シエリア蔵前【小敷地らしからぬ豊かなランドプラン】4階64㎡7,490万円(坪単価388万円)
続けて、シエリア蔵前。
設計はタクトプラン建築事務所、施工は大京穴吹建設です。
全戸60~70㎡台での総戸数41戸という点ではそれほど小さくはないのですが、15階建でのものですので敷地面積は600㎡に達していません。
駅近立地とはいえ、定期借地権ですし、前回の記事でも述べたように蔵前駅は大江戸線側も含め駅近物件は多くありますのでもう少しスケール感や視界的な魅力(東向き上層階からはスカイツリーや花火が見えるが、南側は墓地ビュー)が窺える立地だと良かったようには思います。
ただ、二方接道のランドプランは思っていた以上に特色がありますね。
北側道路へのアプローチはかなり細長いものとなっており本当に”ギリギリ”の印象にはなるのですが、敷地南側は道路沿いから建物をしっかりとセットバックし、道路との間に優雅なエントランスアプローチが設けられています。
駐輪場や駐車場を主に建物1階部分にしたことで空地のほとんどをアプローチに出来ており、この程度の敷地面積でこのレベルの広がりのある空間を実現出来ているのは意外でした。植栽もかなり充実していますし、緩やかにカーブするアプローチの先で迎えてくれる縦格子と木目扉のエントランスデザインとも相まって非常に魅力的な空間が広がっています。
外観デザインに関してもバルコニー両サイドに横ルーバーをあしらうなどの工夫があり、全体的に繊細な仕上がりですね。
前回のシエリア蔵前。
公式ホームページ

お部屋は64㎡の3LDK、北・西・東の三方角住戸です。敷地北側道路沿いの細長い部分に設けられたお部屋で、北と東は2階建、西も3階建になるため、駅前の商業地域としては不思議なほど低い建物で構成されています。近隣にお寺が多いことも影響しているのでしょう。
低層階では広域での視界抜けは得られないものの、東方向の精華公園も多少望めそうですし、当物件のネックの1つである墓地もこちらのポジションであれば気になりません。
間取りは物件内で最も小さなタイプで、1フロア3戸のうち唯一南向きではないことによる日照面が考慮されてのものでしょう。
とはいえ、先ほどのお部屋とは異なり、小規模物件なりの柱の食い込みも顕著で3LDKとしてはかなり手狭な印象にはなってしまいますね。
玄関はこういったケースの設計では珍しいほど”深い位置”に設けられているため廊下が短く出来ているのは良いのですが…。

