ルネ花小金井ザ・レジデンス【スケール感のある南口徒歩4分】2階82㎡7,948万円(坪単価319万円)

ルネ花小金井ザ・レジデンス。

所在地:東京都小平市花小金井南町1-30-11他(地番)
交通:花小金井駅徒歩4分
用途地域:商業地域、第一種中高層住居専用地域
階建、総戸数:8階建、162戸

「仮称HANAKO4YOU(ハナコフォーユー)プロジェクト」、総合地所、積水化学工業、大栄不動産による3社のJVで、総合地所の持分が大きいことから物件名(ブランド)は「ルネ」になりますね。
※ちなみに、花小金井には総合地所と長谷工のJVによる総戸数302戸の大規模物件「ルネ花小金井」が既に存在しています。

こちらも総戸数162戸のそこそこのスケールがありますが、近年の花小金井と言えばシティテラス小金井公園(922戸)、シティハウス小金井公園(740戸)であり、シティテラスが分譲開始された2016年以来7年以上に渡り分譲し続けているという状況なので、スケールや高級感といったところにおいてはけして目立つ物件ではありません。
※その少し前2015年にもザ・パークハウス花小金井ガーデン(1・2街区合わせ総戸数462戸)が分譲されています。

ただ、2017年分譲のザ・パークハウス花小金井フロント同様の「駅徒歩4分×総戸数100戸超」は貴重な存在で、それらの超大規模物件とは異なる駅近のポジションは分かりやすい魅力になるでしょう。
ザ・パークハウス花小金井フロントは北口徒歩4分でしたが、こちらは南口の徒歩4分なので広大な小金井公園(徒歩11分)がより近くなりますし、小金井街道から1本入った敷地の多くが第一種中高層住居専用地域となる住環境とのバランスも魅力の1つでしょう。

接道しているのは敷地南側のみで、北側の小川山田無線(都市計画道路による拡幅計画あり)に面していれば、この後に分譲されるサンリヤン花小金井ステーションフロント(駅徒歩1分)に匹敵するかなりの駅近物件になっていたので少々惜しい印象もありますが、利便性×環境が高いレベルでバランスした物件であることは確かでしょうね。

買物便は、スーパーで言うと徒歩4分にピーコック、徒歩6分に西友、徒歩8分にいなげやということで北口物件に比べると弱めなのですが、駅近なりの利便性は十分にあります。

一方、通学区は小平第八小学校で徒歩16分とかなり距離があります。起伏はほとんどありませんが、小金井街道を越える必要がありますし、低学年だと少々遠く感じるかもしれません。

公式ホームページ
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お部屋は82㎡の4LDK、南西角住戸です。敷地南西端に位置する角住戸で、両面共に青空駐車場(南西は青空駐車場の手前が小さいながらも花南第一公園)というポジションで、日照・視界共に優れています。南南東は6階建のマンション、西はコインパーキング(青空駐車場)の先が小金井街道といいことばかりではないですし、車の出入りによる喧騒もあるでしょう。
ただ、小金井街道沿いの第二種中高層住居専用地域もこちらの一種中高層と同じで「第2種高度地区×最高高さ25m」の高さ制限がなされていますので、将来的に日照が奪われるリスクも小さいですね。

間取りは物件内でも大きな方で、その長い日照時間を考慮したゆとりあるタイプになります。
80㎡を優に超えていますし、角住戸にしては玄関・廊下がコンパクト、また、柱の食い込みも抑えられているので有効面積もしっかりとしています。

LDの入口付近の実質的な廊下部分はやや長めではあるものの、LDから洋室3にかけての引き戸×連窓サッシ設計は魅力的ですし、LD側だけでサッシ3枚分の開口部を確保出来ているあたりも好感の持てる点でしょう。

一方、そのように効率性は悪くないのですが、居室畳数を重視したようで、少な目な収納には注意が必要でしょうか。
また、近年の80㎡台は1418が主流になっているので仕方ない点ではあるものの、こちらも”普通に”1418なのは残念ですね。

坪単価は319万円。低層階中住戸には300万円を切るものがある一方で、ルーバル付の上層階住戸には360万円ほどのものもあり、平均は320万円程度になるでしょうか。

近年の近隣供給物件数が少ないため、2015年以降のものを挙げておくと、ザ・パークハウス花小金井ガーデンⅠ・Ⅱ街区(2015年分譲/駅徒歩7・8分/約215万円)、シティテラス小金井公園(2016年分譲/駅徒歩8分/約210万円)、ザ・パークハウス花小金井フロント(2017年分譲/駅徒歩4分/約225万円)、シティハウス小金井公園(2020年分譲/駅徒歩10・11分/約225万円)となります。

分譲開始から3年が経過したシティハウスは270〜280万円が平均的な水準になるまで値上げしており、シャトルバス物件とはいえ、駅距離を鑑みれば大きな違和感まではないでしょう。

ただ、同駅徒歩4分のザ・パークハウス花小金井フロントと比べるとかなりの上昇度合いですし、平均で優に300万円を超えるとまでは思わなかったというのが正直なところです。

お隣の田無駅や小平駅でも近年の供給はなく、沿線で近いものとなると23区内のシティテラス善福寺公園(2023年分譲/上石神井駅徒歩11分/約335万円※第1期。現在は値上げしています)やエステムコートグラン吉祥寺(2023年分譲/武蔵関駅徒歩10分/350万円程度※上層階のプレミア感のあるお部屋に400~500万円台があり、平均を算出するのが困難)があるのですが、駅距離の差があるとはいえ差が小さく感じてしまいますね。

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