ルピアコート大宮ザ・レジデンス【収納・水回りに拘ったまじめなレジデンス】2階67㎡5,398万円(坪単価265万円)

続けて、ルピアコート大宮ザ・レジデンス。

設計はエイツカ企画設計、施工は川口土木建築工業です。

敷地面積1,750㎡超のそこそこのスケールがあり、空地率も約54%とまずまずです。
空地の多くは設置率約76%の駐車場にはなるのですが、平置も多少用意できていますし、歪な敷地形状を生かしたエントランス手前のアプローチ空間も見どころの1つになるでしょう。

アプローチは建物主要部から続く堅固な壁・屋根で囲われたゲーテッドデザインで、シックな色味の素材を用いた壁面、木製天井で覆われたことによる重厚さが印象的です。

エントランスホール自体は特に大きくはないのですが、面したところにラウンジだけでなくキッズスペースまで設えた総戸数51戸としては珍しい設計で、こちらにも木目素材が多く用いられています。
ルピアコート東大宮同様にデザイン監修に三菱地所の「ザ・パークハウス」での実績が豊富なインタープランデザインセンターを起用しただけのことはあるでしょう。

外観デザインに関しても5パターンのバルコニー手摺を組み合わせたことで遠目からも分かる繊細さがあります。

前回のルピアコート大宮ザ・レジデンス

公式ホームページ
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お部屋は67㎡の2LDK+S、南西向き中住戸です。先ほどの南角の隣に位置しており、全戸南西向きとなる中住戸のうち”南東寄り”に位置しています。
産業道路の向かいは5階建マンションになりますので、視界は妨げられますが、離隔は十分にあり日照は良好です。

間取りは70㎡に満たないやや小ぶりな実質3LDK(2LDK+S)で、ピアキッチンなどにはなっていないオーソドックスな田の字設計になります。

敷地形状に沿って、歪なフロアプランになっているため、サービスルームのところに柱が食い込んでいるのは残念なのですが、それ以外大きな違和感はないでしょう。

連窓サッシではありませんが、LDの開口部はサッシ2枚半程度の幅があるのは嬉しい点ですし、玄関にベビーカーなどを置くのに適したマルチスペースがあるのも好感の持てる点でしょう。

坪単価は265万円。1階にはもう少し安い250万円台もありますが、こちらも下限に近い設定になります。
ここいら辺は周辺よりも少しだけ標高が低くなっており、内水ハザードマップ上、うっすら色の付いたエリアになりますので1階と2階でこのぐらいの差はあってしかるべきでしょう。
以下のように、この単価帯の物件としては設備面が充実しているあたりもポイントになります。

設備仕様面は、ディスポーザーはありませんが、食洗機に加え、タッチレス水栓、キッチン背後の大型食器棚、浴室のファインバブルシャワーヘッドなども備わっています。
また、このシリーズらしく水場や収納などのちょっとした工夫が数多く設けられており、中でもウォークインクローゼット内リモートワークスペース(中段をカウンターとして使うことが出来るようになっている)、アクンダナ(廊下壁面収納兼居室扉)が魅力的ですね。
当物件は”しあわせにまじめなレジデンス”をコンセプトにしており、こういったあたりからもその様子が伝わってきます。

管理費は185円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、総戸数51戸の並のスケールでの100円台は悪くないでしょう。昨今の強烈なインフレ下においてはリーズナブルな方と言えます。

駐車場は全39台で、9台が平置、30台が機械式になります。

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