クレヴィア氷川台【立地を加味したゆとりある中住戸】2階73㎡7,440万円(坪単価337万円)

続けて、クレヴィア氷川台。

設計は三輪設計、施工は松尾工務店です。

敷地面積は1,500㎡弱ありますが、高さが出せない第一種中高層住居専用地域で、空地率は約41%と低いです。空地は駐車場と1階住戸の専用庭でほとんど消費してしまっていますし、1階にも8戸住戸を設けているため屋内・屋外共に共用空間にゆとりを感じることはありません。
総戸数37戸というスケールを鑑みてもエントランスホールはもう少しゆとりある設計に出来ていると良かったようには思いますね。

デザイン的には近年のクレヴィアシリーズの例に漏れずとても繊細です。
複数色・複数パターンの外壁タイルを用いているので見る方角によって建物から受ける印象が異なりますし、バルコニー戸境のマリオン、敷地形状の沿った雁行設計、要所要所に設けられたダイレクトサッシなども外観に良い影響を与えていると感じますね。

前回のクレヴィア氷川台

公式ホームページ
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お部屋は73㎡の3LDK、南西向き中住戸です。北西隣りが西角住戸(北西側道路に隣接)というポジションで、中住戸の中では道路寄りのポジションになります。南西正面方向には2階建住宅があり、視界への影響はありますが、日照に関しては問題ないですし、南~南東にかけて羽根木憩いの森が広がるグリーンサイドでもあります(前回の記事で述べたように羽根木憩いの森は将来的な不確実性が伴いはします)。

間取りは近年の中住戸としてはゆったりとした73㎡で、やはり前回の記事で述べたように子育て世代が特に魅力的に感じるであろう立地を考慮しているのでしょう。

LDの入口付近には実質的な廊下部分がそこそこ混入してはいるものの、柱の食い込みも少ないため、有効面積も大きいですね。この面積帯の3LDKでLD単体で14畳確保出来ているのは稀なことです。

坪単価は337万円。視界抜けは得られませんが、第2種高度地区や日影規制による斜線制限がありますので、仮に建物が立ってしまうようなことがあっても日照がガッツリ妨げられることはないでしょう。

間取り面も効率的ですし、駅距離はあれど城北中央公園が至近となる特徴的な立地に誕生する物件なのでやはり現実的な単価設定と感じますね。中住戸としては面積が大きくグロスが嵩み気味なことも多少は考慮されているのだとは思いますが…。

設備仕様面は、小規模のためディスポーザーはありませんが、食洗機、トイレ手洗いカウンター、フィオレストーンのキッチン天板が備わっており違和感はないでしょう。
また、ゼッチ・マンションなのでエコ・断熱性能が高く、着工時期的(※新築は対象工事への着手日が2022年11月8日以降)に「こどもエコすまい支援事業(100万円の補助金)」の対象にもなっています。

管理費は270円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、総戸数37戸の小ぶりなスケールを鑑みればむしろ御の字でしょう。

駐車場は全7台で、身障者用(平置)を除いた6台が機械式になります。

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