リストレジデンスセンター南パークサイドテラス【豊かなランドプラン、共用施設・デザインにも特長】5階70㎡7,450万円(坪単価350万円)

続けて、リストレジデンスセンター南パークサイドテラス。

設計はアーキタンツ、施工は大勝で直床になります。

ささぶねのみち隣接が当物件の最大のポイントに違いありませんが、それに次ぐポイントと言っても過言でないのが敷地面積約4,000㎡の豊かなランドプランです。
空地率は約59%と非常に高く、前回の記事で述べたマンション住人のために歩道も整備したサステナブルガーデンは大きな特長と言えるでしょう。

エリア的なもの(※)があるとはいえ、設置率7割近い駐車場を確保した上でこのような豊かなランドプランが実現出来ているというのは素晴らしいですね。
※機械式にはなりますが、駅徒歩12分でこのような設置率とするのは近年では稀なことで、エリア特性に配慮した結果でしょう。このエリアは高級外車ディーラーが多く愛車をお持ちの方が多いエリアでもあるのです。

また、デザイン監修に三菱地所のザ・パークハウスでの実績が豊富なインタープランデザインセンターを起用し、白を基調としつつも褐色(木目調ではない)のバルコニー軒裏やルーバーをアクセントとしているあたりは流石ですね。
エントランス周りも質感豊かなマテリアルや重厚な庇による高いデザイン性がありますし、スケール・価格帯以上の存在感を放つことが出来ると思います。

共用施設としては、地下1階(メインエントランス自体が道路から階段を下った地下1階になります。別途、直接1階につながるサブエントランスあり)にコンフォートラウンジとコミュニティラウンジという2つのそこそこの大きさのラウンジがあり、こちらも総戸数64戸のスケール以上のものと言えるでしょう。
これに加えサステナブルガーデンがあるのですから贅沢ですね。

前回のリストレジデンスセンター南パークサイドテラス

公式ホームページ
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お部屋はザ・フロント(南向きの棟)の70㎡の3LDK、南向き中住戸です。南側には5階建のアークガーデンがありますのでこの階でも視界が抜けるには至りません。しかしながら、離隔はそこそこに図れているので圧迫感は小さく、日照に関しては申し分ないでしょう。

間取りはギリギリでも70㎡に乗った中住戸で柱のアウトフレームも良好なので使い勝手が良さそうです。

連窓サッシこそ採用されていませんが、LD側だけでサッシ2枚半程度確保した開口部、隣接する洋室3に採用したウォールドアは評価出来ますし、玄関下足スペースにベビーカーなどを置ける窪みが設けられているのも良い点ですね。

奥行あるバルコニーにはスロップシンクに加え、トランクルーム(専有面積外)が設けられているのも大きな特長になるでしょう。

坪単価は350万円。日照良好な最上階住戸ということで物件内で上限に近い水準になります。
とはいえ、視界が抜けるわけでもなくサステナブルガーデンやささぶねのみちに面しているわけでもありませんので、立派に感じてしまいますね。南向きは低層階でも330万円ほどの設定になっており、全体的に強気な印象を受けてしまいます。

前回の記事で述べたように、平均でも330万円は下らない物件で、むろん環境的な魅力はあるのですが、かなり駅距離あってのものですし、ささぶねのみち(及びサステナブルガーデン)隣接の魅力を"直"に享受できるわけではない南向きでの330万円超は思っていた以上の水準でした。

設備仕様面は、そこそこのスケールがありながらディスポーザーはないですし、水回りの天然石天板仕様やトイレ手洗いカウンターもなく単価帯のわりにややシンプルな印象にはなるでしょう(このシリーズならではの良水工房は付いています)。
一方で、乾太くん(ガス乾燥機)を全戸に搭載しているのは大きな特長で、乾太くんの下部にスライド棚や収納スペースを完備するなど洗面所内が充実しているあたりもポイントになってきます。

管理費は182円/㎡。そこそこのスケールがありながらディスポーザーなしの外廊下ということで控えめな水準に出来ています。
昨今は強烈なインフレの影響で100円台のものを見かけることが少なく、ディスポーザーや内廊下に魅力や必要性を感じず、ランニングコストが安いことに重きを置く方には合う物件でしょう。

駐車場は全43台で身障者用兼外来者用のみが平置、42台が機械式になります。

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