クレヴィア中野新橋【繊細なデザイン、最上階に全戸防災備蓄倉庫】4階38㎡4,698万円(坪単価408万円)
続けて、クレヴィア中野新橋。
設計はジャイロアーキテクツ、施工はイチケンです。
ジャイロアーキテクツはプラウド(野村不動産)やザ・パークハウスアーバンス(三菱地所レジデンス)の実績がありますが、クレヴィア(伊藤忠)でお目にかかるのは初めてかもしれません。
「ザ・パークハウスアーバンス」はコンパクトタイプ中心のブランドですし、プラウドの実績もコンパクト系のものが多く、どちらかと言うとカジュアルモダンな雰囲気の物件が多い印象ですね。
ここも30~60㎡台のコンパクト中心のプロジェクトではあるので、重厚さや出色な高級感といったようなものはないものの、デザインに力を入れる近年のクレヴィアの傾向そのままに繊細なデザインを纏った物件で、複数色の外壁タイル、複数タイプのバルコニー手摺、複数のマリオンによる不規則な分節、そしてバルコニー軒裏の木目調仕上げ、と随所に拘りを感じることが出来るでしょう。
一方、共用面は小規模な上、1階フロアの多くを店舗スペースが占めるため、面積的なゆとりは感じにくく、エントランスホールはこじんまりとしています。ただ、そのように店舗スペースが入ることもあり1階部分の階高はかなり高くエントランスホールの天高は3.8mあるので縦方向の広がりはありますね。素材感のあるマテリアルと間接照明を多用したエントランスホールのデザイン面も見どころの1つです。
なお、珍しいのは"最上階"に設けられた全戸分の防災備蓄倉庫ですね。斜線制限に伴い最上階はフロア面積が限られており、その中途半端なスペースに防災備蓄倉庫を設けた形のようですが、防災備蓄倉庫の代わりに隣接するお部屋のルーバルなどを設けることは容易だったでしょうし(というか、そのようにする物件がほとんどでしょう)、何かちょっと勿体ない印象ではありますね。
前回のクレヴィア中野新橋。
公式ホームページ

お部屋は38㎡の1LDK、南向き住戸です。位置的には角位置ではあるのですが、東側は視界が芳しくなく共用階段が配置されていることも影響し、南側にしか開口部がありません。また、南側は接道しておらず、前建は4階建マンションになりますのでそちらの視界も芳しいものとは言えないでしょう。
ただ、南西方向は3階建ですので、日照に関しては良好ですね。本郷通り沿いは近隣商業地域なのでこういった高さのマンションが立ちますが(立っていますが)、敷地の途中から南方向はより高度地区による高さ制限が厳しくなる第一種住居地域なので将来的にも日照が妨げられる可能性は低いでしょう。
間取りは物件内で小さな方となる30㎡台ですが、近年の1LDKとしてはむしろ大きいですね。
LDの”外側”に洋室を設けたタイプになるためLDの開口部がかなり小さくなっているのは残念でしょう。
ただ、キッチンがアイランドになっているのでLDKの空間的な広がりがあり、かつ、洋室の引き戸を開くと大きな二面採光空間にもなるため、ライフスタイル的にひとつなぎの大きな空間として使うことが多い(時たま独立したベッドルームとして利用したい)ような方には面白いタイプになるでしょうね。
坪単価は408万円。こちらは基本的な1フロア5戸のうち唯一接道していないポジションということで、他タイプの低層階に比べると5~10%程度単価が抑えられています。
物件内では小さ目の30㎡台になるため(グロス価格が嵩まないため)、視界が芳しくなくとも単価はもう少し強くてもおかしくなかったように思いますね。
間取りはそのように好き嫌いが分かれそうなタイプではありますが、コンパクトタイプでも日照を求める方で、間取りもフィットするようであればまずまずの水準ではないでしょうか。
設備仕様面は、30~60㎡台のみの構成の小規模物件ですのでディスポーザーがないのは当然でしょう。ただ、食洗機、トイレ手洗いカウンター、フィオレストーンの水回り天板などが備わっているので違和感はありません。
※間取り図からは床暖房がないみたいに見えますが、普通に付いています。
管理費は344円/㎡。ディスポーザーはありませんが、小規模で内廊下設計を採用した物件ではあるのでインフレが顕著な昨今であればこれでも抑えられている方だと思います。
駐車場は、身障者用含む2台のみで平置になります。
