ザ・パークハビオ中野富士見町ガーデン【分譲顔負けの外観デザイン】13階40㎡195,000円(坪賃料15,972円)

ザ・パークハビオ中野富士見町ガーデン。【賃貸版】になります。

所在地:東京都中野区弥生町2-49-5
交通:中野富士見町駅徒歩4分、新中野駅徒歩11分
用途地域:近隣商業地域、第一種住居地域
階建、総戸数:14階建、115戸
築年:2023年

先ほど取り上げたザ・パークハビオ荏原中延駅前に比べるとやや小さくはあるものの、こちらもかなりスケールのある賃貸マンションですね。
近年はこの【賃貸版】で「ザ・パークハビオ」を多く取り上げていますが、全てを取り上げているわけではなく、こういった大き目のものも含め次々と供給されることに驚かされています。

こちらも20~50㎡台とコンパクトが中心ではあるものの、荏原中延駅前にはなかった50㎡台があり、やはり東西両面に抜け感のある眺望的な魅力も窺える物件になります。

立地としては、本郷通りから1本入りはするものの、中野通り沿いにはなります。そのため、静かな環境とまでは言えませんが、凄く交通量がある感じではないですし、通り沿いの近隣商業地域側に配棟した14階建になりますので、中層階以上で内側(第一種住居地域や第一種中高層住居専用地域)の低層住宅街を見下ろすことが出来ますね。

買物便は、中野富士見町駅前のオオゼキとマルエツプチが共に徒歩2分と良好です。

設計はIAO竹田設計、施工は村中建設です。
数あるザ・パークハビオの中でもデザインに力を入れていると感じる物件で、分譲マンションに数多く携わるIAO竹田設計ならではの芯のあるデザインですね。

バルコニーの外周部及び最上部の軒を木目調で囲うようなデザインが最大の特徴で、トレンド通りの試みとはいえ、濃いグレーの外壁とのコントラストも美しいIAO竹田設計らしい和モダンな意匠です。

1階には木目を前面に推したコワーキングラウンジがあり、総戸数115戸なりの共用施設が用意されているあたりもポイントの1つですね。
内廊下設計の共用廊下、さらに、防災面でも特色のある物件で、各階に防災倉庫を設けるという賃貸マンションとしては珍しい取り組みもなされています。

公式ホームページ
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お部屋は40㎡の1LDK、南西角住戸です。北西方向には今年出来たばかりの14階建のACOLT中野富士見町がありますが、西側は都立富士中・高の大きな敷地なので広域での視界抜けが望めますね。当物件は東向きと西向きで構成されており、東向きは新宿の高層ビル群、西向きは富士山ビューということでどちらも良好でしょう。

間取りは40㎡台に乗せた1LDKということで、昨今の新築では見かけることが少なくなった大き目の1LDKになります。

大き目とはいえ、廊下が結構長い設計ですし、賃貸マンションらしくバルコニー側の柱もガッツリ食い込んでいるため、一般的な30㎡台半ば~後半のプランと同等の使い勝手しかないでしょう。

廊下を西側の深いところまで延ばすことでベッドルームをノンリビングインとしているため、リビングインがNGな方には良いプランではあるのですが、LDの畳数及び形状を見るとちょっと勿体ない印象にはなってしまいますね。

坪賃料は15,972円。20㎡台の1Kタイプとの単価差はほとんどありません。また、低層階は14,000円台後半ということで上下差も大きくありません。

近年、近隣エリアではクレヴィア中野新橋(2023年分譲/中野新橋駅徒歩5分/約455万円※平均専有面積約46㎡)、バウス新中野(2023年分譲/中野富士見町駅徒歩5分/約435万円※平均専有面積約56㎡)という近い面積帯の物件が分譲されており、こういった上層階の坪単価を470万円と仮定した場合、表面利回りは約4.1%になるあたりからも違和感のない賃料設定と言えそうです。

設備仕様面は、スケールがあっても当然ながらディスポーザーはないですし、床暖房もない賃貸仕様ですが、トイレ手洗いカウンター(洗面所内にトイレがあるタイプを除く)は付いています。

駐車場は身障者用を含む全11台で全て平置になります。
敷地東側の第一種住居地域側(建物は高さが出せる近隣商業地域側)が駐車場になっており、この点だけを見るとかなり贅沢な土地の使い方という印象ですね。
20~50㎡台のみの構成ですが、平置駐車場を望む方にはより魅力的な物件になるでしょう。

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