パークアクシス北千束モクシオン【コンクリート顔負け!本格的な木造マンション】3階50㎡273,000円【坪賃料17,985円】

パークアクシス北千束モクシオン。

所在地:東京都大田区北千束2-495-3(地番)
交通:北千束駅徒歩4分、長原駅徒歩7分、洗足駅徒歩9分
用途地域:第一種中高層住居専用地域
階建・総戸数:4階建、33戸
築年:2023年

当物件は、三井不動産レジデンシャルの「パークアクシス」と三井ホームの木造マンション「MOCXION(モクシオン)」のコラボになります。
三井ホームの「モクシオン」は2021年築のモクシオン稲城が第1号物件で、当時もこちらの【賃貸版】で取り上げようと思ったのですが、早期に空室がなくなり賃料や間取りなどの情報がなくなってしまったため、取り上げられなかったという苦い思い出(笑)があります。
その後、今年5月にはモクシオン四谷三丁目が完成、そしてこちらの「パークアクシス」とのコラボということで、今後も増えていきそうですね。

当物件は、「モクシオン」として人と地球環境 にやさしい「木」を全フロアの構造部材に最大限活用すると共に、三井不動産グループの保有林を活用することで、建築資材の自給自足および森林資源と地域経済の持続可能な好循環を実現するという、建築業界に一石を投じたものになっています。昨日取り上げた最上階のみCLT材を用いたプラウド参宮橋が邪道と言うつもりは毛頭ありませんが(あちらはあちらで素晴らしい技術です)、こちらはほんまもんの木造マンションになりますね。

人と地球環境に優しい「木」を構造材に用いることにより建築時の CO2 排出量を約 50%に削減するとともに、ご入居中のCO2 排出量を実質ゼロとしたALL 木造カーボンゼロマンションで、高い耐久性と断熱・省エネ・遮音性能を備え、木造化技術を活用したプロジェクトとして、2022 年度国土交通省「優良木造建築物等整備推進事業」にも採択された物件になります。

一般的に、中層建築物を木造化する場合、規定の構造強度と耐火基準を満たすために下層階の構造壁が厚くなることや、遮音性の確保が課題になるものですが、当物件では「モクシオン」で新規に開発された高強度耐力壁を用いることで耐震性を確保しつつ耐力壁のスリム化(約164mm)を実現し、それにより設計の自由度を高め、建物の有効床面積を増加させることが出来ています。さらに、「高性能遮音床システム Mute(ミュート)」を採用することで、上階の衝撃音の伝播を低減させ、鉄筋コンクリート造と同等クラスの遮音性能を確保しているあたりも特筆すべき点でしょう。

立地としては、北千束駅前の第一種中高層住居専用地域の低層住宅街に位置しています。さらに高さ制限が厳しいその周りの第一種低層住居専用地域ほどではありませんが、エリア内にはマンションが少なく(※)、賃貸マンションとはいえなかなかに貴重な存在ですね。
※高さが出せず、大きな土地も少ないため採算的にマンションが立ちづらい(スケールのあるプロジェクトで採算をとる傾向のある大手デベロッパーは特に進出しにくい)。

買物便は、スーパーで言うと徒歩5分にオリンピック、徒歩6分にまいばす、また、長原駅や洗足駅の駅前それぞれに東急ストアもありますので良好です。
通学区も赤松小学校で徒歩3分と良好ですね。

設計・施工はもちろん三井ホームになります。
枠組壁工法ですので、柱・梁による室内の凹凸はありません。上述のように、耐力壁のスリム化を実現しているとのことで、内法面積における面積減少は抑えられています。

敷地面積730㎡ほどの小ぶりな賃貸マンションですので、共用面でのゆとりは感じにくいのですが、エントランスアプローチが深めに確保できており、クランクインでもあるためプライバシー面に優れています。
また、外観には木材そのままの色味だけでなくホワイトやブラックを用いたモノトーンを加えることで、木造でありながら木造感をいい意味で薄めているのは悪くないでしょう。ちなみに、モクシオン稲城よりはこちらの方が木造感のあるデザインになります。

エントランスホール脇のラウンジは小ぶりですが、天井には天然木の不燃材、さらに、国産広葉樹を利用したアートも設けられていますね。

公式ホームページ
SnapCrab_NoName_2023-8-16_14-34-25_No-00.png
お部屋は50㎡の2LDK、東角住戸です。北東は線路との間に4階建マンションがありますが、南東は道路を挟み2~3階建になりますので、日照はもちろんのこと部分的に視界抜けも得られますね。

間取りは、50㎡は2LDKとしてはやや小さいものの、玄関・廊下はこれ以上ないぐらいコンパクト、また、キッチンをLDへの動線部に配置しているので、全体として無駄に感じるところがありません。

こういったキッチン配置は1Kなどでよく見かけるもので、2LDKとしては好みの分かれるところではあるのでしょうが、分譲マンションほど抵抗はないですし、効率性の高さはかなりのものがありますね。

収納は若干少な目ですが、全体的に効率性を高めたことで居室畳数は専有面積以上のものがあるでしょう。

坪賃料は17,985円。20~50㎡台の構成となる物件なのですが、半分以上が30㎡台で構成されています。
20~30㎡台はグロス賃料が嵩まない分、もう少し単価が強めなのかと思いきやそんなことはなく、むしろこちらよりもやや控えめな16,000円台がほとんどですね。相対的に数が少なく、角住戸も多いためか40~50㎡台の方にプレミアムが乗った形になるようです。

全体的な賃料の印象としては、上述のように低層住宅街に位置し駅前も地味な北千束駅ではありますが、3駅3路線が徒歩10分圏内となる高い交通利便性を誇りますのでこのご時世としては悪くないように思います。希少性は言わずもがなでこのコンセプトにハマる方にはとても魅力的な物件になるでしょう。

設備仕様面は、食洗機やトイレ手洗いカウンターどころか床暖房もないいわゆる賃貸仕様になります。ただ、物件コンセプト・単価帯からしてこのご時世として違和感はないでしょう。

駐車場は2台のみで平置になります。

0 Comments



Post a comment