設計はジャイロアーキテクツ、施工はイチケンです。
ジャイロアーキテクツはプラウド(野村不動産)やザ・パークハウスアーバンス(三菱地所レジデンス)の実績がありますが、クレヴィア(伊藤忠)でお目にかかるのは初めてかもしれません。
「ザ・パークハウスアーバンス」はコンパクトタイプ中心のブランドですし、プラウドの実績もコンパクト系のものが多く、どちらかと言うとカジュアルモダンな雰囲気の物件が多い印象ですね。
ここも30~60㎡台のコンパクト中心のプロジェクトではあるので、重厚さや出色な高級感といったようなものはないものの、デザインに力を入れる近年のクレヴィアの傾向そのままに繊細なデザインを纏った物件で、複数色の外壁タイル、複数タイプのバルコニー手摺、複数のマリオンによる不規則な分節、そしてバルコニー軒裏の木目調仕上げ、と随所に拘りを感じることが出来るでしょう。
一方、共用面は小規模な上、1階フロアの多くを店舗スペースが占めるため、面積的なゆとりは感じにくく、エントランスホールはこじんまりとしています。ただ、そのように店舗スペースが入ることもあり1階部分の階高はかなり高くエントランスホールの天高は3.8mあるので縦方向の広がりはありますね。素材感のあるマテリアルと間接照明を多用したエントランスホールのデザイン面も見どころの1つです。
なお、珍しいのは"最上階"に設けられた全戸分の防災備蓄倉庫ですね。斜線制限に伴い最上階はフロア面積が限られており、その中途半端なスペースに防災備蓄倉庫を設けた形のようですが、防災備蓄倉庫の代わりに隣接するお部屋のルーバルなどを設けることは容易だったでしょうし(というか、そのようにする物件がほとんどでしょう)、何かちょっと勿体ない印象ではありますね。
前回のクレヴィア中野新橋。
公式ホームページ

お部屋は38㎡の1LDK、南向き住戸です。位置的には角位置ではあるのですが、東側は視界が芳しくなく共用階段が配置されていることも影響し、南側にしか開口部がありません。また、南側は接道しておらず、前建は4階建マンションになりますのでそちらの視界も芳しいものとは言えないでしょう。
ただ、南西方向は3階建ですので、日照に関しては良好ですね。本郷通り沿いは近隣商業地域なのでこういった高さのマンションが立ちますが(立っていますが)、敷地の途中から南方向はより高度地区による高さ制限が厳しくなる第一種住居地域なので将来的にも日照が妨げられる可能性は低いでしょう。
間取りは物件内で小さな方となる30㎡台ですが、近年の1LDKとしてはむしろ大きいですね。
LDの”外側”に洋室を設けたタイプになるためLDの開口部がかなり小さくなっているのは残念でしょう。
ただ、キッチンがアイランドになっているのでLDKの空間的な広がりがあり、かつ、洋室の引き戸を開くと大きな二面採光空間にもなるため、ライフスタイル的にひとつなぎの大きな空間として使うことが多い(時たま独立したベッドルームとして利用したい)ような方には面白いタイプになるでしょうね。
坪単価は408万円。こちらは基本的な1フロア5戸のうち唯一接道していないポジションということで、他タイプの低層階に比べると5~10%程度単価が抑えられています。
物件内では小さ目の30㎡台になるため(グロス価格が嵩まないため)、視界が芳しくなくとも単価はもう少し強くてもおかしくなかったように思いますね。
間取りはそのように好き嫌いが分かれそうなタイプではありますが、コンパクトタイプでも日照を求める方で、間取りもフィットするようであればまずまずの水準ではないでしょうか。
設備仕様面は、30~60㎡台のみの構成の小規模物件ですのでディスポーザーがないのは当然でしょう。ただ、食洗機、トイレ手洗いカウンター、フィオレストーンの水回り天板などが備わっているので違和感はありません。
※間取り図からは床暖房がないみたいに見えますが、普通に付いています。
管理費は344円/㎡。ディスポーザーはありませんが、小規模で内廊下設計を採用した物件ではあるのでインフレが顕著な昨今であればこれでも抑えられている方だと思います。
駐車場は、身障者用含む2台のみで平置になります。
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