グランドメゾン国立富士見通り【超小規模ながらディスポーザー×内廊下】8階70㎡8,199万円(坪単価386万円)

続けて、グランドメゾン国立富士見通り。

設計は現代綜合設計、施工は川口土木建築工業です。

現代綜合設計はグランドメゾンシリーズを非常に多く手掛ける設計会社で、こちらも小規模ながらグランドメゾンイズムが詰まった物件ですね。

総戸数18戸という超小規模物件で、敷地面積は500㎡にすら満たないのですが、高さ自体はそこそこ(10階建)のため、空地率は約59%と高いです。
富士見通り沿いの敷地南側にはお馴染みの石積みのあるアプローチが施され、さらに、水平に伸びる軒、質感豊かな素材が採用されたエントランスアプローチの側壁なども素敵ですね。

外観に関しては、ホワイト・グレーをメインとしており重厚さには欠けるのですが、全タイプにダイレクトサッシを採用し、ガラス面豊かなフォルムを実現しているので、スケール以上の存在感を放つことうけあいです。

前回のグランドメゾン国立富士見通り

公式ホームページ
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お部屋は70㎡の3LDK、南東角住戸です。富士見通りの向かい(南)はやはり同10階建のクラッシィハウス国立があります。南東~東にかけては低層建物が多くなっており、特に東方向は少し先から一橋大学の広大な敷地が見渡せるポジションですね。
南方向のクラッシィハウスとの距離が南西角住戸に比べ近くなるため、南西角住戸ほど眺望的な魅力が高いわけではないのですが、上層階であれば日照への影響はないでしょう。

間取りは先ほどのものに比べると小さくはなるものの、しっかりと70㎡に乗せているのは悪くありません(当物件は60㎡台中盤からあります)。

先ほどの南西角住戸の開口部があまりにインパクトがあり過ぎたためにこちらが地味に感じてしまうところがあるのは否定しませんが、こちらもLDにコーナーサッシが採用されており、一般的な物件(他のデベロッパー)であればこのようなものが実現することはなかったでしょう。

リビングインの洋室3がLDとウォールドアでつながっているのは先ほどのタイプと同様ですが、こちらは洋室にコーナーサッシなどはないですし、LDのコーナーサッシに関しても視界抜けが得られる東方向が望みづらい形状なのはちょっと残念ですけどね…。

また、先ほどのタイプも似た傾向がありましたが、収納がちょっと少な目なのは気になる点になるでしょう。

坪単価は386万円。眺望的にもプラン的にも南西角住戸ほどの魅力はないため、階数のわりに単価が抑えられてます。
面積的にもグロス価格の嵩みはほどほどで、このご時世ならば致し方のない水準といった印象なのですが、やはり東方向の眺望を考えるともう少し東方向の開口部を充実させた上でこの単価であって欲しかったという思いはありますね。”この南面条件でのこの単価”はシンプルに高く感じてしまいますので角住戸なりの魅力をもっと高めて欲しかったのです。

設備仕様面は、総戸数18戸という超小規模ながらディスポーザーが付いていることに驚かされます。坪単価600~700万円といったような高額エリアの物件であれば分かりますが、このエリア・価格帯の超小規模でのディスポーザー付は意外でしたね。
もちろん食洗機、トイレ手洗いカウンターは備わっていますし、さらに、エネファーム採用、エコ・断熱性能の高いゼッチ・マンションでもあるなど、全体的に力を入れている物件と言えるでしょう。

管理費は448円/㎡。超小規模で内廊下、かつ、ディスポーザーを搭載しているだけあって高いですね。ただでさえ小規模はランニングコストが嵩みますし、国立エリアではかなり高価格帯の物件になってくるので検討者の予算などを鑑みてもう少し抑えた方(抑えられるパフォーマンスにした方)が良かったようには思いますね。
上層階のみ100㎡のプランを設けるなど、超高額住戸があるようなケースではそうはいかないのでしょうが、高価格帯とはいえここは60~70㎡台のみの構成ですので、なんというか"中途半端に高い(ランニングコスト含む)"印象を受けてしまうところがあるように思います。

駐車場は全6台で機械式になります。

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