シティタワー虎ノ門【連坦設計ゆえの超高容積率】17階65㎡15,400万円(坪単価786万円)
続けて、シティタワー虎ノ門。
設計・施工は西松建設で、制振構造が採用されています。
ゼネコンは違いますが、グランドヒルズ南青山、グランドヒルズ元麻布などを彷彿させるデザインで、「シティタワー」ながら住不の最高ブランド「グランドヒルズ」に近いものを心掛けていると言えば聞こえはいいのですが、超高額物件であってもどこもかしこも同じようなデザイン(コンセプト)にしてしまう安直さ、芸の無さはマンションオタクからするとやっぱり残念でなりません。
基壇部の天然石をふんだんに用いた重厚さ、また、南面は上下3フロアごとに分節するなど繊細なデザインでもあるのですが大江戸タワーレジデンスにもちょっと似てますしね…。
共用施設としては、当然ながら高層階にラウンジなどは作らず中・低層階契約者(東京タワービューが望めないお部屋の契約者)を甘やかすことはありません(笑)。
ただ、駐車場(動線)などとの関係で1階に十分なエントランス空間(※)を設けることが出来なかったためか、3階に2層吹抜の大きなエントランスホール(傍らにコンシェルジュカウンター)を設けているのは悪くないですね。
※前回の記事で述べたように当物件は東側隣接地にリニューアルされる俊朝寺側との連坦建築物認定(一団地認定)を受け、俊朝寺側の容積率の余りをこちらの敷地に付け替えた形になるため、こちらの敷地自体はかなり窮屈なランドプランを強いられている。空地率は約30%。
駐車場側には1階から住戸階直通のエレベーターもありますが、メインエントランスにあるエレベーターは1~3階をつなぐシャトルエレベーターのため乗り換えが億劫というのはありますし、パークコート文京小石川ザ・タワーやブランズタワー豊洲などといった物件のように”わざわざ中継階を設けるほど”見映えする空間や共用施設が設けられているわけではないのは気になりますが…。
なお、2階にはテレワークルームがあります。
前回のシティタワー虎ノ門。
公式ホームページ

お部屋は65㎡の2LDK、北西角住戸です。西はガッツリと17階建のブランズ愛宕虎ノ門とお見合いになります。また、北東は複数のお寺があるエリアなので、視界抜けは望めますが、ガッツリ墓地ビューにはなってきます。
間取りは先ほどの東京タワービューの高層階住戸よりもむしろ面積が大きく、60㎡台中盤なので2LDKとしてはゆったりとしたタイプになります。
間取りもこちらの方が角住戸らしいもので(特に玄関・廊下の設計)、やはりタワマンの角住戸なりに開口部が充実しているあたりも魅力になるでしょう。
バルコニースペースをわりとしっかりと確保しており、柱を上手に逃がせているあたりもポイントですね。
坪単価は786万円。こちらも昨秋の第1期に比べれば上がっていますが、上昇幅は東京タワービュー住戸ほどではないですね。
好立地なのは間違いないですが、やはり物件自体が凄く目立つ/もの凄く高級感があるという類のものではありませんので、東京タワービューがない中で単価を伸ばすには限界があると思います(※むろん全体相場次第/インフレ次第なのは言うまでもありません)。
近年の近隣供給事例としては、ブランズ愛宕虎ノ門(2019年分譲/神谷町駅徒歩2分/約665万円※こちらと同じ普通借地権)、パークコート虎ノ門(2020年分譲/神谷町駅徒歩4分/約865万円)、プラウド新虎通り(2021年分譲/新橋駅徒歩6分/約720万円)、プライム虎ノ門(2023年分譲/神谷町駅徒歩1分/約700万円)といった感じで、昨今の相場高騰を加味すれば大きな違和感はないでしょう。
以下のように地代はそこそこの金額にはなりますが、最近はそこそこの都心立地でも700~800万円台は何ら珍しくなくなりましたし、この立地の中層階角住戸でこの水準ならば悪くはないように思います。
設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、トイレ手洗いカウンター、天然石の水回り天板に加え、全室ビルトインエアコン(プランによってはLDとベッドルーム1室)、さらに、全熱交換型24時間換気が採用されています。
管理費は985円/㎡と表示されていますが、内訳には地代が含まれており地代約486円/㎡を除いた純粋な管理費は499円/㎡になります。総戸数144戸と、けして大きくはないながらもディスポーザー、内廊下に加え、コンシェルジュサービスと各階ゴミ置場も備わっているので違和感はありません。
