バウス府中【田の字ベースでも中住戸らしからぬ特色あるプラン】4階72㎡6,998万円(坪単価322万円)
続けて、バウス府中。
設計はコモン・リンク、施工は大末建設、デザイン監修はシー・アンド・スタイルになります。
15階建・総戸数78戸は特筆すべきスケールではありませんが、”ミッドシティオーソリティ”をデザインコンセプトに威信や誇りを意識したというだけあって、重厚さや繊細さが窺えるものとなっています。
風合いある外壁タイルに加え、低・中層はホワイトなスラブラインを2層ごとに分節、手摺素材や外観仕上げを明・暗でT字型に分節、さらに、2~11階の南面両サイドにはきめ細やかな縦格子をデザインするなど、この規模の物件では稀に見る手の込んだものになります。
木ルーバーなどを用いた門構え風の結界性を高めたエントランス、地層のようなアートウォールや光壁(柱の側壁)が目に留まるエントランスホールのデザインも美しいですね。
また、実績豊富ないろ葉デザインを起用したランドプランも特徴豊かです。
近隣にはこちらを上回るスケールの物件が少なくなく、敷地面積約1,500㎡自体は特に目立ちはしないのですが、空地率は約59%と高く、敷地北側にプライベートガーデンが設けられています。
プライベートガーデンは15階建の当物件の背後(北側)になるため日照は芳しくないものの、敷地北東部のエントランスアプローチと連続する緑が印象的な空間で、花壇やベンチも設けられます。
一部に隣地が食い込んだ歪な敷地形状ではありますが、東西南北それぞれに接道部分があるのも魅力で、敷地北西部にはサブエントランスも設けられています。
前回のバウス府中。
公式ホームページ

お部屋は72㎡の3LDK、南向き中住戸です。先ほどの南西角住戸の東隣に位置する中住戸で、南向き中住戸の中でも西寄りになります。南方向はやはり当物件の機械式駐車場で、低層階でもその先のコナミのところまでは視界抜けが得られますね。南南東には3階建が隣接しますが、日照は申し分ないでしょう。
当物件は全戸南向きで中住戸は1フロア4戸あるのですが、他3タイプは全て60㎡台であり、こちらは昨今のトレンドからしてもゆったりとしたタイプになりますね。
敷地に沿って南面がちょっとだけ雁行設計になっている影響で、梁(下り天井)の食い込みは見られるものの、柱自体の食い込みは少なく、上手に纏まった印象を受けるプランです。
居室配置はいわゆる田の字なのですが、一般的な田の字よりもスパンを確保し、LDの開口部が豊かなのは大きなポイントですし、アイランドキッチンにより空間的な広がりも得られるという中住戸らしからぬ特徴を有しています。
隣接する洋室3にはウォールドアが採用されているのでかなり大きな空間とすることも出来ますし、”72㎡の中住戸”としてはかなり工夫が盛り込まれた好感の持てるプランですね。
坪単価は322万円。低層階中住戸なりに物件内では単価が抑えられています。
前回の記事で述べたように物件自体がやや強い印象ではあるのですが、低層階でも日照良好、駅近ながら落ち着いた環境、そして中住戸ながら間取り面での魅力も上々ですので、そういった点を重視する方にとっては悪くない水準だと思います。
また、以下のようにこの単価帯の物件にしては設備面のパフォーマンスも高いです。
設備仕様面は、そこそこのスケールながらディスポーザー付、さらに、食洗機、フィオレストーンのキッチン天板、トイレ手洗いカウンター、さらに、タッチレス水栓、アラウーノトイレとかなり充実しています。エコ・断熱性能に優れたゼッチ・マンションでもありますね。
管理費は249円/㎡。外廊下ですが、ディスポーザー付な上、意外にも「総戸数78戸でエレベーターが2基(※)」あることを考えればリーズナブルでしょう。借地権物件ゆえに地代及び更新料積立金が120円/㎡かかってきますが、それと合わせても"ちょっと管理費が高い物件"と同じぐらいの水準で済んでいるのは嬉しいですね。
※階建(フロア数)や1階住戸の数にもよりますが、総戸数80~90戸ぐらいまではエレベーターが1基となるのが一般的です。
