります。

0 Comments



Post a comment