駐車場は全64台で機械式です。別途来客用兼電気自動車充電スペースが1台分あります。
設計・施工は西松建設で、制振構造が採用されています。
ゼネコンは違いますが、グランドヒルズ南青山、グランドヒルズ元麻布などを彷彿させるデザインで、「シティタワー」ながら住不の最高ブランド「グランドヒルズ」に近いものを心掛けていると言えば聞こえはいいのですが、超高額物件であってもどこもかしこも同じようなデザイン(コンセプト)にしてしまう安直さ、芸の無さはマンションオタクからするとやっぱり残念でなりません。
基壇部の天然石をふんだんに用いた重厚さ、また、南面は上下3フロアごとに分節するなど繊細なデザインでもあるのですが大江戸タワーレジデンスにもちょっと似てますしね…。
共用施設としては、当然ながら高層階にラウンジなどは作らず中・低層階契約者(東京タワービューが望めないお部屋の契約者)を甘やかすことはありません(笑)。
ただ、駐車場(動線)などとの関係で1階に十分なエントランス空間(※)を設けることが出来なかったためか、3階に2層吹抜の大きなエントランスホール(傍らにコンシェルジュカウンター)を設けているのは悪くないですね。
※前回の記事で述べたように当物件は東側隣接地にリニューアルされる俊朝寺側との連坦建築物認定(一団地認定)を受け、俊朝寺側の容積率の余りをこちらの敷地に付け替えた形になるため、こちらの敷地自体はかなり窮屈なランドプランを強いられている。空地率は約30%。
駐車場側には1階から住戸階直通のエレベーターもありますが、メインエントランスにあるエレベーターは1~3階をつなぐシャトルエレベーターのため乗り換えが億劫というのはありますし、パークコート文京小石川ザ・タワーやブランズタワー豊洲などといった物件のように”わざわざ中継階を設けるほど”見映えする空間や共用施設が設けられているわけではないのは気になりますが…。
なお、2階にはテレワークルームがあります。
前回のシティタワー虎ノ門。
公式ホームページ

お部屋は65㎡の2LDK、北西角住戸です。西はガッツリと17階建のブランズ愛宕虎ノ門とお見合いになります。また、北東は複数のお寺があるエリアなので、視界抜けは望めますが、ガッツリ墓地ビューにはなってきます。
間取りは先ほどの東京タワービューの高層階住戸よりもむしろ面積が大きく、60㎡台中盤なので2LDKとしてはゆったりとしたタイプになります。
間取りもこちらの方が角住戸らしいもので(特に玄関・廊下の設計)、やはりタワマンの角住戸なりに開口部が充実しているあたりも魅力になるでしょう。
バルコニースペースをわりとしっかりと確保しており、柱を上手に逃がせているあたりもポイントですね。
坪単価は786万円。こちらも昨秋の第1期に比べれば上がっていますが、上昇幅は東京タワービュー住戸ほどではないですね。
好立地なのは間違いないですが、やはり物件自体が凄く目立つ/もの凄く高級感があるという類のものではありませんので、東京タワービューがない中で単価を伸ばすには限界があると思います(※むろん全体相場次第/インフレ次第なのは言うまでもありません)。
近年の近隣供給事例としては、ブランズ愛宕虎ノ門(2019年分譲/神谷町駅徒歩2分/約665万円※こちらと同じ普通借地権)、パークコート虎ノ門(2020年分譲/神谷町駅徒歩4分/約865万円)、プラウド新虎通り(2021年分譲/新橋駅徒歩6分/約720万円)、プライム虎ノ門(2023年分譲/神谷町駅徒歩1分/約700万円)といった感じで、昨今の相場高騰を加味すれば大きな違和感はないでしょう。
以下のように地代はそこそこの金額にはなりますが、最近はそこそこの都心立地でも700~800万円台は何ら珍しくなくなりましたし、この立地の中層階角住戸でこの水準ならば悪くはないように思います。
設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、トイレ手洗いカウンター、天然石の水回り天板に加え、全室ビルトインエアコン(プランによってはLDとベッドルーム1室)、さらに、全熱交換型24時間換気が採用されています。
管理費は985円/㎡と表示されていますが、内訳には地代が含まれており地代約486円/㎡を除いた純粋な管理費は499円/㎡になります。総戸数144戸と、けして大きくはないながらもディスポーザー、内廊下に加え、コンシェルジュサービスと各階ゴミ置場も備わっているので違和感はありません。
駐車場は全64台で機械式です。別途来客用兼電気自動車充電スペースが1台分あります。