駐車場は全28台で身障者用を含む11台が平置、残りの17台が機械式になります。
設計はコモン・リンク、施工は大末建設、デザイン監修はシー・アンド・スタイルになります。
15階建・総戸数78戸は特筆すべきスケールではありませんが、”ミッドシティオーソリティ”をデザインコンセプトに威信や誇りを意識したというだけあって、重厚さや繊細さが窺えるものとなっています。
風合いある外壁タイルに加え、低・中層はホワイトなスラブラインを2層ごとに分節、手摺素材や外観仕上げを明・暗でT字型に分節、さらに、2~11階の南面両サイドにはきめ細やかな縦格子をデザインするなど、この規模の物件では稀に見る手の込んだものになります。
木ルーバーなどを用いた門構え風の結界性を高めたエントランス、地層のようなアートウォールや光壁(柱の側壁)が目に留まるエントランスホールのデザインも美しいですね。
また、実績豊富ないろ葉デザインを起用したランドプランも特徴豊かです。
近隣にはこちらを上回るスケールの物件が少なくなく、敷地面積約1,500㎡自体は特に目立ちはしないのですが、空地率は約59%と高く、敷地北側にプライベートガーデンが設けられています。
プライベートガーデンは15階建の当物件の背後(北側)になるため日照は芳しくないものの、敷地北東部のエントランスアプローチと連続する緑が印象的な空間で、花壇やベンチも設けられます。
一部に隣地が食い込んだ歪な敷地形状ではありますが、東西南北それぞれに接道部分があるのも魅力で、敷地北西部にはサブエントランスも設けられています。
前回のバウス府中。
公式ホームページ

お部屋は72㎡の3LDK、南向き中住戸です。先ほどの南西角住戸の東隣に位置する中住戸で、南向き中住戸の中でも西寄りになります。南方向はやはり当物件の機械式駐車場で、低層階でもその先のコナミのところまでは視界抜けが得られますね。南南東には3階建が隣接しますが、日照は申し分ないでしょう。
当物件は全戸南向きで中住戸は1フロア4戸あるのですが、他3タイプは全て60㎡台であり、こちらは昨今のトレンドからしてもゆったりとしたタイプになりますね。
敷地に沿って南面がちょっとだけ雁行設計になっている影響で、梁(下り天井)の食い込みは見られるものの、柱自体の食い込みは少なく、上手に纏まった印象を受けるプランです。
居室配置はいわゆる田の字なのですが、一般的な田の字よりもスパンを確保し、LDの開口部が豊かなのは大きなポイントですし、アイランドキッチンにより空間的な広がりも得られるという中住戸らしからぬ特徴を有しています。
隣接する洋室3にはウォールドアが採用されているのでかなり大きな空間とすることも出来ますし、”72㎡の中住戸”としてはかなり工夫が盛り込まれた好感の持てるプランですね。
坪単価は322万円。低層階中住戸なりに物件内では単価が抑えられています。
前回の記事で述べたように物件自体がやや強い印象ではあるのですが、低層階でも日照良好、駅近ながら落ち着いた環境、そして中住戸ながら間取り面での魅力も上々ですので、そういった点を重視する方にとっては悪くない水準だと思います。
また、以下のようにこの単価帯の物件にしては設備面のパフォーマンスも高いです。
設備仕様面は、そこそこのスケールながらディスポーザー付、さらに、食洗機、フィオレストーンのキッチン天板、トイレ手洗いカウンター、さらに、タッチレス水栓、アラウーノトイレとかなり充実しています。エコ・断熱性能に優れたゼッチ・マンションでもありますね。
管理費は249円/㎡。外廊下ですが、ディスポーザー付な上、意外にも「総戸数78戸でエレベーターが2基(※)」あることを考えればリーズナブルでしょう。借地権物件ゆえに地代及び更新料積立金が120円/㎡かかってきますが、それと合わせても"ちょっと管理費が高い物件"と同じぐらいの水準で済んでいるのは嬉しいですね。
※階建(フロア数)や1階住戸の数にもよりますが、総戸数80~90戸ぐらいまではエレベーターが1基となるのが一般的です。
駐車場は全28台で身障者用を含む11台が平置、残りの17台が機械式になります。