デュオステージ下北沢【下北沢駅以外に2駅2路線】1階33㎡4,910万円(坪単価499万円)

デュオステージ下北沢。

所在地:東京都世田谷区代田4-10-27
交通:新代田駅徒歩2分、世田谷代田駅徒歩6分、下北沢駅徒歩9分(京王井の頭線。小田急は徒歩10分)
用途地域:近隣商業地域、第一種低層住居専用地域
階建、総戸数:8階建、29戸(事業協力者住戸5戸含む)

近隣物件の多くがそうであるように物件名は「下北沢」になっていますが、新代田駅前で、環七通り沿いの賑やかなポジションになります。

ただ、敷地の一部が第一種低層住居専用地域であることからお分かりのように環七の内側には落ち着いた住宅街が広がっていますし、環七を越えはするものの下北沢駅徒歩10分圏内というのはやはり魅力になってくるでしょう。

世田谷代田駅が徒歩6分とそこそこ近く、下北沢駅を使わずとも2路線使えるあたりも地味に便利ですね。
世田谷代田駅周りは小田急線地下化により、新駅舎・ロータリー、そして、下北線路街開業したわりに駅前が寂しい印象もありますけど…。

買物便はスーパーで言うと、まいばす徒歩5分、トップパルケ徒歩8分が徒歩10分圏内、他はビオラル徒歩11分、ピーコック徒歩12分、オオゼキ徒歩13分といったところでしょうか。もう少し近いところに大きなものがあると良かったようには思いますが、こちらの物件自体はコンパクトで単身者も多いでしょうからあまり気にはなりません。

設計はPCMCアーキテクトサポート、施工は奈良建設です。

敷地面積500㎡に満たない小さな物件で、プラン的もコンパクトですので特に期待はしていなかったのですが、意外にも存在感がありますね。

特筆すべきは敷地北東部環七通り沿いに設けられたエントランスアプローチで、緩やかなカーブを描く側壁と植栽がとても印象的です。アプローチの幅もかなりしっかりとしていて小規模らしからぬゆとりもあります。

その先にはブラックの木目調素材と御影石で縁取られたエントランス、さらに、同様にシックな色味でまとめられ間接照明がふんだんに用いられたエントランスホールがあり、小規模ながらも単価帯なりの拘りを感じることが出来ますね。

公式ホームページ
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お部屋は33㎡の1K、北西角住戸です。何を隠したいのかホームページなどにも方位が掲載されていないのですが、そのように敷地の途中から西側が第一種低層住居専用地域(最高高さ10m制限)になる低層住宅街に寄り添ったポジションで、環七から1本入っただけでグッと落ち着きも増しますね。
向かいは2階建なので1階住戸でも圧迫感はないですし、南西方向からは日照も得られるでしょう。

間取りは33㎡ながら1LDKではなく1Kとなった昨今のトレンドからするとかなり珍しいタイプです。当物件は30~50㎡台が中心になっており、こちらは小さな方になりますが、1Kとしたことで空間的な広がりは得られるでしょう。
玄関・廊下をコンパクトにしつつ整形の1室のみとしたことで無駄も少ないですね。

室内の下り天井(梁)は少々気にはなりますが、12.3畳自体が非常にゆったりとしたもので、カウンターが設けられているあたりにも好感が持てます。

坪単価は499万円。400万円台後半から500万円台前半が多くを占める物件で、平均としてもこのぐらいになるでしょうか。

近年の近隣供給事例(コンパクト目のプランがそこそこあるもの)としては、リビオ下北沢(2021年分譲/下北沢駅徒歩6分/約505万円)、オープンレジデンシア下北沢コート(2021年分譲/下北沢駅徒歩4分/約495万円)、ヴァースクレイシアIDZ下北沢(2022年分譲/池ノ上駅徒歩12分/約435万円)、オープンレジデンシア下北沢ヒルズ(2022年分譲/下北沢駅徒歩5分/約550万円)といったところで、近年は下北沢駅徒歩5分前後の供給が多くなっているため、徒歩9分で環七沿いとなるとパンチに欠ける印象ではあります。

ただ、こちらが最もコンパクトな(平均専有面積が小さい)ため単価が高めになりやすいですし、下北沢以外の2駅2路線がほど近い点、さらに、ここ1年ほどの間のさらなる価格高騰を鑑みれば違和感はないでしょう。

設備仕様面は、小規模コンパクトですので当然ながらディスポーザーはありません。
食洗機、トイレ手洗い器は備わっていますが、床暖房がなくコンパクト目の物件とはいえ分譲マンションとしてはやや寂しい感じです。

管理費は295円/㎡。ディスポーザーはありませんが、内廊下の小規模物件ですのでむしろリーズナブルな方でしょう。

なお、駐車場はありません。

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