上層階(12~15階)はスカイツリービューにもなるため東側に大きなダイレクトサッシが設けられるのですが、こういった低・中層階のプランは三方角住戸にしては開口部が少なくちょっと残念な感じにはなりますね。そのように低層階でも視界面は悪くありませんし、視線などが気になるのであればカーテンを閉めればいいだけですので上層階同様の設計でも良かったのではないでしょうか。
坪単価は388万円。最上階は460万円ということで差は大きいのですが、スカイツリー及び花火ビューの付加価値からすれば違和感はないでしょう。
先ほどのタイプとは異なり柱の食い込みによるマイナス面はあるものの、低層階にしては視界良好なポジションではあるのでこのご時世の300万円台ならば"定借なり"の印象ですかね。
ちなみに、譲渡時等には地主の承諾は必要ですが、承諾料は不要とのことです。
設備仕様面は、小規模のためディスポーザーはありませんが、食洗機、トイレ手洗いカウンター、天然石のキッチン天板、さらにバルコニースロップシンクが備わっています。
なお、シエリア(関電不動産)ゆえのオール電化は好みの分かれるところですが、ゼッチ・マンションなりの高いエコ・断熱性能は魅力になるでしょう。
管理費は330円/㎡。ディスポーザーはありませんが、小ぶりな内廊下物件ということを鑑みれば悪くはないでしょう。地代及び解体準備金で231円/㎡かかってくることもあり、管理費等のランニングコストは控えめな方が良いですからね。
駐車場は全6台で身障者用を除いた5台が機械式になります。
設計はタクトプラン建築事務所、施工は大京穴吹建設です。
全戸60~70㎡台での総戸数41戸という点ではそれほど小さくはないのですが、15階建でのものですので敷地面積は600㎡に達していません。
駅近立地とはいえ、定期借地権ですし、前回の記事でも述べたように蔵前駅は大江戸線側も含め駅近物件は多くありますのでもう少しスケール感や視界的な魅力(東向き上層階からはスカイツリーや花火が見えるが、南側は墓地ビュー)が窺える立地だと良かったようには思います。
ただ、二方接道のランドプランは思っていた以上に特色がありますね。
北側道路へのアプローチはかなり細長いものとなっており本当に”ギリギリ”の印象にはなるのですが、敷地南側は道路沿いから建物をしっかりとセットバックし、道路との間に優雅なエントランスアプローチが設けられています。
駐輪場や駐車場を主に建物1階部分にしたことで空地のほとんどをアプローチに出来ており、この程度の敷地面積でこのレベルの広がりのある空間を実現出来ているのは意外でした。植栽もかなり充実していますし、緩やかにカーブするアプローチの先で迎えてくれる縦格子と木目扉のエントランスデザインとも相まって非常に魅力的な空間が広がっています。
外観デザインに関してもバルコニー両サイドに横ルーバーをあしらうなどの工夫があり、全体的に繊細な仕上がりですね。
前回のシエリア蔵前。
公式ホームページ

お部屋は64㎡の3LDK、北・西・東の三方角住戸です。敷地北側道路沿いの細長い部分に設けられたお部屋で、北と東は2階建、西も3階建になるため、駅前の商業地域としては不思議なほど低い建物で構成されています。近隣にお寺が多いことも影響しているのでしょう。
低層階では広域での視界抜けは得られないものの、東方向の精華公園も多少望めそうですし、当物件のネックの1つである墓地もこちらのポジションであれば気になりません。
間取りは物件内で最も小さなタイプで、1フロア3戸のうち唯一南向きではないことによる日照面が考慮されてのものでしょう。
とはいえ、先ほどのお部屋とは異なり、小規模物件なりの柱の食い込みも顕著で3LDKとしてはかなり手狭な印象にはなってしまいますね。
玄関はこういったケースの設計では珍しいほど”深い位置”に設けられているため廊下が短く出来ているのは良いのですが…。

上層階(12~15階)はスカイツリービューにもなるため東側に大きなダイレクトサッシが設けられるのですが、こういった低・中層階のプランは三方角住戸にしては開口部が少なくちょっと残念な感じにはなりますね。そのように低層階でも視界面は悪くありませんし、視線などが気になるのであればカーテンを閉めればいいだけですので上層階同様の設計でも良かったのではないでしょうか。
坪単価は388万円。最上階は460万円ということで差は大きいのですが、スカイツリー及び花火ビューの付加価値からすれば違和感はないでしょう。
先ほどのタイプとは異なり柱の食い込みによるマイナス面はあるものの、低層階にしては視界良好なポジションではあるのでこのご時世の300万円台ならば"定借なり"の印象ですかね。
ちなみに、譲渡時等には地主の承諾は必要ですが、承諾料は不要とのことです。
設備仕様面は、小規模のためディスポーザーはありませんが、食洗機、トイレ手洗いカウンター、天然石のキッチン天板、さらにバルコニースロップシンクが備わっています。
なお、シエリア(関電不動産)ゆえのオール電化は好みの分かれるところですが、ゼッチ・マンションなりの高いエコ・断熱性能は魅力になるでしょう。
管理費は330円/㎡。ディスポーザーはありませんが、小ぶりな内廊下物件ということを鑑みれば悪くはないでしょう。地代及び解体準備金で231円/㎡かかってくることもあり、管理費等のランニングコストは控えめな方が良いですからね。
駐車場は全6台で身障者用を除いた5台が機械式になります。