プレシス熊谷銀座【プレシスでは珍しい70㎡超の中住戸】1階70㎡4,028万円(坪単価190万円)

続けて、プレシス熊谷銀座。

設計・施工は長谷工で、プレシスでは珍しい直床になります。
一建設×長谷工はまだまだ数少ないのですが、初めてタッグを組んだプレシス幕張本郷が直床だったように、普段は二重床を採用することが多いプレシスも長谷工と組むケースでは直床が多いですね。

一方、前回の記事で述べたように総戸数58戸ながら敷地面積2,000㎡超のスケールを有した物件で、周囲に高い建物のない南東角地ということでなかなかの存在感があるでしょう。

また、空地率約66%というかなりゆとりあるランドプランが実現出来ているのも大きなポイントで、47台の駐車場や1階住戸の専用庭を確保しても、敷地内のゆとりを感じることが出来ますね。

エリア的(土地柄)に容積率が低めなので空地率の高い物件は多いものの、接道する敷地南側及び東側には植栽、そして、南東コーナー部のエントランスの手前、植栽(シンボルツリーのクスノキ)に面した部分に緩やかにカーブを描くエントランスアプローチを設けるなど、総戸数58戸としては特徴を感じる設計でもあります。

エントランスホールは総戸数58戸のスケールなりの印象ですが、植栽を望む窓面の大きな空間、また、外観に関してもバルコニー手摺の色味・形状を部分によって変えたシックな装いとなっているためエリア内では結構目立つものになりそうですね。

前回のプレシス熊谷銀座

公式ホームページ
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お部屋は70㎡の3LDK、南向き中住戸です。南側は道路との間に植栽がありますし、南側道路も交通量のある道路ではないため、1階でも良好な環境です。南側道路の向かいは2~3階建の低層建物で構成されているため日照も申し分ありません。

間取りは中住戸ながら70㎡に乗せたプレシスでは非常に珍しい3LDKファミリータイプになります。

ごくごく一般的な田の字タイプで、先ほど取り上げた角住戸同様に特徴としては玄関下足スペースにクロークスペースという窪みがあるぐらいです。

ただ、やはり大きく開け放つことのできる洋室3のウォールドアは魅力ですし、何気ないところですがキッチン脇のカウンターも便利でしょう。

坪単価は190万円。前回の記事で述べたように、下限でも200万円近い水準で、低層階は150万円ほどであった昨年のアルファステイツ熊谷末広あたりと比べるとどうしても立派な印象になってしまいます。

荒川がほど近くハザードマップ上、色が付いてしまうエリアでもあることを鑑みると専用庭があるとはいえ1階はもう少し上階と差のある水準になっていると良かったようには思いますね。

設備仕様面は、ディスポーザー、水回りの天然石天板仕様、トイレ手洗いカウンターなどがないのはスケール・価格帯的に違和感ありません。
食洗機は付いていますし、長谷工×タカラスタンダードのフレタスキッチンが採用されており、コンロとLDの間に壁がない(ガラスのオイルガード)のはお洒落ですし、空間的な広がりも魅力ですね。

管理費は179円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、昨今の強烈なインフレの影響でそれでも100円台になっていることは少なくなってきたことを考えれば御の字でしょう。

駐車場は全47台で、内訳は平置21台、機械式26台になります。

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